風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

地球〈テラ〉へ… Part1 ジョミー・マーキス・シン

2017-02-24 04:35:30 | 雑論










漫画というものを読まなくなって、もう20年くらい経つだろうか。


べつに嫌いになったわけじゃないのですが、なんとなく、なんとなくですが


自分が思うところの漫画とは、「違う」ようになってきた気がして、ページを開いても、素直に読み進むことが出来ない漫画が増えてしまった。



なんだろう?私の体質に合わない漫画が増えてしまった、みたいな。



ですから、私の漫画歴は『機動警察パトレイバー』で止まってます(笑)



そんな私の拙い漫画歴の中でも、この竹宮恵子原作『地球〈テラ〉へ…』は、大きく心に残っている作品です。



1977年から80年にかけて連載された、竹宮恵子による『地球〈テラ〉へ…』は、地球環境破壊、コンピューターによる完全管理社会、〈旧人類〉と〈新人類〉との対立、といった縦走するテーマを、少年の姿のまま年を取らない登場人物たちのそれぞれの「戦い」を通して描いていく。



物語全体を覆っている、「切なさ」や「哀しみ」。そうしたものを内包しつつも、前へ進もうとし続ける強い「意思」。



SFドラマとしても非常に質の高い、歴史的傑作編だと思います。


今回この『地球〈テラ〉へ…』について、色々語ってみたくなりました。少々長くなるかもしれませんが、その点


あしからず。


********************


西暦3×××年、疲弊した地球環境を救うという名目のもと、これ以上人類に身勝手なまねをさせないため、一部の政治家たちによって、コンピューターによる完全管理社会、「S.D体制」(スペリオル・ドミナンス=特殊統治体制の略)が構築されます。

S.D体制にあっては教育が重視され、自然受精が否定され、ランダムに選ばれた精子と卵子による人工授精によって子供が生まれ、やはりコンピューターによって選出された養親に育てられます。

両親と子供たちは育英専門の惑星において、「悪いこと」の一切ない善良なる社会のもと、体制に従順な「無垢なる」人間に育つように教育されます。



物語の主人公、ジョミー・マーキス・シンも、そんな子供の一人でした。ジョミーは少々元気の有り余っているところのある子で、不良というほどではないにしろ、問題児として当局に目をつけられていました。事あるごとに呼び出しを受け、E.S.P検査なるものを受けさせられる。


E.S.P検査とは、コンピューターがその人の精神に入り込んで、S.D体制に対する危険因子がないかどうかを確かめるものです。その危険因子の中でも特に重視されていたのが、「ミュウ」の因子でした。



「ミュウ」とは、テレパシーやサイコキネシスなどの特殊能力を持った者たちのことです。ミュウはS.D体制の枠外にあって、体制を根幹から揺るがす存在、あってはならない存在として非常に恐れられていたのです。



検査の結果、ジョミーにその因子はないと判断されていました。しかし、

そのジョミーの深層には、本人すら気が付いていない、強力なミュウの因子が隠されていたのです。



そのジョミーの持つ強力なミュウの因子に、いち早く気づいたものがおりました。



ミュウを束ねる長、ソルジャー・ブルーです。


ソルジャーはずっと語り掛けていました、ジョミーの深層心理に向かって。





そんなジョミーにも「目覚めの日」がやってきました。目覚めの日とは14歳の誕生日のこと、この日を迎えたものは「成人検査」を受け、検査にパスしたものは子供時代の記憶を消され、大人社会に適合すべく新たな教育を施されることになるのです。


ジョミーへの成人検査を阻止し、ジョミーをミュウのもとに奪還せよ!ソルジャー・ブルー以下、ミュウたちが行動を開始します。



つづく
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