奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

夏旅2013、鉄分補給しすぎの48時間 … エピローグ

2013-09-19 04:59:17 | 北海道の“鉄旅”日記
14日

ここからは札幌に向ってただ帰るだけ。

音威子府15:45(特急「サロベツ」運休による臨時快速)-名寄16:35、1642-
旭川18:39、19:15-深川19:45、20:17(特急「スーパーカムイ46号」)-
滝川20:29、20:38-岩見沢21:20、21:31-札幌22:13

深川ー滝川間だけ運賃と特急料金を別で払いました。





さて12日の22:00に札幌を出発してほぼ48時間、
再び札幌に戻ってきました。

その間に青森、竜飛、江差、再び青森、新札幌と厚別を経由して音威子府。

夜行列車2晩を挟みこんなに飛び回った。
そして当初やりたかったこと、江差線のお別れと音威子府の駅ソバも食べた。

疲れていないことはありませんが、基本は列車に乗っているだけなのでまだ元気。

長い休みでないとできないことではありますが、
鉄分の補給は十分にできました。

それにしても体力任せのこんな鉄旅はそろそろ卒業しなければいけないかも。
もうそんな年ではないなぁ、とも思います。

さて、長々とお付き合いいただきありがとうございました。

次はいつどこへ行くかわかりませんが、
そのときはまたよろしくお願いします。
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夏旅2013、鉄分補給しすぎの48時間 … 音威子府駅の風景

2013-09-18 05:45:23 | 北海道の“鉄旅”日記
14日

ここから先は予定外の行動です。

予定ではこのまま幌延に行ってそのまま帰ってくる予定でした。
が、幌延には行かず音威子府駅にいる。

こうなれば音威子府駅を楽しみ尽くすのです。

駅の待合室の一角には「天北線資料室」があり、誰でも見学することができます。





展示内容はとりたてて目を引くものはありませんでしたが、
廃止になった天北線の記憶がいつまでも続いているのは喜ばしい。

駅構内にある跨線橋では昔の音威子府駅と天北線の写真展が行われていました。
見学するのに入場券を買えなどという無粋なことは言わず、自由に見てよろしいとのこと。

お言葉に甘え改札を抜けて構内の跨線橋へ。
そこにはこれまた珍しい、昔の写真が所狭しと貼られていました。

その中で、画像にある入場券のこの2枚。
さて、ご解読ください。





中ホームには木で作った見事な蒸気機関車のオブジェ。
さすが、工芸の村ですな。





この隣にはこれまた素敵な木製のベンチがあったのですが、
妙齢の女性が座っていたので画像には残しませんでした。
ご興味のある方は現地でご確認ください。

それにしても素晴らしかったのは、この日の駅員の仕事ぶり。
接客、案内、心遣い、情報伝達の正確さなどどれも一流の接客。

若い男性駅員でしたが、感激した。
この駅員が出世して琴似駅の駅長に赴任する頃には、あの慇懃無礼な態度になるのであろうか。

いやいや、今の気持ちを大切にJR北海道に風を吹かせて欲しい。
そうしたら琴似駅の接客も少しはマシになるだろうよ。

さて、札幌に戻りますか。
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夏旅2013、鉄分補給しすぎの48時間 … 音威子府駅・常盤軒

2013-09-16 04:28:41 | 北海道の“鉄旅”日記
14日





名寄駅で乗り継いだ幌延まで乗る予定の普通列車、
音威子府駅での停車時間は21分。

この間に駅舎の中にある駅ソバ・常盤軒でソバを食べて車内に戻る、予定。

心を躍らせ駅に入ると常盤軒の前にはソバを待つ客の列が…。
こりゃ停車時間のうちにソバを食べて車内に戻るのは無理だ。

車内には戻らない、ここでゆっくりソバを堪能すると決めました。

とすれば慌てる必要はありません。
待ち客の列に並びゆっくりと順番が来るのを待ちます。

念願のソバはこちら、天ぷらそば・450円。





ここのソバは実だけではなく、皮も全て挽いて粉にするため麺の色は真っ黒。
それだけに風味の強い、他にはみられない独特なソバなのです。

味についてコメントはしない。
ついついかけそばをもう1杯食べてしまった、ということだけ記しておきましょう。





お店は列車とは関係なく外からのお客がひっきりなしにやってきます。
その度に人が並びそして去ってゆく、そんなことが続きました。

常盤軒の全景の画像の、カウンターの下をご覧下さい。
食べ終わった後のどんぶりの数。

これだけの客が来ては帰っての繰り返し。

営業時間は16:00までとのことですが、15:30前には売り切れ閉店。

あぁ、いいソバを食べた。

明日は出張のためお休み、再開する明後日は音威子府駅でのひとこま。
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夏旅2013、鉄分補給しすぎの48時間 … 音威子府まで

