On a bench ブログ

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聴いたCD Jackson Harrison Trio : Land Tides

2016年12月28日 | ジャズ
Land Tides
 
Hatology

Jackson Harrison(p) Thomas Morgan(b) Dan Weiss(ds)

 いやあ、今この文章書いているのって年末の12月27日の深夜なんだけど、ここ最近なんだかんだで全然落ち着かず、このブログも10日くらい空いてしまっていた。音楽はもちろん聴いてはいたんだけど、しかしどこかあまり耳に入っていなかったというか。

 で、正月休みは、溜まっている本やCDをまとめてやっつけようと毎年思うんだけど、結局それまでの疲れがまたっていて2,3日ゴロゴロしたりちょっと片付けしたりしているうちに年が明けちゃって、それで気づけば休みも半分以上過ぎているというのがいつものパターン。

 同じ一週間くらい休むにしても、例えば年末で仕事も辞めちゃって、これからしばらく何もしなくていいとなったら、全然気分も違って疲れも取れると思うんだけど。そうか、じゃあホントにそんな風に思い込んでしまって、初出勤の前日に突然仕事のことを思い出せばいいのか・・・、なんてアホなことを考えたりもしております(笑)。

 で、関係ない話はこれくらいにして、

 実は、このCDは数週間前(?)に当ブログに書こうとして、いつのまにか忘れてしまっていた盤。

 ぼくの場合、とにかく日頃いろいろ聴いたCDを手近な場所にどんどん積み重ねていくクセがあるので、うっかり他の盤のを上に置いたりすると、たまにこういうことが起こってしまう。

 しかし、忘れたといっても印象が弱かったわけではなく、ここ最近聴いたピアノ・トリオの中でも鮮烈だった(録音的には2006年でけっこう古いのだが)。それと、入手していたのも実は2,3年前。

 リーダーのピアノ、Jackson Harrison はオーストラリア出身1980年生まれ。ビル・エヴァンスでジャズに目覚め、マイク・ノックに師事したとのこと。

 で、タイプ的にはコンテンポラリーなピアノ・トリオなのだが、何と言うか、いい意味で独特の渇いた雰囲気があるというか。それで、ECMにも通じるような耽美感もあり。でも、ECMの纏っている北欧の雰囲気とはちょっと違って、そこにオーストラリアの空気感が溶け込んでいるのが、この盤の売りではないかと。

 自分はこれまでオーストラリアのジャズというと、ほんの数枚しか聴いたことがなくて、その中であまり鮮烈な印象を受けたこともなかったのだが(というよりも、何だかアメリカの地方都市のジャズっぽい雰囲気だったりもして、はっきりとオーストラリアの個性を思い起こされること自体がなかった)、このCDではホントにジャケットのような荒涼とした大地の渇いた空気というべきものが(まあ、ジャケット写真が本当にオーストラリアの風景かも知らないのだが。でも、日頃からジャケットの印象に引きずられて聴くのも悪いことではないと思っている)すごくJackson Harrison の演奏に反映されているように感じる。

 言うなれば、意識的にECMのような現代的なピアニズムと、オーストラリアの渇いた空気感を取り入れた、2000年代のピアノ・トリオといえるのではないかと。それと、聴いていてピアノと同じくらいに目立っているのが軽い太鼓中心で非常に硬質なDan Weissのドラムスで、むしろこの盤はピアノとドラムスの2人でこの独特の空気感を形作っているようにも感じる。

 このベースのThomas Morganとの2人は普段ニューヨークでやっているらしいんだけど、もしもレコーディングに際して初めて組んで、Jackson Harrison の個性に合わせて素早く対応したのであれば、これはかなりスゴい。

 というわけでこの盤、全体的にかなり絶賛なわけだけど、じつはこの Jackson Harrison 、この盤からほとんどCDのリリースがないみたいで、その後あまり活躍できていないのかとも思っていた。だが、どうやら最近、Sinteringという新譜が同じHATHUTから出た様子。いずれDUで出会ったら(普段は安くなるのを待ったりするんだけど)すぐに聴くことにしよう。

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