Es ist gut これでよし

2016-10-15 | Weblog

最近言わせてもらえるからとでかいことを言う人間が増えてきたように思える。俺は次の試合で絶対勝ちますとか言う人間、いったい誰に言っているのか?こういうことを言って大言壮語する人間は目だちたがり屋で人の評価ばかり気にしている、いわゆる見栄だけで生きていると思っている。威嚇したような恰好でいかにも俺はボクサーだとか格闘家だなんて言う奴はたかだか知れている。こういう中途半端に人の評価ばかり気にして見栄で生きてきたような人間が引退後でかい武勇伝を語ったりこれみよがしにくだらない自分の実績を自慢する、本当にくだらないと思う。しかし競技は人から評価されるものではなく自分を納得させるためにするものだ。自分が納得できるように最善の環境に自分をおいて自分の力を最大に発揮する、そのためなら海外の大学に留学するぐらいのことも必要である。そしてそこで得た納得と言うのは誰がどう言おうと自分が得たものであるから大きなもので、そういう経験が自信につながるであろう。ボクシングやスポーツでは自信など持てないと公言したが、しかし自分を納得させる競技人生であればたとえ実績がどうであれそのピリオドはこれから歩んでいくための自信となりうるだろうと思う。威嚇した格好でやんちゃか何か知らないが全員で足して掛けても社会では2流以下にもならない人間が小さい世界でほえてもむなしいだけ、現実をよく見て広い世界に出ていってまず自分の無力さを知って、そしてそこでもっともっと自分を磨くことをおぼえなくては本当に充実した競技人生はない。本当に勝ちたいとか強くなりたいと言う気持ちは相手から自分にむかうものだ。競技者は常にそういう闘志を自分に向けることが必要なことで成長につながるのだと思っている。

ヒスパニック系の結構強い奴がいた。自慢になるが私もトーナメントでは優勝もしているし戦績もまあまあなのでHIの全階級でたぶんトップ4ぐらには入ると自負しているが、しかし彼はそのトップ4を頭一つどころか三つぐらい出た人間である。ある試合でのこと、彼は試合に勝ったのにも関わらずすごい形相で黙ってくやしがっていた。私はその様子を見てこいつ絶対強くなると思っていたのだが、事実その彼はWBCの1位まで行ったそうである。私は名前を知っているが、その後の人生がどうであるのかわからないのであえて書かないが、彼はまさにその時自分に納得がいかなかったからその闘志を自分に向けていたのだ。私の競技人生はさほどたいした実績ではないが、しかし納得のいく競技人生であった。くだらない仲間意識や人の評価などすべて断ち切っての日本人に言わせてみればまったく協調性のない人間であったが、しかしそのおかげでes ist gut(これでよし)と言うことができた。そしてその納得と充実感は今の自分の自信につながっている。

 

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