日々の暮らしを記憶に刻む

 日記、詩、短歌、読書録など焦らず無理せず書き続けています。
傍ら移りゆく社会及び地域の有り様を綴るブログです。

2017年 くらしの短歌 14

2017-08-13 16:14:42 | 2017年 くらしの短歌
        2017年  くらしの短歌 14

夏じまい朝顔絵柄とり外す
   秋は枯れ色瓢箪のれん


秋立つに日照り激しく蝉の声
   花の水やり容易ならざり


朝顔の花咲く日々の終わりゆく
   種まつ隅に鶏頭の朱


盆休み日頃用いぬ香焚きつ
   迎え火とする団地のくらし


盂蘭盆会(うらぼんえ)夢にも還り来たれかし
   夕ぐれ哀し北窓の風
   

ふるさとは生まれし土地と言い難く
   疎開の土地の思い出ばかり


*亡き叔父の献贈船のうやうやし
   神栖神社に今も残れり


*船造り大利根川に生きし叔父
   亡き後も遺す神社の神舟


(上の短歌に出てくる叔父は母の実弟です。
この7月末に姉が茨城県鹿島市神栖町利根川
沿いにある古い神社「息栖神社」を訪れた
ところ、航海の安全、安寧の為に祀られて
いる神舟が、叔父(中島敬次郎)が造り奉っ
た舟だと解ったそうです。
現在も其の舟を囲み、清らかな神水が注がれ
近隣の人々の祈りの場となっているとの事。
 私も姉も1943年頃から6年程を此の地へ
疎開していました。叔父は姉の娘である私達
にいつも優しく、仕事中の船小屋で木片やカ
ンナ屑を拾って遊んでいても、邪魔にするこ
とは一度もありませんでした。
 当時の利根川で漁をする人達にとって、小
型の木造船は必要で欠かせないものでした。
疎開中も横浜に戻ってからも、母は此の叔父
を誰よりも信頼していたように思います。
此の叔父の娘、つまり私たちの従妹は今も健
在で孫も多いようですが、叔父上は亡くなっ
て20年余を超えていると思います。
 今回団地の盆踊り大会と重なり、第2の故
郷とも言える神栖町へ、姉と同行できなかっ
たことが残念でしたが、姉から聞かされる故
郷へのつながりと大きさに、改めて感慨を深
くしました。)


盆休み医院の暦受け取りつ
   事前に受ける多量の薬


部屋飼いの友の愛犬旅立ちぬ
   癒す術なき我が娘に重ね

      盂蘭盆会に発す10首   

朝顔の暖簾 上の方にある絵模様





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (花てぼ)
2017-08-13 20:40:20
お盆は親子、兄妹、親類縁者達、と思い出すことが多くて感慨深いものがありますね。
私の場合、お盆の風習は好きですが、今年は実家の仏壇や墓を思い出すのさえままならぬものがあります。
Unknown (みどり)
2017-08-14 10:38:53
花てぼ様
 思いもかけないことが起きた夏ですね。
連れ合いの胃ガンの見つかった時、其れまで胃潰瘍の検診と服薬を続けていたのですが、全く違う箇所に見つかり、手術となりましたが、ガンの発見は難しいと医師は言います。当時納得できない言葉でした。度々内視鏡検査受けていたのに、見落としではないかと少しばかり不信感を抱きました。
主治医が信頼できるといいですね。
こちらは昨日から曇り模様ですが、入間の空も似たようなものでしょうね。
 10月頃には涼風の下、お会い出来たらいいですね。お大事になさって下さいね。

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