2013-09-15 07:22:29 | 北海道の“鉄旅”日記
14日





夜が開け14日、この日のミッションは音威子府駅で駅ソバを食べること。

使用しているきっぷは北海道&東日本パス、使える列車は普通列車のみ。
これで札幌から音威子府まで、日帰りで往復して来なければいけません。

札幌を基点にすると6:00発の旭川行きに乗らなければ音威子府まで往復できない。
しかし急行「はまなす」の札幌到着は6:07なのでミッションを達成できない。

そこで私は5:55着の新札幌駅で「はまなす」を降りて厚別駅までタクシーで向いました。
若かったら走って行くというのもアリですが、そこまで無理はしない。

これで札幌6:00発の旭川行きに乗ることができます。

驚いたのは新札幌から厚別まで、何人も走って来た方がいたこと。
10人ほどいたでしょうか、汗を噴き出しながら列車に乗り込んでいました。

皆さん間に合って何より。

厚別の出発は6:13、あとは旭川までのんびり行くだけ。

それにしてもお腹が空いた。

旭川に着いたらまずは食事。
駅構内の駅弁屋さん“まんざいどん”に立ちソバコーナーがあるのでソバを食べる。

音威子府でもソバを食べるというのに、ここで食べるか?
どうも前日の青森でソバを食べることができなかった分、ソバに飢えているようです。

時間つぶしに永山まで往復、そして旭川を出発。
名寄で乗り換え念願の音威子府へ。

いよいよソバを食べます。
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夏旅2013、鉄分補給しすぎの48時間 … 再び青森、そして「はまなす」

2013-09-14 05:26:19 | 北海道の“鉄旅”日記
13日





木古内駅へ戻り再び津軽海峡を渡り、蟹田から普通列車で青森へ。

時間は19:43、これから札幌行きの「はまなす」の発車まで時間があります。
この間に、これまた青森での恒例になりました「青森まちなか温泉」へ。

この温泉、いつもありがたい存在です。

駅から徒歩10分ほど、入浴料は420円、タオルセットの貸し出しは200円。
すっきりと汗を流し、ビールと枝豆のセット(600円)をいただきいい気分に。

街中へ戻り食事を済ませ再び青森駅へ。

駅やホームの売店やソバ屋の閉店時間の早いこと。
かつてはどちらも朝夜共に「はまなす」の運転に合わせてお店が開いていましたが、
今ではそれに関係なく早々と店じまいしてしまっています。

本当にね、人の流れは新幹線になってしまったことを実感。

帰りの「はまなす」も来たときと同じ「ドリームカー」、
定刻22:42に青森駅を発車しました。





この日の朝、青森に着いたのは5:40、
それから竜飛に行き津軽海峡を往復する間に江差線に乗りそして青森。

この間、約17時間。

よく動き回ったものです。

そしてこれからまた津軽海峡を渡ろうとしている。
同じく区間を1日2往復することになる。

こんな経験も初めてです。

さて明日、札幌到着までお休みなさい。

14日の旅へ。
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夏旅2013、鉄分補給しすぎの48時間 … 江差駅

2013-09-13 05:15:11 | 北海道の“鉄旅”日記
再開します。

13日





江差駅に来たのは3回目、最初は学生時代、2度目は4年前、そして今回。
これが最後かと思うと感慨が込み上げてくる。

ローカル線の終点とは思えない立派な駅の構えです。





駅事務所、かつてはキヨスクがあったであろう待合室、トイレ、待合室、外の改札口。

檜山振興局の中心、かつては急行「えさし」も発着し、
「江差の5月は江戸にもない」といわれるほど栄華を誇ったこの地を偲ばせます。

江差駅が賑やかだった頃の姿は今は想像もできませんが、
駅舎を見るとその片鱗を見ることができます。

さて、列車の折り返し時間は25分。

乗ってきた“鉄”たちは余韻にひたる間もなく写真を撮ったり切符を買ったりと慌しい。
私も記念にと普通の入場券を買いました。





当然、ありがとう江差線企画の様々なきっぷも売っています。
記念入場券などが飛ぶように売れてゆく。

今しかない、稼げるときに稼ぐといい。

定刻になり江差駅を発車、本当にこれが江差駅とのお別れです(多分)。

では、また青森に戻ります。
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室蘭のカレーラーメン

2013-09-12 04:51:11 | 北海道の旅日記(道北、道南)



室蘭のご当地グルメといえば、焼き鳥とカレーラーメン。

焼き鳥はやっぱりお酒と一緒に嗜みたい。
となれば気軽に賞味はできない。

お盆のある日、私は思いついて室蘭に行って来ました。
何を思いついたかというと、“本場でカレーラーメンを食べる”。

幸い手元には北海道&東日本パスがある。
これを使わない手はない。

当日のコースは次の通り。

札幌6:23-東室蘭9:05、10:05-洞爺10:51、12:48-東室蘭13:33

昼食をとるにはいい時間だ。

東室蘭駅に程近い「ふじ亭」へ。

全体に大盛りで値段も安い、あちらの席では高校生グループがモリモリ食べている。
わかる、この盛りと値段なら高校生も満足だろうよ。

さて私はカレーラーメン、710円。





ボリューム満点、美味、満足。

このお店、営業時間が10:45~15:00という短さ、
しかもスープがなくなり次第終了という。

間違いなく食べたいなら早めに行くべし。

東室蘭15:36-苫小牧16:41、17:06-追分17:44、17:53-
南千歳18:17、18:22(快速「エアポート183号」)-札幌18:55

気軽な日帰り旅になりました。
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日本四大工場夜景『室蘭』&とっておきのグルメ

