日々の暮らしを記憶に刻む

 日記、詩、短歌、読書録など焦らず無理せず書き続けています。
傍ら移りゆく社会及び地域の有り様を綴るブログです。

おしろい花は お母さんの匂いーみどりの詩ー

2016-09-15 21:56:12 | 2016年の詩作品
         2016年 みどりの詩

       おしろい花は お母さんの匂い

六才になった男の子
遙かに過ぎた 夏の午後
日焼けした顔が笑い
固くにぎりしめていた
手のひらを見せる

  ねえ ねえ
  おしろい花の黒い実をつぶすとね
  お母さんとおんなじ匂い
  ふんわりするんだよ
  知っていた?
  つぶすとね 白い粉がでるの
  そうしたらね
  指の先つるつるして
  おしろいができるんだ

はじめての夏休みだったろうか
だれが教えてくれたのだろう
何でも知っているかの得意気な顔
ねこじゃらし振りまわし  
セミ トンボ カブト虫
イモリすら捕まえ見せた悪戯ざかり

  おしろい、ほのかに刷いた 
  甘やかな匂いのお母さん
  六才だった男の子は覚えているかしら  
  紅のおしろい花が咲き群れている
  花の白粉匂うのは いつ 




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2 コメント

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Unknown (花てぼ)
2016-09-15 23:01:48
感性の優れた素敵な6歳の男の子。
お母さんはこのこを抱きしめたことでしょう。
Unknown (みどり)
2016-09-16 11:33:08
 沢山の思い出をくれた男の子でした。
当時はスポーツに偏るとは思えない、感じやすい子でした。何にでも興味を示し、彼の発見が私を導いていた時もありました。
家人すら気付かない「新しいお花活けたんだねぇ~」「電球変えたの。明るくなったね」「窓から見たら桜が大きくなったね」等々と。目敏く、よく笑いよくしゃべる子でした。比べてはいけないと思いつつも、上の男子との違いが大きく、様々な男の子の違いの面白さにビックリする日々でした。
 本人が望むことですから、あれこれ言いませんが、来春からどのような社会人となれるのかと、不安と期待を抱えながら、時折り幼かった日々の笑顔が脳裡によぎります。

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