杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・救援募金~全国空襲被害者連絡協議会が開始

2011-03-26 11:36:11 | Weblog
“被災された方の苦しみ、66年まえの私たちの苦しみと同じ”

全国空襲被害者・遺族の方たちが、被災者の方たちのために活動をはじめました。
当事者で運営委員長の星野弘さんも80才になられますが
被害の記憶は、今もありありと思い出され、今回の災害は他人事とは思えない方たちです。

空襲被害等当事者とともに、ご協力下さい。


2011年3月23日
全国空襲被害者・遺族の皆様へ
全国空襲被害者連絡協議会
・共同代表   早乙女勝元
 荒井信一 斎藤貴男
 中山武敏 前田哲男
・運営委員長 星野 弘 
東日本大震災へ救援募金を訴えます
3月11日に発生した東日本大震災は、想像を絶する規模で、目を覆うばかりの惨状となりました。
一夜にして十万人もが死んだ東京大空襲の体験者にとっては、津波と猛火との違いはあるものの、瞬時にして家ばかりか住みなれた町と生活を失った無念の思いと、重なるものがあります。
しかも、突然に襲ってきた天災は、人災へと移行し、原発による未曾有の大事故となりました。ごく当り前とされてきた日常が、あっけなく崩壊した現実は、私たちを支えてきた平和が、いかに不安定なものだったのかを痛感させられます。
私たち「全国空襲被害者連絡協議会」(全国空襲連)は、東京大空襲訴訟・大阪空襲訴訟の原告団、弁護団ともに、戦争を始めた国の謝罪と補償、犠牲者の調査と追悼碑の建立を求めて、「裁判勝利と立法化促進」の運動を進めています。
地獄の劫火を生きのびて、かろうじて生命を取りとめた者たちは、大津波による壊滅的な惨状に加え、放射能漏れの被害に苦しむ住民たちの報道に、戦禍を振り返りつつ心を痛めております。陸の孤島となった避難所で、水や食糧などありとあらゆるものの不足と、寒さに震えながら救援を待つ人たちへの政府の対応の遅れは、きわめて重大です。被害は刻々と複合的に広がっています。
この際、政府は米軍への「思いやり予算」等を、ただちに被災者への救済と復興に回すべきだと思いますが、私たちも今、被災地と被災者へいささかなりと連帯と激励の心を届けたく、あえて救援募金を呼びかけます。皆さまのご協力を、心からお願いする次第です。
救援募金の募金対象、募金方法・送付先は次の通りです。
記 
一、募金対象
  1.東京大空襲・大阪空襲訴訟原告と遺族会員です。
  2.全国空襲被害者・遺族の皆さまに訴えます。
  3.ひろく市民の皆さまにも訴えます。
二、募金方法・送付先
  1.募金は「東日本大震災救援募金」と振込用紙等に 明記して下さい。
  2.物資の受け付けは体制が整いませんので出来ません。
  3.送付先は下記です。

① 郵便振替の場合
  〔口座番号〕00130-8-623364
  〔口 座 名〕全国空襲被害者連絡協議会

② 現金書留の場合
  ・全国空襲被害者連絡協議会(全国空襲連)
   〒 131-0045 東京都墨田区押上1-33-4 中村ビル102室
   TEL/FAX  03-5631-3922

(注) 1. 預かり証・領収証は原則として発行しませんが、ご希望の方は、その旨お書き添え下さい。
     2. 問合せ先は、上記の全国空襲連のTEL/FAX 03-5631-3922にして下さい。
4.救援募金は被災地に「日本赤十字社」を通じて送ります。
5.救援募金の〆切は、本年6月末日とします。


           以 上

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