On The Earth

いろいろ興味があることを、とりあえず書き連ねてみる。

オリーブオイル探し

2016-07-24 22:00:22 | いろいろ
もう5、6年は前になると思うけれど、よく聴いていたラジオ番組からプレゼントで、すごくおいしいオリーブオイルをもらった。ビネガーとソルト&ペッパーと合わせてパスタサラダを食べるのにぴったりの、さわやかでフルーティーな味の。カペリーニを作るにもぴったりの。

火を通さないときだけ使うのをルールに大切に使ううちにドレッシングを買わなくなったから、その一瓶が空いてしまうと、同じものを買わなきゃ気が済まなくて売っているお店を探した。輸入元は神戸の会社で、当時ネットで買えるお店は3店舗かせいぜい5店舗くらいしかみつからなかったし、割引でおいているような店舗もなかったように記憶している。しかも、別で送料もかかる。そんななかで、都内のホテルのショップに置いているという情報をみつけて、遥々お出掛けして買いに行った。出掛ける前に電話で価格を確認すると、そのオリーブオイル1本の値段は、交通費を足しても、他のお店からネットで取り寄せるより若干安いくらいだった。

そのお店のあるホテルは、旅行ガイドを開けばホテルのページのいちばん上に、たくさんの★を並べて掲載されているようなところだから、1年強に1回くらい――大事に大事にそのオリーブオイルの500mlの瓶を空にするまでそのくらいの時間がかかった――わざわざ時間を作ってオリーブオイルを買いに足を運ぶのは、けっこう楽しい用事だった。併設されているイートインスペースで、サラダやデリを食べておいしいおいしいオレンジジュースを飲むのも、そこで流れていく時間も豊かだった。そういう風にして、3回か4回くらい、オリーブオイルを買いに行った。

少し前にオリーブオイルがなくなったから、今日はまた久しぶりに、オリーブオイルを買いに向かった。午後の少し遅めの時間帯だったけれど、期間限定のお得なメニューが用意されているとかで、混みあっていた。だから今回は、イートインに座って何か食べながらついでにオリーブオイルも用意してもらうようなことはやめて、まずオリーブオイルを確認した。探しものはすぐに見つかった。けれど、手に取るのはやめた。その価格は、私が記憶していたよりも1000円くらい、もしかしたら1500円以上も高かったから。3度見したけれど、やっぱりみたことのない値段がついていた。なんだか唖然としてしまって、おいしいおいしいオレンジジュースもスルーして、すぐに外に出た。去年買った時、他に食べたものと合わせても、なんだかずいぶん高額な請求だなぁと思ったから、そのときにはもう値上げされていたのかもしれない。くわしいことはわからない。

けれど、帰りの電車にのりながらiPhoneで検索すると、私の記憶にある価格で、そこから少し値引きされているような価格で販売されているのを、ものの一分でみつけた。そういう店舗はいくつかあって、追加でかかる送料と税を含めても、今日見てきたホテルのお店に掲げられていた価格よりは、1000円以上安く手元に届くことがわかった。注文したから、おそらく今週中には届いて、夏ばての季節に最適のパスタサラダやカペリーニを食べられるようになるだろう。

あのホテルのお店を嫌いになったというのはおおげさだけれど、それでもぜんぜん納得がいかないし、おいしいオリーブオイルを買う以外の用事はないから、そしてちょっと通りすがるような場所でもないから、これからもう先に、訪れるような機会があるかはわからない。そしてもし訪れたとしても、オリーブオイルを一般的な価格よりも1000円以上も上乗せして販売しているお店と認識してしまうこと(探し始めた当初は一般的に販売されているほどのものではなかったけれど今はネットで注文できるお店がある程度の数みつかった)、そう思ってしまうことがあの豊かな時間の流れる空間に少し水を差すことになることが、とても残念で悲しい。ホテル価格というのが、一般的に販売されている価格よりも高くなるのは理解できる気がするけれど、違う値段で売っていたのを知っているから、やっぱりうまく折り合いをつけられない。

