八重山と那覇を旅した4日間 … 平久保崎（石垣島）

7日





石垣島最北端、平久保崎です。

先端には灯台、その先には大地離島という小さな無人島、そして太平洋と東シナ海。
ここから振り返れば小高い丘があり、そのてっぺんまで登ることができます。

その丘からの眺めが素晴らしい。
条件が良ければ35㎞先にある宮古列島の南西端・多良間島も望むことができるそうです。

先の玉取崎展望台でもそうでしたが、この景色を眺めているだけでも楽しい。
時間を忘れるというか、何も考えずここにいるだけでも来る価値があると思える。

沖縄の離島にハマる人は多いといいますが、それもつくづくわかりますね。
来ないとわからない、理屈ではない、気持ちや感情に伝わってくるものがある。

上士幌町にナイタイ高原牧場というところがあります。
内地から来た方でたまに、ここでただ牧場風景を眺めているだけで一日が終わったという方がいる。

私はその話を聞いてそんな馬鹿な過ごし方があるかと思っていましたがしかし、
石垣島や竹富島の各所でそのような気持ちになりました。

私が学生で時間がたっぷりあるなら、どこかで何もしないで一日ボーっと過ごしていただろう。
八重山にはそんなスポットが多すぎる。

ところで上空には、モーターパラグライダーが何機も乱舞しています。
それが搭乗客の顔が見えるくらいのごく至近にやってくる。

どちらかが手を振れば相手も振り返してくれる、これはお互いに笑顔になりますね。
飛んでいるあちらもそれを見ているこちらも、楽しい出会いでした。

これから西海岸を南下します。