時空を超えて Beyond Time and Space

人生の断片から Fragmentary Notes in My Life 
   桑原靖夫のブログ

短かった2016年

2016年12月31日 | 午後のティールーム

 


今年は月日の過ぎるのが早かった気がする。世界中で驚くことが続いたからかもしれない。とりわけBREXITとアメリカ大統領選でのトランプ候補の当選には世界中が驚いた。どちらも、世論調査などがありえないとしたことが現実のものとなったから衝撃が大きかった。その陰に隠れた形になったが、気候変動も大きく異常だった。

 この時期、例年話題とすることが多かったカナダ、オンタリオの友人からのクリスマス・カードをまた例に挙げよう。ナイアガラに近いセント・キャサリンスというカナダ側に住むこの友人は、ツツジやサツキを中心に30種近い植物の栽培でその世界では知られた園芸家夫妻だ。

 今年は「もうクリスマスなの」という気分だったという。
12月最初の週のことだった。気温が一挙に17度近くに上昇したそうだ。その前の週も全く雨が降らず、丹精込めて育てている草花、樹木が枯れそうになり、散水に大慌てだったという。

 ところが、クリスマスの10日ほど前から気温は急低下、零度以下となり、雪が降り出し、例年の冬モードになったらしい。それでやっとクリスマス・カードを書く気になったとのこと。カードには同家を訪れた孫たちが作った大きな雪だるまが写っていた。

 この異常気象はこのところ全地球的問題となっている。この友人の奥さんは退職前モントリオールの大病院の看護部長をしていて、看護学部の教授でもあったが、5月にヴィクトリア病院看護学校の55年卒業記念でロンドンへ出かけた。ところがロンドンにいた5月から9月初めは大変暑く、雨もほとんど降らなかったらしい。しかし、BBREXT騒動の中で^、カナダへ戻ってみるとこちらも気温は高く、地域の樹木は立ち枯れ寸前の状態だったが、庭園の方は隣家が好意で散水してくれたので助かったとのこと。

 カナダに限らず、イギリスも暑いのだ。筆者もかつてオックスフォードで短期ステイの家探しをした折り、滞在していた市内のホテルのあまりの暑さに、少し離れた郊外のサマータウンまで逃れた?ことがあった。ここでも暑かったが、市内よりはるかにましであった。確かハリケーン「カトリーナ」がフロリダを襲って大被害を出していた頃だった。この頃、ロンドンでも高級ホテルでないと、冷房は入らなかった。

 さて、友人の丹精こめて栽培した樹木は救われたが、人間の方は暑さに耐え難くなり、10日ほどニューファウンドランドへ逃げ出したとのことだ。セント・ジョンからドライブして、グロス・モーン国立公園 まで行ったとのこと。半世紀前に友人たちとキャンピング・カーを借りて、旅した所でなつかしい。氷山まで見られ、Figgy Duff(ニューファンドランド名物のレーズンの入ったプディング)から有名なロブスターまで堪能して戻ってきたという羨ましい限りの話もつけられていた。

 他方、パリや中国大連からの空気汚染のひどさも今年は話題となった。異常な気象も大気汚染も、この地球に深刻な異変がおきていることを示している。

 その外、いろいろあって、この1年大変早く過ぎてしまった。来年は平穏に過ぎますよう。どうぞ皆様よいお年をお迎えください。

 

 

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