参院選も残り1週間。
今日は森山裕農林水産大臣が秋田にお越し下さり、横手でも個人演説会が開催された。
温厚なお人柄で柔らかい語り口の森山先生。
農業の持つ多面的機能が果たす役割としての国土保全、地域社会を守るということと、世界一品質の高い日本の農産物の輸出拡大を図る成長産業としての農業を車の両輪として発展させていくことが大切だ。
そして、TPPに対する誤解。
仮に海外から主食用米が輸入されてもそれはあくまで別枠であり、それが国内の主食用米の価格には反映されない。
ということである。
党内一農政に精通し地方の実情にも深いご理解がある。
昨日は地元の種子島にいらっしゃって、明日はまた別のところに行かれるそうだ。
大臣の演説の後は要望会が行われ、横手市からは石山副市長と佐藤市会議長が出席。
この度県農政連としては特定の候補に対する推薦を見送ったものの、地元のJA秋田ふるさとから。
他には、土地改良、森林組合からもそれぞれの代表者が出席し一言ずつ想いを述べられていた。
安定感のある農水大臣は私たちにとって本当に心強い限りです。
わざわざ秋田までお越しいただきありがとうございました。
さて、横手市議会6月定例会は29日(水)に閉会。
一般会計予算特別委員会では、補正予算が産業建設分科会で否決されたことから修正案が提出された。
内容は、商工団体連携活性化事業として、横手市共通商品券を発行するための補助金300万円を削除するもので、結果は、賛成7、反対15、退席1、欠席1で否決(私は反対)。
私の想いとしては、商工会議所と商工会が連携して共通商品券を発行するということに関しては異論はないし、市内経済の活性化を目指すのであれば、民間の活力で存分におやり頂ければいいと思っている。
プレミアムがないし、販売先も会議所や商工会の窓口のみ。発行から6か月が使用期限ということで、利用者である市民にどれほどのメリットがあるのか。そして、事業者にとっても手続きが煩雑であることから、「ちょっと待てよ」という気持ちも理解できる。おっしゃる通りである。
しかしながら、当局側が「地域経済の循環のために必要」と自信を持って押し切ったのだから、どうぞきちんと結果を出して下さいねということである。
やってみて、「プレミアムがなかったから、やっぱり効果がありませんでした」とは言わせませんよ(笑)
また、「よこてアリーナ建設促進を求める請願」の採決は、賛成9、反対15で否決(私は反対)。
3月議会から賛成に転じたのは2名である。
このことについては、ぎりぎりまで水面下で様々な動きがあったようだ。
言いたいことがあるならオープンで、直球勝負をされた方がいいと思いますけどね・・・
政治家として、判断を変えることも変えないことにも、信念と覚悟が必要である。
じたばたしたって仕方ない。
今議会全体を振り返ってみての感想。
2回連続の可否同数、修正案の提出は前代未聞のこと。
ず~っと指摘され続けてきたことが改善されていないということではないか。
聞かれないことには答えないという姿勢は如何なものでしょうか。
その結果起きている現状を考えてみて下さい。
一度立ち止まって、まわりを良く見て、人の話に真摯に耳を傾ける・・・
実際に、練り直した案がすごく良くなってきているじゃありませんか。
議会に常に緊張感があるという意味では、それはそれで健全なことかもしれませんが、受けて立つ議会もブレてはいけないと私は思う。
今回も多くの事を学ばせて頂いた。刺激的な時間だった。
明日は、地元消防団の訓練大会。
部活でいえば3年生。これまでの全てをぶつけたい!