On a bench ブログ

ようこそ、当ブログへ。ジローと申します。
 毎日毎日、たくさんのCDやLPを聴いて過ごしております。

聴いたCD Florian Weber : Criss Cross: Exploring The Music Of Monk & Bill Evans

2017年07月12日 | ジャズ
Criss Cross: Exploring the Mus
 
Enja

 Florian Weber (p,el-p) Donny McCaslin (ts) Dan Weiss (ds)

 これはここ数日よく聴いたCD。Florian Weber 、Donny McCaslin、Dan Weiss によるモンク、エヴァンス集です。

 ・・・と書き出したものの、こういうCDにはちょっと困惑してしまう。というのは、ぼくは真っ当なジャズの素養が乏しく、モンクにしろエヴァンスにしろ、これまで聴いた分量が少なすぎるから。

 今回は、もともとFlorian Weber と Donny McCaslin という知った名前があったから拾ったCDで、演奏自体はすごく美しくて良かったんだけど、しかし原曲の知識を下敷きにして聴くような芸当は、まあこれからも当分はできないわけで。

  というか、特にモンクは個人的にはエヴァンスよりずっと他の盤でカヴァーを聴く回数が多くて、その度に原曲を聴いてみたりするのだが、何と言うか、オリジナルは何かの原液みたいに「濃い」というかゴツゴツしすぎていて、結局その時に聴いている現代的な(ある意味エッセンスを薄めたような)演奏のほうが耳に残ったりしがち。

 今回の場合だって、明らかに以前聴いたことがあるはずの曲が多いのだが、なぜかその時の記憶に全く結びつかなかったりしてしまう。

 というわけで、ベテランのジャズ聴きさんたちに比べてハンディキャップは否めないのだが、しかし内心では、この盤はきれいな演奏だし当然ながら曲はいいので、当人としてはなかなか楽しく聴くことができて、それはそれでいいじゃないかとも思わなくもない(まあ、ただの負け惜しみなんですけど)。

 あと、リーダーの Florian Weber だけど、そもそも自分は、以前この人を似たような名前の Florian Ross と混同していたことがあって、それで意識の端っこで「申し訳ない」と、勝手に恐縮してしまっていたピアニスト。

 で、それに加えて過去に聴いた盤が今一つ印象に残ってもいなかったので「いつまでも霧の中」みたいな感じだったんだけど、今回のCD、ベース無しのピアノ、サックス、ドラムスによる構成の湿り気のないスッとした雰囲気がちょっと「おっ」と思えたし、自分の右側にピアノと直角にエレピを置いて左手でピアノ、右手でエレピを同時に弾いたり、モンク、エヴァンス集と謳いながら一曲レディ・ガガが入っていたりと、やっと「顔」が少し見えてきたような感じ。

 Donny McCaslin も、過去にリーダー作でカッコいいと思ったこともあるけど、今回はリーダーでも自分の曲でもないし、まだはっきりピンと来るには至っていない感じかなあ。気づけばとてもニュアンス豊かな演奏だと思うけど(例えば、この人は時々低音を少し遅れ気味にもさっと吹いて、高音では逆にパッと立ち上がらせて細かい表情をつけたりしているのだろうか)。

 ・・・まあ全体的に、聴きながら自分はまだまだ「勉強中」だなあ、と何度も思ってしまったCDでもあります。でもこれ、何度聴いてもイヤみなく聴けて、意外とオススメな盤なのかも。

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