9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9,11について 天野統康 著 <詐欺 経済学原論> 2016年4月

2017年06月16日 | 日記
とあるスナックで

コー
いやーようやく第二段階だね。 この本のP-70

詐欺の第二段階 預かった金よりも多くの 預り証(紙幣)を振り出し、無から購買力を創造

詐欺はさらなる次元に進化していく。
ペンと紙でできている預り証紙幣と比べて、鉱物である金は実質的な価値を持つものである。この貴重な金は、やはり自分の手元に保管しておきたい。預り証の原資にもなるためだ。一方で、預り証はペンと紙さえあればいくらでも、自らが作り出せる。その預り証が金貨と同じ購買力を持って市場で交換されているのである。悪賢い金細工師はこう考えた。
「世の中には借金のニーズはたくさんある。その時に、金貨ではなく、預り証を渡してしまおう」
こうしてペンと紙で無から作り出された預り証を、金細工師は貸し付けるようになった。本来、預かっている金貨分しか預り証は振り出してはいけないのだからこれまた「詐欺」である。この時に歴史を変える出来事が起こった。金細工師は無から通貨を作り出したのである!その理由は次のとおりだ。

「詐欺の第一段階」の話の続きで、金庫に保管されている金貨が7億円、市場に出回っている購買力が預り証10億円と金貨3億円の計13億円だとしよう。ここで金細工師が新たに4億円の預り証を作り、人に貸し出したとする。そうすると、金細工師の金庫には金貨7億円のままだが、市場には、預り証が14億円、金貨3億円の計17億円に購買力が増加したことになる。
この時に「貸し出によって無から通貨を作り出す」現代の銀行業が誕生した。

古来以来、金を科学的に作り出そうとした錬金術という営みは失敗した。しかし、銀行家は詐欺によって金と同じ効力を発揮する購買力を、無から作り出すことに成功したのだ、
この錬金術を可能にさせたのは、銀行家の「信用」である。銀行家に持っていけば、いつでも金貨と預り証を取り替えてくれるという市場からの信用が、銀行家が無から作り出した預り証紙幣の貸付けを認めたのである。
銀行業が通貨を創造する営みを「信用創造」という。
その名のとおり、金細工師は市場に信用させることによって通貨を作り出したのだ。

ここに現代社会の詐欺学のカラクリの原点がある。市場は銀行システムを信用しているが、それは詐欺に基づいているという捻れ(ねじ)現象だ。
銀行家が最も恐れるのは、取り付け騒ぎが起こり、詐欺がバレることだ。預り証の保有者が一斉に金貨の引き出しに走ると、金庫には十分な金貨が存在しないので、銀行家の契約違反がバレてしまう。取り付け騒ぎに対処するために、銀行が行ったことは銀行家同士の秘密のネットワークを作り上げることだった。

ロンドンのとある銀行で取り付け騒ぎが起きた場合、周辺の銀行家がその銀行にこっそりと金貨を貸してあげる。そうすると、一行では足りない金貨も複数の銀行家から集めれば返済が可能になる。しかし、秘密ネットワークが保有する金貨もまた限られている。そのため、保有している金貨の何倍までなら預り証を振り出してよい、という秘密ネットワーク内の規則が決められただろう。
これが後ほど説明する預金準備率(銀行が保有する現金の何%までなら、貸し出して預金通貨を作ってよいかという比率)と、外部が介入できない銀行間市場の原型である。

この銀行家の秘密のネットワークに世間は騙された。お人好しにも銀行家は預かっている金貨の分しか、預り証を振り出していないと信じた。

このシステムができあがると、それまでは一般人から金貨を保管するための手数料を取っていた銀行家は、より多くの金貨が欲しくなったので逆転の発想をした。より多くの金貨を預けてもらうために、預金者に対して金利を付けて上げるようにした。預けたら金利が付き儲かるとなって、人びとは喜んで金貨を銀行に預けるようになった。金貨の量が増えれば増えるほど、銀行家の預り証の貸し出せる量もその倍数で増えていく。

こうして貸し出しによって無から通貨を創造する信用創造という化物は、欧州で誕生し制度化されていくのである



コー
どうママ、これでわかったんじゃない、今の金融制度がどんな<詐欺>に基づいているのかが。

ママ
えーそうねー。なんとなくわかったような気がするけど、小林君はどうなの。

小林
そうですね、僕もなんとなくですね。完全というわけにはいってないと思います。
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