日々の暮らしを記憶に刻む

 日記、詩、短歌、読書録など焦らず無理せず書き続けています。
傍ら移りゆく社会及び地域の有り様を綴るブログです。

「九十歳、何がめでたい」佐藤愛子・著作を傍らに

2017-01-25 16:34:18 | 読書・映画・演劇・舞踊・美術
     Nさんが昨年、購入した本です
     踊り仲間の間を次々まわり
     私へ手渡されました

 40代~50代にかけて佐藤愛子・著作の
愛読者の一人でした。
文庫本を新刊、古本見つける度に購入しバス
や電車の中でも読み耽ったものです。
退職した50代半ば頃から、別に此れと言う
理由もなく佐藤愛子・著作への関心が薄らぎ
無関心状態になってしまいました。
読書時間が増える中で、どちらかというと軽
い読み物より、少し難解な本へ興味が戻った
感もありました。
ですから此の本を読むことで、久々佐藤愛子
氏がご健在であることを知ることが出来まし
た。
*経歴
佐藤愛子 大正12年(1923年)大阪生まれ。
甲南高等女学校卒業。
昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で
第61回直木賞
昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞
平成12年「血脈」の完成により菊池寛賞
平成27年「晩鐘」で紫式部文学賞
エッセイの名手としても知られ近著に
「孫と私の小さな歴史」「役に立たない人生
相談」その他多くの単行本など発刊。


血脈は大作でした。小説家として立つに到る
までの一族一家の生々しい生き方がリアルに
描写されていたのを思い出します。
今回の本は「女性セブン」に2015年2016年
と飛び飛びに掲載したエッセイを編集部の勧
めで(株)小学館から発行されました。
2016年8月6日 初版第一刷発行
2016年10月18日 第6刷発行
初回の発行部数がどれ程の数か知りませんが
読みやすさと風刺の利いたユーモアーの漂う
内容で、たちまち6刷を超えているのですか
ら、佐藤愛子さんもファンも健在だったのだ
と思いました。
何年ぶりかでのエッセイを読みながら、大い
に愉しみ声に出して独り笑ってしまいました。
Nさんの「笑いは免疫力を高めるそうよ。皆
さん此の本は本当に楽しく面白いわよ」とY
さんKさんを経て、私にも貸して下さった気
持ちが充分汲み取れました。高齢化が進む中
踊り仲間の誰もが、多少の差はありながら膝
や腰の痛み、或いは痺れに悩まされたりして
います。其れをお互いに笑いで紛らしながら、
共に踊り続けるには活力も智恵も必要です。
Nさん自身80歳を幾つか超えながらも、日常
よく歩きまわり、エスカレーターを使用しな
い健脚さを保つには、自らを律する強さをも
有するのだと思います。
 佐藤愛子氏は更に進んで今年は93歳をお迎
えでしょうか。
自らの高齢を愛で受け入れる傍ら「何がめで
たい」と言い放つ毅然とした姿が浮びます。
それでも私は思うのです。
生きたくても生きられなかった義姉(享年50
才)や妹(享年55歳)甥42歳、義弟48歳など
の別れから既に20年以上も生かされている自
分の命というものへの感謝と切なさ等をです。
どう考えても90歳まで生きられるとは思えま
せんが、此れは此れで哀しむこともないでし
ょう。
人の命の長短は、めでたくもあり、めでたく
もなし。如何様にも受け止めることが出来そ
うです。
 願わくば、長く病に臥し苦しみたくはない
と思うことだけで、あれこれ欲張らずに今年
も笑い多くして、楽しく暮らせたら幸せとい
うものです。もちろん自分さえ良ければいい
等とは考えず、よりよく暮らせる社会を求め
る気持ち等は、生涯保ち続けたいものと考え
ています。
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2 コメント

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Unknown (カズ)
2017-01-25 20:01:27
長生きは「めでたい」と思えるには置かれた状況や環境で個人差が出てきますよねぇ。。。。

僕ももう65歳を過ぎて老人になったと思っていたのが
今後は70歳から老人だとか言われて年金下げられても「めでたい」くわないな(笑)

まぁ どうせ生きているなら愚痴ってばかりいるより
生きていることを楽しんで笑って生きて最後の日も笑って消えたいもんですねぇ。

Unknown (みどり)
2017-01-25 23:39:19
カズ様
 本の内容に触れ感想を述べるつもりで書き出したのですが、身辺雑記のような具合になってしまいました。ここ数年読み捨てが多いので、読後感が苦手になりました。少しは努力を惜しまず書くことを意識したいと思いますが、段々に緻密さが薄れ、困っています。
 年金の件は私も腹立たしく思います。皆が元気で働ける訳ではありませんから、支給年齢をどんどん上げるのは卑劣です。早く亡くなり年金受けずにしまった人も多いのです。其処の処は言わず、健康な人にばかり焦点を当て、へんに持ち上げる政府には憤りが湧きます。

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