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角川がYouTubeと提携 ユーザ投稿公認も

2008-01-25 17:15:01 | ニュース
角川グループホールディングスは1月25日、YouTube上で新事業を展開すると発表しました。
2月上旬にはYouTubeに公式チャンネルを設置も予定しているようです。
ユーザーが投稿した動画に自社権利作品が含まれていた場合も、権利者の許諾が得られれば「認定マーク」入りと半透明の広告を入れて公開し、広告収入を権利者に分配する仕組みを導入するようです。

動画の識別技術には「VideoID」と呼ばれるものを利用。
まだベータ版ではあるが世界中で50のコンテンツ企業と協業して成果が出ている技術だそうです。

広告の挿入はバナー形式や広告動画が選択可能。
動画の挿入は「InVideo Ad」と呼ばれる技術を利用するようです。

この技術を利用することにより、コンテンツの宣伝にもなるし著作権者も利益を上げることが出来ると考えているようです。
また、近い将来はアニメ1本分の配信も考えているそうです。

参考:BroadBand Watch
角川、YouTubeに公式チャンネル開設。新たなクリエイターの場を創出へ


やるな!角川!
これでこそ次世代を生き抜く技術でしょう。

ちょっと前に可決したという著作権付きコンテンツのダウンロード違法案は、とにかく法律で縛り付けて金を払わなければ絶対に見させない!という感じですね。
でも、この技術は問題視されている内容を逆手にとって利益にしましょうという考えのようです。

縛り付ければユーザは決められた通りお金を出すだろうという古い考えでしかいない人たちが権力を持っているので仕方がないのでしょうけど…。
それよりも発想の転換をして、ユーザが流れていく方に一緒に流れながら利益を得る方法を考えないとダメでしょう。

音楽データで言うとCCCDも失敗しましたよね。
コピーコントロールをすれば提供者の思うまま!という訳には全然行かず、ユーザから思いっきりブーイングされたまま去って行きました。
ま、CCCDは欠陥CDだから仕方がありませんが。

デジタル放送のコピーワンス問題も、後先考えず付加したら機器が売れなくなり、改善するといっても問題ばかり…。
コピワンも付加する理由なんてないのにねぇ。
「放送された内容を色々なところで見てもらう=宣伝」になると言うのにね。

もしかしたら、今後、角川&YouTubeの戦略が成功すればコピワン解除になるかもしれませんね。
YouTubeの利用率が上がれば放送内容をジャンジャン載せてもらった方が宣伝になりますし。

ちなみに、ダウンロード違法案やコピワン規制緩和で問題視されているのがP2Pでしょう。
どうもこの手の規制を決めている人たちはPCユーザ全員がP2Pを利用していると思っているようですよね。
少ないとは言い切れませんが、多いとも言えないはずです。
結局、今まではYouTubeのような動画配信技術がなかったのでP2Pを利用していただけで動画閲覧が手軽に利用できるのならP2Pから離れていくでしょう。

出来れば色々なコンテンツ企業がこの技術に賛同してもらいたいものですね。
近い将来はテレビ放送内容が普通にYouTubeで閲覧が可能になるかも知れませんね!


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