On a bench ブログ

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聴いたCD Jean Paul Estievenart:Wanted

2017年05月13日 | ジャズ
Wanted
 
De Werf

 Jean Paul Estievenart(tp) / Sam Gerstmans(b) / Antoine Pierre(ds) / Perico Sambeat(as)

 今日は若手のトランペッター、 Jean Paul Estievenart のCD(たぶんリーダー作としてはデビュー盤)を聴く。例によって初めて知った人だけど、大変良いです。

 これはもともとレーベル拾いの盤で、この「De Werf」、ベルギーのレーベルでたまにディスクユニオンとかに落ちているんだけど、かなりマイナーながらこれまで買った盤がけっこう良かった記憶があって、それで今回もジャケットは暗くてどうかなあと思ったんだけど、信用してみる気になった。

 で、編成はちょっと珍しいトランペット・トリオで、クレジットの最後にいるPerico Sambeatはゲスト。Perico Sambeatは他の盤でJean Paul Estievenartと共演歴があるらしくて、それで今回のデビュー盤に花を添える形になったんだと思うけど、しかし正直な話、そんなゲストなど必要なかったくらい、元来のトリオの演奏が素晴らしい。

 そもそも、コード楽器が入らないトランペット・トリオっていうのはかなり難しい編成らしくて、ほとんど盤も見かけないし聴いた記憶もあまりないし、数少ない聴いたものも確かにあまり印象に残らない感じだったのだが(とはいいつつ、個人的に一番違和感があるのはピアノとのデュオみたいなヤツで、「いやあ、丸々1枚ピアノ伴奏でトランペット聴かされてもなあ」と、たまに見つけても全く触手が伸びない)、この盤は何が難しいのっていうくらいに最初からすごく自然だし、別に奇を衒ったような狙いも感じない。

 まあ、狙いがあったとすれば、やはりデビュー盤にあたっての多少気負いがあって、それであえてトリオにしたということはあるかもしれないけど、でもそれはむしろ自信の表れだったんじゃないかと思うし、実際の演奏としても成功したんじゃないかな、と。

 で、この Jean-Paul Estiévenart 、まだ30過ぎくらいで(この盤で何よりも感じ、そして功を奏しているのは他の二人を含めての溌剌とした若さだと思う)、しかしその割には下積みも長かったらしいんだけど、性格的に明るくて向日性があるのが好ましく思えるし、それでいて全体にしっかりとブレないで真っすぐ立てているような印象も今回受けて、そんなところが何だか魅力的に感じる(そういう意味でも、このCDの暗いジャケ写真は全然イメージに合わなかったんじゃないかな。ホントに、あやうく見逃しそうになったぞ)。

 曲的には、ウォーキング・ベースの古っぽい曲からちょっとトガりめの曲まで様々で、今後そのへんどうなっていくのかとはちょっと思うけど、とりあえずは今のままで十分魅力的なのではないだろうか。マイナー・レーベルだからすごく割りを食っていそうなのが(ベルギーだとヨーロッパの中でもあまり話題にならないんじゃないだろうか)可哀そうだけど。

 最後に、さっきYoutubeでビデオ見つけたので、ちょっと貼っておきます。それと昨年、また同じメンツでニュー・アルバムを出したみたいです(この盤は2013年)。やはり、このトリオ編成が上手くいっていたという証しじゃないだろうか。

Jean-Paul Estiévenart - Wanted - CD release

 

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