横手市議会議員 奥 山 豊 和 公式ブログ

明日への責任~市政に若い力を

チャレンジ~農に生きる~

2016-11-02 22:15:12 | 日記

日一日と冬の足音が近づきつつある今日この頃です。少し更新が空いてしまいました(汗)

お隣は湯沢市で開催中の農業の祭典「第139回秋田県種苗交換会」へ。
妻は、「農家フェスだね」と言っていた。確かに(笑)

まずは、農業機械化ショー。



この場所は旧湯沢商工高校の跡地で、確か、運動公園に活用するんでしたっけ?

陸上部の合同練習などでよく訪れていた場所だけに、すっかり更地になってしまっていた姿がちょっぴり寂しかった。

平日でしかも小雨交じりにも関わらず、多くの方々で賑わっていた。

この催しは、TPPや減反政策の廃止、担い手不足等々、農業を取り巻く環境が依然として厳しく先行きが不透明な中にあって、「攻めの農業を提案する場所」として大きな意味を持っているのではないだろうか。

主要4メーカー始め、地域の農機具屋さんなど様々なブースが設けられていて、まさに目からウロコであった。

何となく、これまでは機械を売るだけの印象だったメーカー自身が、新しい農業技術を提案しているのである。

「密苗」ということで、稲の種まきをこれまでより高密度で行うことで、箱の数が1/3、資材費が1/2、運搬等の作業時間も1/3になるというものである。

その代わり、田植え機械の爪を専用のものに取り換えなければいけないようであるが、これまで一箱あたり100~150g蒔いていたものが倍になるというのだから、できるだけ薄く蒔くように教えられてきた私にとっては驚きだった。

また、苗を育てず種もみの状態で直接田植えをする「直播」をするための鉄コーティングする(種を重くすることによって、水面に浮いてこないようにするためのもの)専用装置も紹介されていた。

農業分野でもICT化が進んでおり、機械とパソコンが無線LANで繋がっているうんぬんの技術も紹介されていたし、田植え機やトラクターにGPSを搭載することで、直線キープが可能になる技術。いずれ自動運転の時代がすぐに来るのだろう。

この「直線キープ」というのは、水を張ったままで田植えができるということで、私なんかは完全に水を外さないと田植えできないのであるが、そういった水の管理にあまり神経質にならなくてもいいし、除草剤を同時に散布できるというメリットもある。

他にもパワースーツのようなものを背負うことで、重いリンゴの箱を軽々と持ち上げられるようなものなど、「負担軽減」が農業の世界でも大きなキーワードになっているし、規模拡大を進めていく上で欠かせないのが「作業の効率化」である。

人口減少と高齢化が加速する生産現場において、2人いれば作業が成り立つ前提で、新しい技術がどんどん開発されているようにも感じた。

私が特に興味を持ったのが、農業用ドローン。

個人で粒剤・液剤散布ができるというのは大きな魅力である。

我が家も家族経営で今のところ何とか踏ん張ってはいるが、これから先いかにして地域農業を守っていくのかということを考えれば、何かに乗っかった農業経営ではなく、自分にとって必要なものとそうでないものを取捨選択しながら、農家自身がしっかりとビジョンを持って歩んでいかなければならないということを、最新の高性能機器に囲まれながら、ふと感じた次第である。

東京の方々に、自分の家でつくったあきたこまちをお送りすると、皆さんとても喜んでくれる。

いいものを作っているという自負は、私はもちろんそうだし生産者のプライドとして皆さんお持ちなんだと思う。

そのためにも、農業というものを、きちんと産業として地域の柱として自立させていくための取り組みを、ソフト・ハード両面で更に力強く取り組んでいかなければならない。

主会場で展示されていた様々な農産物。

農水大臣賞や知事賞を受賞しているものは、素人の自分でも分かるくらい立派なものばかりだった。
あんなにパンパンに膨らんだシイタケは初めて見た。

その中に加工品がたくさんあったことも、この地域の特性を表しているように感じている。新しい力、地域を照らす光が着実に育ってきている証である。

改めて、このような催しが瑞穂の国で140年も続いているということを深く深く噛みしめながら、「先人に学び農業の未来をひらく」ために、私たちにできること・・・

湯沢市での開催は9年ぶりだそうで、前回は秘書として各会場を回っていた記憶がある。立場が変われば見えてくる景色も変わってくるんですね。

農家じゃ食っていけない???

「無理だって言うのは、いつだってチャレンジしていない奴」である。





追伸・機械化ショーの会場では、様々な物販ブースも設けられていた。仏壇や石材販売をしているのはこの地域らしいですね。

猟友会の方々のテントで頂いたイノシシ鍋と、お土産に買って帰った熊のアバラ肉、絶品でした。いい仕事してますね。全く臭みがなく地酒との相性が最高。これも郷土に誇れる味の一つだと思います。




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