風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

QUEEN [ Bohemian Rhapsody] 1975

2018-01-10 05:43:19 | 今日のメタル











私らが中学、高校の頃は、キッスとエアロスミス、そしてクイーンが、ロック三大バンドと呼ばれていました。



クイーンは一見洗練されているようですが、結構泥臭い。この曲のコーラス・パートでは、メンバーの歌声を何重にも合成して、まるで数百人のコーラス隊が歌っているかのように仕上げている。当時はアナログですから、この合成作業は大変な手間がかかるわけですが、そういうところにこだわるところとか、なんとも泥臭い感じがします。


唯一無二の個性を持ったバンド、クイーン。サウンドの要であるギタリスト、ブライアン・メイの弾くギター「レッドスペシャル」は、ブライアンの知り合いの家で、およそ100年使用していた暖炉の木材から、父親と一緒にハンドメイドで作り上げたもの。ブライアンはこれを、普通のギターピックではなく、6ペンスコインを使って弾く。普通のギタリストの感覚からすれば、弾き難いことこの上ないと思うのですが、ブライアン曰く、この方が指のニュアンスを伝えやすいのだとか。こうして唯一無二の個性的なサウンドが生まれるわけです。



この曲は世界中で大ヒットし、クイーンの名を名実ともに知らしめた曲。特に本国イギリスでは、ビートルズやマイケル・ジャクソンをも抑えて、「史上最も売れたシングル・レコード」の地位を不動のものにしております。



もはやジャンルを超えた、ポップミュージックの歴史に残る名曲と云っていいでしょう。




文句なしの名曲、ご堪能あれ。