日々の暮らしを記憶に刻む

 日記、詩、短歌、読書録など焦らず無理せず書き続けています。
傍ら移りゆく社会及び地域の有り様を綴るブログです。

秋冷の候となりました。 よく知られた短歌より

2016-10-10 22:55:21 | 旅・花と景色
      深まりゆく秋に
       よく知られている短歌です。

横浜の三渓園の名月の頃
グラビアから



 秋風が歌ごころを運んで来ます。
古本の整理をしていたら高校生対象の
「短歌鑑賞の手引き」という冊子を見つけました。
その中から秋らしい歌を引き出してみました。

秋来ぬと目にはさやかに見えねども
   風の音にぞおどろかれぬる  藤原敏行朝臣

幾山河こえさりゆかば さびしさの
   はてなん国ぞ きょうも旅ゆく 若山牧水 

妹の小さき歩み いそがせて
   千代紙(ちよがみ)買いに行く月夜かな 木下利玄

ガラス戸の外のつきよをながむれど
   ランプのかげの うつりて見えず  正岡子規

心なき身にもあわれは知られけり
    鴫(しぎ)立つ沢の秋の夕ぐれ  西行法師

父君よけさはいかにと手をつきて 
    問う子を見れば死なれざりけり  落合直文 

ふるさとの なまりなつかし停車場の
    人ごみの中に そを聴きに行く  石川啄木

みちのくの母のいのちをひと目見ん
    ひと目見んとぞ ただにいそげる  斎藤茂吉

山里は秋こそことにわびしけれ
    鹿の鳴く音(ね)に目をさましつつ 壬生忠岑

ゆく秋の大和の国の薬師寺の
    とうの上なるひとひらの雲  佐々木信綱

おりたちて けさの寒さをおどろきぬ
    つゆしとしとと かきの落ち葉深く 伊藤左千夫

石がけに子ども七人こしかけて
    ふぐをつりおり夕焼け小焼け  北原白秋

 

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