イーゴリ・ストラヴィンスキーのエボニー・コンチェルトを聴く

昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるストラヴィンスキーの作品は、
1945年に作曲されたエボニー・コンチェルトである。
ウディ・ハーマンの委嘱を受けて作曲され、
翌年カーネギー・ホールでウディ・ハーマン楽団により初演された。
今回聴いたＣＤは、ベニー・グッドマンのクラリネット、
ストラヴィンスキー指揮、コロンビア・ジャズ・アンサンブルによる演奏。
第一楽章アレグロ・モデラートは、金管楽器中心に始まる。
そして太鼓が独特なリズムを叩き、ピアノも加わり。
クラリネットがそれに絡んでいき、ラグタイムの音楽を展開していく。
第ニ楽章アンダンテは、ブルース風の音楽で、
サックスが活躍し、それにトランペットやクラリネットなど絡んでいく。
第三楽章モデラート－コン・モートは、バス・クラリネットと
コントラバスで始まり、クラリネットの刻むリズムに乗って、
テナーサックスが主題を奏でていく音楽で、
冒頭の部分が再び繰り返されたあとは、
軽快な音楽が展開され、最後は同じ音型を繰り返して終わる。