1922年、宗谷線の駅として開業、現在の宗谷本線が開通後は天北線となり、
1989年に天北線の廃線と共に廃止になった駅です。
“沼川”は天気予報でよく出てくる地名ですね。
稚内から宗谷岬方面、声問の集落を過ぎて道道121号線を進みます。
声問以来の集落が見えてくるとそこは沼川です。
天北線にはこの間、樺岡駅と恵北駅がありましたが駅の痕跡はおろか、
集落があったことすら判別できない過疎の地です。
ですが大規模な農家は点在している、酪農適地なのだな。
その中に現れた沼川の街はオアシスに見える。
駅跡は市街地から幌延へ向かう道道を曲がったところ、
こぎれいに整備されておりレプリカの駅名標やパネルが置かれています。
またこの駅から幌延まで簡易軌道幌沼線が伸びていたこともありました。
軌間762mmの馬車軌道だったそうですが、さてどんなものだったのでしょうね。