Every day, in every way, We are getting better and better.

2016-11-06 | Weblog

「右にまわって、そこでもっとひくくかまえて」とトレーナーの声、女性も一生懸命アドバイスに従ってトレーニングをしている。しかしその姿は決してピリピリとしたものではなく、本当に楽しそうだ。教えることで一番難しいのは相手にそれをどう楽しく伝えさせるかということだ。親玉がさもえらそうにサル山のようなヒエラルキーをつくり、目標は大きくもてだとかニンジンをぶらさげて煽って半ば洗脳のようにしてトレーニングさせることはたやすいだろうが、しかしうちのようにそれなりに社会での役割がある社会人が集まっているクラブではそういうヒエラルキーは全く意味を持たない。機能しないから必要がないと言うことだ。おもしろくさせるためにはまず環境が必要である。格闘技ではマイノリティである女性をクラブではどう尊重するかということが大事なことで、男性の競技者の取り巻きになったり、女だけのグループなんてできることはクラブ内で女性が尊重されていないからである。たぶんこういう考え方は指導する側の教養の問題でもあると思うのだが、ダイエット目的をたかだかダイエットと軽く見たり、女性の前で裸でトレーニングするような失態さらすことは決してしてはいけないことだ。特にダイエットを軽く見る奴に言うが、どれだけ真剣かわかるか?と思う。ボクシングの試合に出るとか出ているぐらいで、ダイエットを軽く見ることは愚かである。人間の幅が狭いからそういうことを軽んじるのだと思うのだが、今やボクシングと言う競技は試合に出るためのものだけではない。ダイエットのためのものでもあるし、演技と言うコンテストもある。もし演技と言うコンテストが試合に出るための女性が通らなければならない条件とするならば、それは明らかに女性差別だ。しかしその演技を目指してトレーニングしている人もいるのだから、それははっきりとした目的であってA級まであるのだからそれを目指して頑張ることもひとつの楽しみ方だと思っている。何を言いたいかと言うとボクシングと言うのは明日のジョーのような男くさいスポーツではなく、競技の仕方やトレーニングの仕方で誰でもできるスポーツであると言うことだ。うちのクラブでは女性が楽しそうに生き生きとトレーニングをしている。最初はダイエットではじめたボクシング、しかしトレーナーが熱心に教えてくれるので演技の試合に出てみようと言う人も増えてきて、今では検定にうかった人たちが女性たちにアドバイスをしてくれるまでになった。

Every day, in every way, I'm getting better and better.はある小説の主人公が言った言葉。この話は実話である。物語はルキミアの子が一生懸命野球に励む、のこされた命を無駄にしたくはないと野球チームに入って練習をするが、しかしハンデがあまりに大きく一向にうまくならない。そこでたまりかねたチームメートが彼に野球をやめることを伝える。しかし彼はそれでも続けると言った言葉が「Every day, in every way, I'm getting better and better」である。もうだいぶ前に読んだので内容はわすれたが、たぶんその小説は少年が試合に出てフライをキャッチできて目的を達成したと思う。うちのクラブはたいした業績はないが、しかしもともと運動音痴で何もできなかった人やへたれが何かを残すことができたというような人間ドラマがある。そしてそういったドラマは生きていく上での我々の励ましになると思っている。偉そうに言わせてもらうが感動はつくるものではなく生まれるものだ、そしてそれが生まれるためには多くの養分や土壌が大事である。

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