やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

スライディングドア

2017-12-04 16:06:17 | 日記
金曜は深夜までやってたもので、片付けたらもう明るくなってた。
そのまま寝落ちして何時だったかなぁ…

何年かぶりに来たお客さんが私をディスって、それをかばってくれた常連さんと口論になってなんか疲れた…。

お客さんだし、なに言ってもいいし、もっともなこと言われたとは思う。

でもさ、この八年の間に二度くらいしか来ていただいてないし、一人一人に女性がつく高いお店でないのだから、そこはご理解欲しかった。

土曜のゲリラ営業は精神的に疲れて止めることにした。

気晴らしに誘われて出掛けたある街で

「どこに行きたい?」

って聞かれて、「メリージェーンがいい!」って言ったのに「微妙に遠い」って却下…。
歩いていると二つ並んでいる風体が気になる居酒屋があった。

「どっちがよい? 」

どちらも行ったことあるのなら決めてくれたらいいのに「どちらも普通」って言うので、仕方なく感覚で右にしてみた。

入ってすぐに座敷、中にカウンター8席、4名のテーブル席が4つあったけど、料理してる目の前が好きなのでカウンターの右から三番目に座った。

日本酒がメインみたいでたくさんあって、喉は乾いていたんだけど高清水の純米酒を注文。
刺し盛りと大皿からなん品かチョイス。
乾杯して飲んでいると…
背後から聞き覚えのある声がして、振り返ると飲み友の女性だった。

「Yちゃん!」
「康子ちゃん!」

彼女は女友達と二人で、4時から飲んだはしご酒だった。一番左に二人で座った彼女たちと乾杯!

しばらく飲んでいると、一人で入ってきた男性が私の左側に座った。
大人しい人なんだけど、Yちゃんとも面識あるみたいだった。

「アタシここで昔バイトしてたのよ」

Yちゃんはそう言った。だからマスターともツーカーなんだねぇ。

その間に私の右の二席も“先生”と呼ばれる紳士と淑女のカップルで埋まった。
6時前なのに大盛況だ。大皿もみるみる減っていく。

無口な男性はチョッちゃんと名乗った。
その店は常連さんみたいだった。

「康子ちゃん、この後カラオケスナック行かない?」

「いーよ!」

無口な男性は「ぼくは遠慮する」って言ったんだけど、結局行くことに押しきられてた。

まあそんな感じで右も左も常連さん。そんな皆さんに可愛がられて、たーくさん話してたーくさん笑って楽しい時を過ごした。

からーの、Yちゃんに連れられてカラオケスナック二軒ハシゴ。
二軒目は遠いのでタクシーで行くことになり、行ってビックリ!
最初行きたかったメリージェーンの隣だと言う神降臨!

「おじいちゃんばかりだよ」って言われてたけど本当にそうで、美空ひばりやちあきなおみ歌ったらやけにウケた。

そこのママとも仲良くなってline交換して、今度また飲もうって話になった。

閉店まで飲んで、車で送るよって言ってくれたママに隣で飲むからって伝えて、寝ちゃったYちゃん置いて退店。

メリージェーンも飲み屋で知り合ったお兄さんが店主だったんだよね。
ずっと行けてなかったけど変な縁で行けちゃった。
“飛べる鮨”の意味が分からなかったけど飛ぶほど旨いってことね!美味しかった。

たくさんの人と話して、色んな店主と触れあって、元気もらいました!

地下鉄に乗れたか乗れないかのパラレルワールドを面白く編集した“スライディングドア“って言う映画を思い出したよ。
(どちらがよかったって言う結論はない)

最初の、左の店にしなくてよかった!って思いつつ、それをツレに話すと「左に行ったら行ったで楽しんだんじゃない」って言われた。

どちらを選んでも、私の選択肢なら、結果楽しめるんだね!


スライディング・ドア
https://g.co/kgs/ykwZfi

『スライディング・ドア』 は、1998年制作のイギリス・アメリカ合衆国の映画。地下鉄のドアが閉まった場合と閉まらなかった場合とでヘレンの運命や恋の行方がどう変わるかが並行して進んでいく異色のラブ・ストーリー。

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