アリゾナより

周りが山に囲まれたアリゾナでのゆったりとした田舎生活スタートしました。

アップルソース

2009年07月23日 | GAPS


SCD(Specific Carbohydrate Diet 特定炭水化物療法)を始めて3ヶ月半、彼の体調ぐぐんと良くなってきています。グルテンフリーで3ヶ月、グルテンフリー+回転食で7ヶ月が過ぎても、なんとなく体調が優れず疑問を感じていた時に、SCD(Specific Carbohydrate Diet 特定炭水化物療法)と出会いました。

「良くなるはずだから一生頑張りましょう。」と言われていた回転食と違い、「1ヶ月やってみて効果が出なかった続けても無駄なのでやめてください。」というSCD。食べてはいけないものは穀類、澱粉類、砂糖類。後は何を食べても大丈夫といったもの(細かいことは色々ありますが)。始めて36時間で効果が現れ、その後は日増しに良くなり、一週間後には炎症を起こして腫れていた腸が落ち着き、お腹がぺったんこになりました。

回転食のときはアレルギー重視の治療だったのですが、SCDはアレルギーではなくdigestive disorder(消化器疾患)の治療です。人は先ず消化器疾患を患い、それが元でアレルギーだったりセリアック病だったりが発生するという考え方。炭水化物が腸で消化できず、消化されないものが体の中に入り込んで色々な疾患を引き起こす腸の病気です。

炭水化物はpolysaccharides(多糖類)、 disaccharides(二糖類)、monosaccharides(単糖類)の3種の糖に分類され、彼が消化できないのは多糖類(穀物・・お米、とうもろこし、小麦等、でんぷん類・・イモ類、タピオカ等)と二糖類(ラクトース/乳糖)。単糖類(フルーツ、はちみつ等)は大丈夫です。でもフルーツを絞ったジュース(ジュースとカスに分かれたもの)はNG。ミキサーにかけてジュースにしたものはOK。丸ごと食べることによってはじめて上手く腸で消化できるようです。従って野菜やフルーツから抽出したお砂糖(甜菜糖、パームシュガー、デーツシュガー等)もNGなのです。

回転食からイキナリSCDに乗り換えて1ヵ月半。どんどん良くなる体調に、「やっぱりSCDだ!」と確信し、回転食用に買い込んだこれまたマニアックな粉たちを全部処分(堆肥行き)!パントリーも気持ちもすっきりし、それと同時にきちんとSCDを始めてみることにしました。

最初の数日間はチキンスープ、皮をむいて4時間茹でたニンジン、自家製ヨーグルト(24時間発酵させたもの)、卵、銘柄指定の100%ジュースのみ。その後は2~3日に1品目ずつ加えていき、今はようやく全部で20種類くらいの品目が食べられるようになりました。1品ずつ加えていくことにより、何が体にあわないのかが発見できるわけです。スパイスはお塩のみだったのですが、最近胡椒を追加したので味に深みがでました。(笑)微量に含まれている炭水化物を分解するため、果物も野菜も全てくたくたになるまで火を通さなければならなく、皮も種も除きます。

なので、私、毎日毎日何かしらの皮をひたすらむいてます。(笑)



前置きが長くなりましたが、そんなわけでアップルソースやらペアーソースなんかを頻繁に作っています。24センチのルクルーゼにふたが閉まらないくらいの皮をむいて種を取ったリンゴを入れて、ほんの少しのお水を加えて煮ること30~40分。後はブレンダーにかけて出来上がりです。

アップルソースはアメリカで離乳食の定番ですが、息子には一度も食べさせたことがなかったので、ここにきてアップルソースデビューさせてみました。彼はキンキンに冷えたモノが好きみたいですが、私は出来立てのほわ~んと温かい状態も結構好みです。自家製はやっぱり何でも美味しいですね。