2013-09-11 05:49:06 | イベント



日本四大工場夜景とは室蘭の他に、北九州市、川崎市、四日市市。
最近はその工場夜景を見学する人が増えているそうな。

いつも独創的なツアーを行っているシィービーツアーズが室蘭夜景のツアーを発売しています。

札幌を出発しまずは草太郎で買い物、そのあと旧室蘭駅舎、みたら室蘭を見学し、
室蘭プリンスホテルで室蘭焼き鳥丼、カレーラーメン&黒ソイのちらし寿司の夕食。

そんなに食べられるのか?

そして白鳥大橋展望台、祝津公園展望台、白鳥湾展望台から工場夜景を見学し帰札。
3ヵ所から場所を変えて、工場夜景を楽しみつくそうというプランです。

最初に草太郎で買物というのがキモだな。
そしてホテルで地元グルメの夕食。

これで5,400円ですよ。
安い。

土曜日の出発です。
土曜の夜って、工場が稼動しているのか?

ちゃんとリサーチしていると思うので大丈夫だとは思いますが。

効率よく室蘭夜景を見学して室蘭グルメを満喫するには最適なツアーだと思います。
ご興味のある方はご参加ください。
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虻田郷土資料館

2013-09-10 05:18:57 | 北海道の博物館



旧虻田町の資料館です。

もとは洞爺湖温泉町にあったようですが、
2000年の有珠山の影響により現在地に移転しました。

館内は農業、漁業、観光などのコーナーに分けられて展示されています。

展示品は恐らく町内の方から寄贈されたものが中心。
それらがそれぞれ、テーマごととはいえ系統立てられるでもなく並べられている。

こういう資料の収集方法と展示方法は、決して嫌いではない。

ここはその雑多感がいい味を出しています。
決して広くなく展示品も多くない、無理はしていません。

そんな展示品の中からお宝物を発見する喜びがある。
普通の博物館の展示にはない、“レア物”があります。

洞爺温泉街の資料の中に洞爺湖電鉄のものがありました。
温泉街の地図の中には萬世閣や観光ホテルの名もある。

私が一番面白かったのは「洞爺湖町のあゆみ」のコーナー。

写真が豊富で開拓期から最近までの町の様子がよくわかります。
洞爺駅付近の市街地の変遷もこれまた興味深い。

町全体の地図はないのですが、いつもならここで私は
「全町地図もないのに全体が把握できるか!」
と吼えるところですが、なぜかそんな気にならない。

地図がなくても街の中心が港から駅前に移る様子がよくわかるんだよなぁ。
これがいい展示というものです。

その他、このコーナーにはいい資料が揃っています。

さて、画像のパンフレット(抜粋)にある「自動写真館」と「自動菓子販売機」。





この実物も展示されています。

どんな仕組みになっているのだろう。
ここを訪問して以来、それがずっと気になっているのです。
分解してみたい…。



*虻田郷土資料館

住    所:虻田郡洞爺湖町高砂町44
開館時間:9:00~17:00
入 館 料:一般150円、小中高生100円(虻田郷土資料館と共通)
休 館 日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、12月~3月
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入江・高砂貝塚館

2013-09-09 05:36:18 | 北海道の博物館



入江・高砂貝塚は洞爺湖町のJR洞爺駅近く、噴火湾を望む高台にある近接した貝塚です。
この貝塚を含め北東北と道南の15の縄文時代の遺跡群は世界遺産の登録を目指しています。

入江貝塚周辺は公園として整備され、
貝塚露出や竪穴住居なども見学することができます。

私は今回は時間がなく行きませんでしたが、機会があれば行ってみよう。

この2つの貝塚の発掘品や調査結果を展示・解説しているのが貝塚館です。





展示室には土器、骨格器、動物の骨などが並べられています。

人の埋葬についての詳しい解説もある。

人の埋葬方法は各地域、時代によって様々なのですが、
それを詳しく調べると当時住んでいた人がどのような考えを持っていたかがわかります。

当時はどういう社会だったのか、死生観、宗教観、死後の世界の考え方など。
これらは遺跡の時代を知る上で大事なことなのです。

そこに言及した展示があったことが、私にとって収穫でした。
土器や石器を並べるだけでは他の展示施設と同じですからね。

もちろん貝塚の地層標本もあります。

縄文時代は私の専門外ですが、興味深く見学させていただきました。
できればやっぱり、入江貝塚公園にも行くべきだな。



*入江・高砂貝塚館

住    所:虻田郡洞爺湖町高砂町44
開館時間:9:00~17:00
入 館 料:一般150円、小中高生100円(虻田郷土資料館と共通)
休 館 日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、12月~3月
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