写真は、ずっと前に行った時、おいしいおいしいオレンジジュースを飲んでひとやすみしたときの。午後はショックが大きかったけど、のんびり休んでトロピカーナのオレンジジュースを1リットル空けながらこれを書いたら、ほんの少しは落ち着いた。でもやっぱり悲しい。


新しい季節

2016-03-31 23:59:59 | いろいろ
2015年度が終了。いつぶりかわからないくらい予測可能性に満ち満ちた穏やかな一年だった。ごはんを食べて、ゆっくり眠って、気になる映画はほとんどすべて観に行って。安定的な生活を満喫。のびのび過ごせたとても貴重な時間だった。そのような生活はどうやらもう続かなそうな感じなのだけれど、どのくらい忙しくなるかは未知数。新しい季節。がんばらなくちゃ。

happy for you

2015-05-01 23:26:14 | いろいろ
If you are happy, I'm happy for you.
だれに対しても、ためらいなく、そう言える自分でいたい。
私の周りのすべての人に幸せでいて欲しくて、だけど、その源泉が常に自分自身であるわけではないことは真で。そしてその逆もまた真。

いつでもベストを尽くして、一方で、いつでも旅に出る準備をしておこう。そうできる場所に居るから。そのことが大事だから。

はじめに英語ででてきてしまった言葉を日本語に置き換えることは多くの場合nonsence.




年の瀬

2014-12-31 08:46:04 | いろいろ
会いたい人に会い、風邪で痛めた喉を心配しながら、とりとめもなく溢れ出す思考と言葉を口に出して、喉をカラカラにしながらも精神的な豊かさを味わうという、とても贅沢な時間を過ごしているうちに、2014年が暮れていきます。話すのが楽しい友達に恵まれていることは、とてもとても幸運なことです。inspirationの元になる会話というのは、誰とでもできるというものではないから。

激動というのはおおげさだけど、転機の一年でした。まず2015年は、手に入れた環境を最大限に活用すべく、がんばる予定。落ち着かない日々が続いてたから、少し余裕がもてるような生活もできたらなぁとも思う。

久方ぶりに、単に幸運を祈るだけじゃなく、よい一年にできるように自分が動かなくちゃと思える、positiveな思考に溢れてる2014年の年の瀬。

来るべき2015年が、みなさまにとって素晴らしい一年になりますようにって願うのはもちろん、自分で素晴らしい一年を創っていけるようにがんばりませう。

Have a great 2015!!

水無月

2014-06-04 00:24:13 | いろいろ
もう6月。コートを着て外を歩いていたのはほんの少し前のことのように思うのに、すでに夏ばて。足がぼおっとして気持ち悪くて眠りが浅かったのは、体調のせいじゃなくて単に気温が異常に上がっているからだということにようやく気付いた。毎日1か所くらい蚊に刺されてイライラする。ここのところ疲れがどっと出てぐだぐだしちゃったけど、なんとか立て直せそう。集中して頑張らないと。パニクらないようにちゃんと予定立ててちゃんと消化していかなくちゃ。睡眠時間の切り分けがなんかうまくなった気がする。

