はがきのおくりもの

 思い出したくなったら、ここに帰っておいで!!!
 元気を補給したら、顔を上げて、歩いて行くんだよ!

後援会報への寄稿

2013年05月25日 | 卯の花高校物語 2012
 奥井が卯高の後援会報へ寄稿したそうです。退任校長としてのあいさつなんだとか。 卯高へ寄稿するのも最後だなあ、って言ってました。やっぱり寂しいのでしょうか。   「少なくとも三兎を追え」    皆様のお陰でとても愉快痛快爽快な卯高生活を送ることができました。心より感謝申し上げます。  四年前に生徒たちに「少なくとも三兎を追え」と話して以来、私も三兎を追うことにしま . . . 本文を読む

離任式あいさつ(定時制)

2013年04月30日 | 卯の花高校物語 2012
 今回は、「一寸法師」の話をしましょう。一寸法師の話はおおよそこんな話です。    むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさん(40歳)が居りました…40歳ではおばあさんだったのですね。  おばあさんが夫婦の間に子供が居ないことを悲しみ、神社へ行って祈ったところ、子を身ごもることが出来ました。生まれてきた男の子は背丈が一寸(3㎝)しかなかったので、おじいさ . . . 本文を読む

離任式あいさつ(全日制)

2013年04月21日 | 卯の花高校物語 2012
 奥井から全日制離任式のあいさつ原稿をもらいました。 原稿どおりには話せなかったようですが、おおよその内容は同じだと聞きました。ご紹介します。    皆さんこんにちは。 「離任者は卯高の思い出話を時間無制限でしてもいい」というのが、卯高の離任式の伝統ですから、心置きなくお話ししようと思います。卯高の校長になったときから辞めるときまでの4年間の話をします。 今日の話は、基本的に「人 . . . 本文を読む

年間皆勤賞の1~3年生へ ハガキ(定25話) <4通 通算359通>

2013年03月27日 | 卯の花高校物語 2012
 平成24年度の年間皆勤を果たしたあなたの日々の努力と習慣と健康を称え、ここに表します。    この頃日本食が不味くなったのは料理の職人が休日を取るからである 毎日休みなしで仕事を覚えて やっと客に出せるものが調理できるまで十年では足らないはずだ 高級品と言われる輸入ブランドのスーツやシャツのボタンが すぐに取れるのはきちんと手仕事をしていないからだ やれ創作料理だ ユニークなデ . . . 本文を読む

年間成績優良の1~3年生へ ハガキ(定24話) <15通 通算355通>

2013年03月26日 | 卯の花高校物語 2012
 あなたは平成24年度の学業において、大変優秀な成績を修めました。あなたの日々の努力を称え、ここに表します。    私が生家を離れる前夜、父が私の暮らす棟に来て 父の生い立ちから、生きることでの忠告を受けた「倒れてはならん 生きていくんだ この先二度とおまえと私は逢えないことが起きるのが 生きるということだ」 まさか と思って聞いていたが 今なら父の言わんとしたことがわかる 人間 . . . 本文を読む

1・2年次の成績優良者へ ハガキ(全65話) <160通 通算2636通>

2013年03月25日 | 卯の花高校物語 2012
 あなたは、平成24年度の学業において、大変優秀な成績を修めました。あなたの日々の努力を称え、ここに表します。    生きていることがどんなに素晴らしいか 若い時にはわからない 私も当たり前に思っていた だが君はいつか生きている意味を思い知る日がくる ただその意味を知るために私たちは生きているんじゃない もっと大切なことがある それは 人間は己以外の誰かの何かのために懸 . . . 本文を読む

卯高定時制 平成24年度3学期 終業式講話

2013年03月24日 | 卯の花高校物語 2012
 今回は、「浦島太郎」の話をしましょう。皆さんが知っている浦島太郎の話はおおよそこんな話でしょう。    浦島太郎がいじめられている亀を助けると、亀が「お礼がしたい」というので亀の背中に乗って竜宮城へ行きます。竜宮城では乙姫に迎えられ、踊りや食事の歓待を受けて楽しみますが、三日たって歓待に飽きて帰りたくなります。帰るときに玉手箱を渡され、「絶対開けるな」と言われるのですが、帰って . . . 本文を読む

