ネコハバキのつぶやき「星になりたい」

10天体+12サイン+12ハウスが織りなす西洋占星術の魅力を紹介

ホロスコープから見る座間市の9死体遺棄事件

2017-11-03 13:51:48 | 日記
この事件が発覚した10月30日というのは、天秤サイン19度の金星に、山羊サイン17度の土星が90度という角度を取っていて、まさしく年齢域(16歳頃~25歳頃)の女性が、死も意味する冥王星(犯人いわく首吊り士)から、否応なく折られてしまったイメージをほうふつとさせます。
この犯人自身、2017年の6月頃に「生きていても意味がない」という発言を、自身の父親にしていると報道にありました。(信ぴょう性は分かりませんが)

今年の6月と言えば、2月頃から逆行になっていた天秤サインの木星が、巡行に戻った頃。恐らく、2月頃から人間関係に関して何らかの内的な考察を行っていた可能性が強く、しかも逆行の度数域は人間関係で傷を負いやすい度数がある、サビアン度数で言うと16度~20度領域が含まれています。
過去の対人関係でのトラウマに、何らか思いを馳せていた可能性が否めません。

しかも、その領域に対して天を運行中の冥王星は、90度という場合によっては否定的な影響を与えるでしょう。
この犯人は27歳ということなので、土星が山羊サインにあった時期。
この頃は、海王星も近くをウロウロしていたので、本来の座にいる土星(山羊サインの支配星は土星)は、現実感覚に優れた好ましい影響があるはず(古典占星術によると)なのですが、海王星によってその現実は、なし崩しにされてしまう恐れがあるのです。
冥王星も本来の座である、蠍サインにある世代と推察できます。

ただ、たとえば蟹サインの月とか見ていて感じるのは、あまりにも過剰になり過ぎるという事。
人の言動や態度に、普通の人以上に敏感に反応したり、周囲の気分に影響されやすかったり。
確かに本来の座だから、影響が強まるからこそなのでしょうが、必ずしも良い影響だけとは言い難いように感じます。(そもそも人によって良い悪いの定義が、違うからかもしれないですが)

それは、幸運の星である木星が、近年では「本当に幸運?」と呼ばれ始めているのと同様、本来の座によって苦しむケースもあるのではないでしょうか?
蠍サインの冥王星世代、現在魚サインを運行中の海王星など見ても、良くも悪くも力が強いと感じるのです。
先程の事件が発覚した時の金星も、天秤サインという本来の座。
初対面の人に対しても、理解してあげようという気持ちが強かったり、良い人に見られたいので不審に思っても疑う素振りを見せなかったりなど、そういう行き過ぎな傾向になりやすいと言えるケースが、時々見受けられます。
ただし、そういう過剰さが良い面で活かされると、才能になったりするわけで、美的感覚は鋭くなり、美容やファッションセンスなどには、他の追随を許さない長所となるでしょう。

サターンリターン前の本来の座である土星、それに天を運行中の冥王星が乗ってくる状況であったかもしれない犯人。
より強められた形での土星が、とりわけ外部や社会からのプレッシャーや軋轢となって、追い込まれていった可能性がないとは言えません。
もちろん、そこに個人天体との関わり、月や金星などの女性天体へのハードアスペクトなどがあったかどうかは、分かりません。
ですが、何らかあったのでなければ、ここまで極端な方向には出なかったのではないかと、予想したくなるような衝撃的な事件であったのは間違いないでしょう。


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