まだまだ道のり長く、全部の食品を食べられ&生でお野菜バリバリイケるまでには相当(1年くらい?)掛かりそうですが、それでも回転食よりは100倍気も楽だし、美味しくイケます。あの回転食の7ヶ月があったからこそ、今の食生活でも比較的うろたえずにやっていけると思うと、辛かったけど良かったのかなと逆の意味で感謝の気持ちも湧いてきます。そう、それに回転食の時はご法度だった乳製品、卵、ナッツ類も一部復活できて、それだけでSCDバンザイというわけです。

そんなこんなでなかなか美味しいものを作る機会もなく、ネタと言えば畑ばかりですがお付き合いよろしくお願いします。



この食事療法、自閉症児の治療にも効果をあげているようです。SCDのホームページはこちら。本(Breaking the Vicious Cycle)はこちら。食品の加え方はpecanbread.comで。本はいくつかの言語に翻訳されているみたいなのですが、日本語はまだのようです。私も日本語で読みたい・・・。


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無花果

2009年07月20日 | Garden


3月に植えた果樹、ライムもオレンジも実はつけず、レモンは実をひとつだけ。そんな中、無花果はぐんぐん成長し実もポチポチ付けています。後数日おいたら鳥に食べられてしまいそうな実を彼が取ってきました。一番大きいのでゴルフボールくらいの大きさ。



割ってみたらこんな感じ。ぬったりとした舌触りで、うひゃぁ美味しい!ホントにそんな感じでした。無花果は木から採ったらそれ以上熟さないので、なかなか市場に出回りません。あったとしても、とてもじゃないけれど手が出せないお値段。この木が大きくなって沢山実をつけてくれたら生で食べて、コンポートにして、タルトも作って、それからそれから・・・と、今からとても楽しみです。

気を良くした彼、もう1本植えるつもりのようです。


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野菜いろいろ

2009年07月16日 | Garden




また畑ネタですが・・・

きゅうり、なす、水菜(ルッコラの種が混じってたのか一株だけルッコラ)
ピーマン、パプリカ、オクラ
ミニトマト、アーリーガール、ゴーヤ

スイカとメロンの他にはこんな感じの野菜が生っています。

なんて言うとものすごく聞こえますが、3本あれば4人家族充分食べていけるといわれるキュウリは4本もあるのにちょろっとしか実をつけず、ナスは30センチくらいにしか高さがなくて実も1株2、3個。California Wonderというピーマン風のモノは辛味もなければ旨味もない中途半端な味で、パプリカにいたっては「これはチリですか?」というか細さ。これまた1本あれば余るほど採れるはずのオクラも4本あるにも関わらずお粗末な収穫率。ゴーヤは人差し指くらいに成長するものの全部黄色くなってしまうし、そうめんかぼちゃは茎ばっかりずるずる大きくなるものの実は2センチくらいの大きさになると成長が止まり、とうもろこしにおいては何だか70センチくらいで成長が止まり見る見るうちに枯れていったので途中で引っこ抜いてしまいました。上手くいってるのはトマトと水菜くらい?後はシソやらミントやらバジルやらがちょろちょろとと言う感じです。難しいですね、家庭菜園も。



2ヶ月前と比べるとかなり成長してるかも。まぁ、葉っぱばっかで実はあんまり付いてないんですけどね。


先週末、やっとDIYが終わりました。工具は片付けられ、家具も元の位置に戻りほっと一息ついています。まだトイレに鏡はないし、ペーパーホルダーもないし、タオルかけもないのですが、とりあえずそんなものはどうでもいいという気分です。掃除機かけて、雑巾掛けして、やっと家がきれいになった~というだけで幸せ。後はポーチにちょっと手を加たり、チャイルドセイフティーゲートも取り付けたり、散らばってるものを整理したりとやる事はまだまだっぱいあるのですが、ま、これらはね、順次やっていくことにします。

さぁ、今週末は豆類植えなくては。なんでこんなに慌しいんだろうとたまにフと思う時があります。(笑)