卯高全日制 平成23年度3学期 終業式講話

2013年03月23日 | 卯の花高校物語 2012
 今年も先輩たちの大学合格状況はすばらしいものでした。実績を出し続けている卯高生を誇りに思います。しかし、大学合格という実績が上がってくると心配もあります。大学合格ばかりを追い求め、大事なものを見失ってしまわないかという心配です。  4年前に本校に赴任した時、最初に「少なくとも、勉強、部活動、学校行事の三兎を追え」という話をしました。今日は、もう一度原点に返って「少なくとも三兎を追え」の話を . . . 本文を読む

卒業式式辞(全)

2013年03月17日 | 卯の花高校物語 2012
 2年前の3月11日、日本は東日本大震災に見舞われました。大地震と大津波という自然災害に加え、フクシマ原発という人間が作り上げたものによる大災害は、人間中心主義や科学万能主義への懐疑をもたらしました。こうした価値観の大転換期には、リーダーの役目が大変重要です。そこで、昔話「桃太郎」を材料にしてリーダーシップについて考えたいと思います。  皆さんが知っている「桃太郎」は、おおよそこんな話ではな . . . 本文を読む

卒業生へ ハガキ(全64話) <400通 通算2476通>

2013年03月16日 | 卯の花高校物語 2012
 ご卒業、おめでとうございます。 使命と責任を背負う大人への門出をお祝いして、卯の花高校での最後の言葉をお贈りします。   【よきリーダーとなるために】 自分の頭で考え 自分で問いを立てる人であれ 自分のビジョンをもち そのビジョンを周囲に語ろう してもらったことを 後からくる誰かに返していこう 自分のビジョンと出会うために 冒険の旅に出よう 完璧にできることがいいことだという価値観 . . . 本文を読む

卒業式式辞(定)

2013年03月15日 | 卯の花高校物語 2012
 卯の花高校を卒業すると、すでに二十歳になっている人もいますが、全員が二十歳になります。二十歳になると法律上では大人です。そこで、昔話「桃太郎」を材料にしてどんな大人になるといいかについて考え、その中から皆さんへのはなむけの言葉を贈りたいと思います。    皆さんが知っている「桃太郎」は、おおよそこんな話ではないでしょうか。 昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいて . . . 本文を読む

卒業生へ ハガキ(定23話) <21通 通算340通>

2013年03月14日 | 卯の花高校物語 2012
 ご卒業、おめでとうございます。 使命と責任を背負う大人への門出をお祝いして、卯の花高校での最後の言葉をお贈りします。   【大人の男になるために】 自分のことだけで精一杯の大人になるな 自分の後からくる誰かに何かをしてあげよう リーダーを育てるくらいの気概をもて リーダーを育てられるよう よく学べ よく考えよう じっとしていないで 体を動かし 人と出会い 自分の今いる世界を思い切り . . . 本文を読む

年間皆勤賞の4年生へ ハガキ(定22話) <1通 通算319通>

2013年03月13日 | 卯の花高校物語 2012
 平成24年度の年間皆勤を果たしたあなたの日々の努力と習慣と健康を称え、ここに表します。    この頃日本食が不味くなったのは料理の職人が休日を取るからである 毎日休みなしで仕事を覚えて やっと客に出せるものが調理できるまで十年では足らないはずだ 高級品と言われる輸入ブランドのスーツやシャツのボタンが すぐに取れるのはきちんと手仕事をしていないからだ やれ創作料理だ ユニークなデ . . . 本文を読む

清掃活動に参加した生徒へ ハガキ(定21話) <17通 通算318通>

2013年02月19日 | 卯の花高校物語 2012
 あなたは2月13日に実施した地域清掃活動に進んで参加し、仲間とともに汗を流しました。あなたの奉仕精神と誠実さを称え、ここに表します。  世間には素晴らしい大人とそうでない人がいる なぜだろうか たぶん生き方なんだろう 大人になるために何からはじめるか 私はこう思う 自分は何のために生まれてきたか 自分はどんな人になりたいか それを考えることだ 考えること その答えを探すことには不可欠なものがひ . . . 本文を読む

年間成績優秀の3年生へ ハガキ(全63話) <114通 通算2076通>

2013年02月18日 | 卯の花高校物語 2012
 あなたは平成24年度の学業において、大変優秀な成績を修めました。あなたの日々の努力を称え、ここに表します。  生きていることがどんなに素晴らしいか 若い時にはわからない 私も当たり前に思っていた だが君はいつか生きている意味を思い知る日がくる ただその意味を知るために私たちは生きているんじゃない もっと大切なことがある それは 人間は己以外の誰かの何かのために懸命に生き抜くことだ「人のためだけ . . . 本文を読む