日々の暮らしを記憶に刻む

 日記、詩、短歌、読書録など焦らず無理せず書き続けています。
傍ら移りゆく社会及び地域の有り様を綴るブログです。

2016年 くらしの短歌 32

2016-12-20 22:04:39 | 2016年 くらしの短歌
   2016年 くらしの短歌 32

寒々と荒地となりし畑の隅
   縮み小松菜芽だし青めり


路地菊のつよき匂いの好ましき
   曲がり撓(たわ)むも自然の風情


冬木立梢に見ゆる蔦かづら
   カラカラ乾き光り零るる


竹林つぎつぎ伐るを目前に
   誰とは知らぬ職人風情


ベランダの小菊いろあせ葉枯れしも
   土に根深く春待つらしき


大根葉切らずに欲しき時あるに
   ざくり切り捨て儘(まま)ならぬ店


生産者直(ちょく)の小屋にて蓮根と 
   言わば沼地は祖父にて終わり


雨水溝浚う傍から黄落す
   すべて捨てきる公孫樹の覚悟


年末の掃除控えつ軍手買う
   百均なりとて数度用いぬ


電飾の夕闇見るを誘われつ
   断わり家路華なき暮らし
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