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アラン・ホヴァネスのギター協奏曲作品325を聴く

2016-05-22 18:33:54 | アラン・ホヴァネスの作品
今回聴いたのはアラン・ホヴァネスが、
1979年に作曲したギター協奏曲作品325である。
聴いたCDはデーヴィッド・レイズナーのギター、
ジェラード・シュウォーツ指揮、ベルリン放送交響楽団の演奏による。
第一楽章ラルゴは、堂々とした主題が管弦楽により奏されて始まったあと、
鐘の音が響き、再び管弦楽が主題を奏でたあとギター独奏が入る。
ギター独奏と管弦楽による主題が交互に繰り返されていく。
管弦楽が奏でる主題は神々しい雰囲気を感じさせるが、
ギターの繊細な感じとの対比が繰り返されていく。
やがて、ギター独奏が激しく旋律を奏でたあと、
フルートがギター独奏に絡んでいくところは日本的な感じでもある。
そのあとフルートの旋律をギターが引き継いだあと、
躍動的な旋律が弦楽器によって繰り返されていく。
そしてギター独奏の部分がしばらく続き、管弦楽も加わり、終わる。

第二楽章アンダンテ・エスプレッシーヴォは、
のどかな感じの旋律が木管楽器によって奏でられて始まる。
その旋律をギター独奏が受け継いでいき、
管弦楽とギター独奏で交互に旋律を奏でていく。
技巧的なギター独奏によるカデンツァが入り、
それが終わると冒頭のゆどかな旋律がヴァイオリンと、
ギターにより奏でられて、フルートがそれを受け継いで、
再びギターがその旋律を引き継いで終わる。
第三楽章アレグロ・モデラートは、
管弦楽によって力強い主題が奏でられたあと、
ギター独奏が入り旋律を奏で、弦楽器がピチカートで絡んでいく。
やがて金管楽器がコラール風の旋律を奏でたあと、
ギター独奏のカデンツァの部分が続き、
やがて、打楽器とトランペットが絡んでいき、
徐々に盛り上がりをみせたあと、いったん静まり、
ギター独奏の躍動的な部分と管弦楽の荒々しい部分が現れ、
最後はギターが躍動的な旋律を奏でて終わる。

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