8月1日と2日、網走支庁滝上町では「童話村たきのうえ 夏に恋いまつり」が開催されました。
その中で1日には北都プロレスの試合が行われましたが、
私はそれを観戦すべく札幌から車を飛ばしました。
観戦料はタダだったし。
その観戦記をお送りいたします。
会場は渓谷公園特設会場。
私は17:30頃会場入り、18:00からの試合開始に備えました。
あたりはお祭りらしく食べ物や飲み物の出店が広場を囲むように立ち並び、
ステージではクイズ大会などのイベントも行われています。
芝生の広場の真ん中に、リングが設けられていました。
観戦席はビールケースに長く厚い板を乗せただけのもの。
野趣あふれる野外リングです。
さて試合開始。
恒例のちびっ子プロレスに続き第一試合は吉田考志vs池田昌樹のシングルマッチ。
第4試合までホッカイ・ブシドー、小仲=ペールワン、大矢剛功、リッキーフジなどがマットにあがりました。
女子プロはラ・マルクリアーダvsアップルみゆき。
アップルみゆきの試合を見るのは初めて。
華があってよかったです。
最後はこれまた恒例のバトルロイヤル。
20:00の試合終了まで、楽しませていただきました。
さて、エンターテイメントとしての北都プロレス。
とにかく観客を楽しませようという意図が明確になった試合内容です。
第一試合ではまずプロレスの基本を見せ試合が進むにつれ内容が高度化、
場外乱闘、凶器攻撃、反則技など魅力あふれる攻防が繰り広げられます。
真剣な試合のなかにも笑いの要素なども入り、
観客をひきつけるには申し分ない内容といえましょう。
特に滝上大会は屋外ということもあり、
会場の広さを存分に生かした場外乱闘劇が展開されました。
これは屋内の試合にはない、面白さがありましたね。
また過激な中にも危ない場面はちゃんとコントロールしているのがわかります。
場外乱闘を間近で見ていてとばっちりを食う、などというのもお約束だったりしますし。
全てを含めプロレスをよく知らない観客でも安心して観戦できる、
一流のエンターテイメントといえましょう。
プロレスがテレビのゴールデンタイムに流れお茶の間でみんなが見ていた、
かつての王道を行く正統派のプロレスが北都プロレスなのです。
最近のプロレスは、過激で見ていられない部分があるからね。
それでは熱狂的なファンならいいけど、幅広い層には受け入れられないよ。
そんな北都プロレスがタダで見れるなんて、こんなラッキーなことはない。
観客にタダで見てもらえるよう企画している祭りの主催者の姿勢は良し。
残念なのはこんな良質なエンターテイメントが繰り広げられているのに観客が少なかったこと。
主催者側はもっと北都プロレスの魅力をアピールしなければいけないね。
さまざま大変かと思いますが、そこは努力して欲しいところです。
ということでいろいろ書きましたが祭りの関係者さま、来年も北都プロレスを招致してね。
また北都プロレスはこの滝上町のように、祭りなどのイベントとしては最高だと思います。
もっともっと各地で試合を行い、北海道を元気にして欲しいものです。
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