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高知のボクシングジムMTオリーブボクシングクラブの日記 10月 22日

2016-10-24 | Weblog
今日は3時からおっさんの時間、夕方からは女性が多くトレーニングに来たが、土曜日の男女比率は4対6で男性が女性をうわまわる。うちのクラブはおっさんホイホイと言う現象が起きる。夜9時をまわった頃、女性が少なくなる時間、それまで女性に遠慮して隅っこでトレーニングしていたおっさんたちがさささーっとリングに吸い寄せられるように集まり占領してマスをする。この現象をおっさんホイホイと呼んでいる。うちのクラブでトレーニングする条件はうまいとかへたとか運動神経がいいとかわるいとかではない。楽しくできるかできないかだ。ひとりで黙々やるのもいいが、しかし競争心むき出しで俺が俺がと自分を強調してまわりを圧倒し、他に悪影響とも思える競技者オーラを出すことはまわりに迷惑。本当に楽しくボクシングを競技してもらいたいというのが私の考え方である。

女性の演技の検定であるが希望者が増えてきている。検定は演技だけなのでたたかれることはないので安心して競技できるが、これを一通り頑張ることでかなりダイエットの効果もあるので興味がある人はおすすめだ。今回通った人もダイエットからはじめてクラブ経験なし、運動音痴、控え目で温厚な人たちだ。その二人が1位と2位でパスしたが、そのパスできた原因は計画性とトレーナーに信頼をおいてトレーニングしてきたからだと思う。こういう時よく人は努力を強調するが、しかし私はそんな個人的なことよりも計画と信頼が大事であると思う。私が言うのも何だがボクシングはチームワークが大事だ。努力なんて一人でもできる。しかし客観的なアドバイスやトレーニングの協力は相手がいてこそできるもので、その相手が見えてこないと計画性が見えてこない。即ち自分がどうなっていくかと言うのは個人の努力だけではなく、トレーナーの役割、そしてまわりの協力が大きいと言うことだ。しかしこれは押し付けではない。共同体を意識しなければ楽しくトレーニングできないし、まわりの協力も得られない。運動音痴の人がここまでできたのはまわりの協力があったからだ。運動音痴だからできない、そのことは自覚している。そしてそのできないことをまわりが教えてくれる。その積み重ねがしっかりとしていたと私は思っている。最初検定を受けると言った時は「えっ大丈夫か」と思い。そして2か月目には「もしだめだったらなんと言おうか」現に検定を受ける一人の人にはもしだめだってもそれがすべてだと思ったらだめと言ったと思うが、しかし9月には「あっこれいけるんじゃないか」とさえ思えるようになったのだが、やはりそれは努力もそうだが、何よりもトレーナーはじめまわりの協力と応援があったからだと思う。私は最初計画と言ったが、providenceと言う言葉がある。これは日本語では摂理と訳しているが、しかしそれは少しこの真意からかけ離れている。この言葉はラテン語でpro前を video見るの合成語ですなわち神が人間の前に立って先導してくれ導いてくれると言う神の計画性をあらわした言葉である。我々の群れが運動音痴でスポーツが苦手な集団としたら、自分自身の努力や力では特に大きなことはできない、がしかしこの群れを信じてまわりの協力があればそれがfair windとなって髪の計画のごとくおし進めてくれるだろう。
そして何よりも検定をうけた後はさらに楽しそうにトレーニングしている。近い将来女性トレーナーが誕生するだろう。


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