9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  ユースタス・マリンズ著 <民間が所有する 中央銀行>その3

2017年02月25日 | 日記
とあるスナックで

コー
この本はおもしろいね。いろんな人の生々しい<証言>が出てくるね。とりあえずは、序文を読んでいこう。

作家の心に残る著作はただ一冊である、という執筆を専門とする者たちにとっての自明の理がある。それは私の場合にも当てはまるようだ。連邦準備制度の内部ストーリーという一つのテーマを50年にわたって追跡し、現在も書きつづけているからだ。
本書は、エズラ・パウンドに委託され指導されたことが発端となった。彼の四人の弟子はかつてノーベル文学賞を受賞した。ウイリアム・バトラー・イェーツ(1865~1939、アイルランドの劇作家・詩人)は後期の詩によって、ジェームス・ジョイス(1882~1941、アイルランドの小説家・詩人)は<ユリシーズ>によって、アーネスト・ヘミングウェイ(1899~1961、米国の小説家)は<陽はまた昇る>によって、そしてT・S・エリオット(1888~1965、米国生まれの英国の詩人、評論家)は<荒地>によってである。パウンドは、これらの作品における着想(インスピレーション)と編集に大きな役割を果たした。パウンドの着想によって生まれた本書もまた、その文学的伝統を受け継いでいると私は信じている。

本書は、当初から経済および金融の技術にかんする曲折にみちた作業の連続であった。しかしその世界は、私が親しんできたヴァージニア州出身の作家エドガー・アラン・ポー(1809~49)によって創造されたジャンルであり、またエズラ・パウンドが探偵小説として書くように私にすすめたように、その発端から全面的かつ劇的なストーリーとして展開していった。
過去40年にわたる本書の継続的な流布は、エズラ・パウンドに科せられた政治的および金融的記述に対する濡れ衣を晴らすだけではなく、KGB(旧ソ連国家保安委員会)式に13年半ものあいだ、裁判もなく精神病院に政治犯として幽閉されることを余儀なくさせた強力な陰謀家(コンスピレイター)たちに対抗する究極の武器であり、これからもそうでありつづけると私は信じている。
パウンドの無実をもっとも早い時期に立証したのは、陰謀家たちの代理をする政府機関が、パウンド自身が自らを守るために証言することを認めなかったときである。二番目にパウンドの無実を立証したのは、政府機関が彼に対するすべての告訴をとり下げ、彼がセント・エリザベス病院から解放されてふたたび自由を取り戻した1958年のことである。そして三番目に、かつ最後に彼の無実を立証したのは本書である。
本書は、エズラ・パウンドの発見にもとづく冷酷な国際金融資本家たちについてのあらゆる側面を詳細に記録している。パウンドは、国際金融家たちの全米国民に対するひそかな売国行為をアメリカ人同胞に対して勇気をもって警告したがゆえに、さらなる犠牲として供され、<鉄仮面の男>として服役するよう運命づけられた。ーーー



小林
<連邦準備制度の内部ストーリーという一つのテーマを五十年にわたって追跡し、現在も書きつづけている>と言ってますね、ユースタス・マリンズは。亡くなるまでずっと続いたということでしょう。逆にいうと、<連邦準備制度の内部>は、掘っても掘っても、掘りつくせないほどの内部だったということでしょう。

それはまるで探偵小説や推理小説の世界のようだともいってますね。
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