壊れないようにバランスをとること

2014-03-31 22:47:09 | いろいろ
もう3月の終わりにいるなんて。過去数年、「年度」という単位にあまりなじみのない日々を送っていたけれど、今年は久しぶりに、3月末で「一区切り」感がある。ものすごく長かったような気もするし、瞬く間に過ぎたようにも思える2013年度。大事なものと必要じゃないものをわけて整理しなくちゃと、漠然と、けれど度々思うことの多かった一年だった。いつも近くにいてほしい人たちだとか、数年に1回くらいしか集まらないけどその度に大事に思える人たちだとか、輪として付き合っているから切れることはないけれど年に数回も会えば十分かなぁという人たちだとか、もう積極的に関わる意志はない人たちだとか。それらは、状況によって今後多少位置づけが入れ替わることはあるかもしれないけれど、それはそういう局面に直面するごとに調整すればすむことなはず。そういう中で、いつでも純粋に100%その人の選択を応援したいと思うし、おそらく同じように応援してもらえているのだろうと思える友達がいること、そしてその関係が、ひとりひとりの人生のフェーズがこれからずれていくとしても大きく揺るがされることはないだろうと心から信じられることはとても幸運だし、その輪の中にいる人たちが私と同じ気持ちを共有してくれていたらひときわうれしい。そうそう、洋服と靴もほんの少しは整理したけれどあまり減らず、本だけはなぜか増殖していて、十分大きいはずの本棚をはみ出している。。近日中にはどうしようもないから、物の整理はもっと余裕ができてからでいい。欲しいものとそんなに大事でもないものは、できるだけいつも明確にしておきたい。だけどそれは、非常に難しいことのように思われる。プライオリティをつけることが残酷に思えることもあるから。たとえそうであるとしても、あらゆることのキャパシティは限られているのだから避けられないこともあるという風に思う、と書く以外に、うまく文章を終えられない。

fly away

2013-11-01 22:01:45 | いろいろ
いろんなことが、とにかくすべてがキャパオーバー。丸三年もの間、空を飛ばずに生きていたことが信じられない。昔の流浪に比べたら、旅とさえ呼べない短さだけど。うまく解放されるといいなぁ。出掛けたから何かが劇的にかわるとか、そういうことはあり得ないのだろう。でも、未知の街で違う空気を吸うというただそれだけのことが、とても必要な時だってあるから。安全だけは気をつけて、あとはひたすら自由に。

雨の日曜日

2013-08-25 23:59:22 | いろいろ
今日も少しはお出掛けしようと思って準備したのに、結局頭がくらくらする感じを引きずって、ほとんど家を出られなかった。買うつもりだった本は運良く近所で見つかり、こちゃこちゃ調べたかった情報も集められたし、9月のプチ旅行の手配もできた。肉じゃがも作って、ごはんも炊いて食べたから、あんまり頭が働かない割にはまあ充実した日だったのかも。カメラはさわれなかったし、いつも考えたいと思っていることは、なんとなくどこかへ追いやられてしまっていて、落ち着かないことも多いけど。。明日には、頭の重さがちゃんと回復してるといいなぁ。

風立ちぬ 

2013-07-20 21:20:42 | いろいろ
先週末に急遽一泊で家に帰ったことがひびいたのか、とても疲れやすい一週間だった。気温も低くなるのはうれしいけど、毎日差が激しくて夏ばては加速気味。気を抜くと頭がじりじりしてとても眠い。夕方お昼寝したけど1時間弱じゃ回復しなかった。

それでも、今日公開の風立ちぬは、さっそく観てみたりして。特別ジブリ好きではないんだけど、4分の劇場版予告編を1カ月か2ヶ月くらい前に偶然見てから、とても期待していたので。とても素敵だった。それぞれの持っている自由のなかで――自由と書くと、何だか政治っぽいか。。制約のなかでというか、命のなかでというか――最大限の生き方をしようとしている人たちの人生は、時に矛盾を抱えていても、潔くて美しかった。その空気感のなかに自分も取り込んでしまってほしいと思うような作品。映画のストーリーを楽しみたい人、excitingなジブリの冒険物語を期待する人には応えないだろうけれども。予告編の空気感が気に入った人にはとてもおすすめ。そうでもない人には別に薦めない。(当時の色が濃すぎて)時代錯誤に、不愉快に思う人がいても驚かないし。宮崎駿のリアリズム。その割に、思考は飛びまわったりするけれど。それはむしろ救いなのか。かなり余談だけど、ポーランドとかチェコ、スロバキア、旧ユーゴなどなど、旧共産圏の国で、より売れそうな気がする。あとドイツも。アメリカでは理解されがたいのでは。

やっぱり頭の重さはうまく抜けない。もう夜だけど、ちゃんと眠る前にもう一回お昼寝したい。明日は仕事。。