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サボテンの実

2009年07月13日 | Arizona


お隣のおばあちゃんがサボテンの実をくれました。小ぶりなレモンくらいの大きさです。スペイン語しか話さないおばあちゃんなので、いろいろ説明してくれたけれど(多分)お庭のうちわサボテンの実で、(多分)そのまま割って生で食べられる。そこまでしかわかりませんでした。

サボテンは以前一度さっと炒めたものを食べさせてもらったことがあります。なんていうかな、アロエみたいな雰囲気で(食べたことないけど)茎昆布みたいな食感で、食べても食べなくてもいいけれど、体に特に女性にいいと言われているのでじゃぁ食べようかな。といった感じ?



なので正直あまり期待せずに食べてみました。が、シャリシャリした食感でほんのり甘くてジューシーで、ちょっと種が口にあたるもののなんだか妙に後を引く美味しさ。ごつごつしたサボテンからこんなに繊細なフルーツが取れるなんてびっくりです。どこまで食べられるのか良くわからなかったのですが、とりあえず白っぽい部分だけ頂きました。

昔の壁画などでサボテンの実を採っている絵をたまに見かけますが、こんなに美味しいなら納得です。ごちそうさまでした~。



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スイカとメロン

2009年07月10日 | Garden


我が家のスイカとメロン、いくつか実をつけてくれました。地面を這わせるのが普通?みたいですが、メルさんの手法はあくまで省エネ省スペースなので上へ上へ這わせていき、そして実がついたらネットとか布で支えてあげます。うちはペンキ塗りで使い込んだシーツ破りましたけれど。古いシーツをペンキ塗りで使い(床に敷く)、しかも何度も塗りなおしてるのでその度にシーツも使い、最後は裂いてまた使う。ええ、無駄にしませんよ、何一つ。



スイカの方が少し大きくて、息子の頭くらいの大きさかな。
「後どれくらいで食べられるんだろう・・・。」とぽそっと私。
「1ヶ月くらいだよ。」と彼。
一体何を根拠にそう思うのかわかりませんが、そうらしいです。


スイカやメロンが家で出来るなんてちょっと感動なのですが、間引いたり、這わせたり、布で支えたり・・・と結構手間隙かかり、場所も場所も使う割には収穫率が低いので、うーん、今年で最初で最後かななんて思ってます。
でも、1ヵ月後が楽しみです。皮ばっかり厚くて実がちょぼっとしかなくて、全然甘くなくてキュウリみたいな味でもここにアップしますので!


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ロールケーキ

2009年07月07日 | Pastries


なんか最近、全然スイーツ作ってない・・・と作りたくてうずうずしてた時にポットラックランチのお誘いを受け、久々にハンドミキサー回しました。この本の生地に挑戦。ロールケーキの生地、どのレシピでもなーんかどうしても上手くいかなくてしばらく焼いていなかったのですが、今回やっといい具合に焼けました。キメが細かくて、弾力がありながらフォークがスッと入るそんな理想の生地。焼き色も今まで全然つかなかったのですが、今回はきれいに色もついたのでかなり嬉しいのです。

ベリー系が今とても安く出回っているので、たっぷり使ってみました。普段は手が出せないお値段なので、今を堪能しなくてはという感じでそのままつまんだり、ヨーグルトに入れたり(たまに冷蔵庫でカピカピになってたり)と贅沢に消費してます。

とても丁寧に説明が書かれているなので、時間を見つけてはちょこちょこ目を通しています。この本のお陰で、今まで何度も泣かされてきているバターの扱い方学びました。もうスポンジ失敗する気がしないっ?なんて言っている場合ではなく、次回はどーんと1本まるまる写真に収められるようなちゃんとしたのを作りたいです。




こんな食事が毎日食べられたらなぁ・・・と毎回思ってしまいます。誰かが作ってくれたものはもうそれだけで美味しいんですよね。食べて、喋って、また食べる。あー楽しかった。また近いうちにランチしましょー。


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