2月10日、連合会館で開かれた「『憲法と建国記念日』を考える2.10集会」に参加しました。会場は満杯で250人が参加。
講演は「『明治150年』と天皇代替わり」というテーマで原武史さんが講演。皇室典範の終身在位を改正しないまま「特例」として2019年4月30日に現天皇が退位して、皇太子が5月1日に即位することが決まった。今年は明治150年。政府は、この代替わりと合わせ、明治150年を祝い、2020年の憲法改正と合わせて「天皇の元首」を目指すかもしれない。代替わりと憲法改正の連動について警鐘をならした。
報告として、アジアの平和と歴史教育連帯のカン・ヘジョンさんが「日本の歴史認識と韓国」と題して、日本の歴史認識や「従軍慰安婦」をめぐる問題、教科書問題など問題提起された。
また、主催者挨拶では、昨年6月23日、安倍総理は慰霊の日に「沖縄が負った癒えることのない深い傷を想うとき、ただただ首をたれるほか、なす術はありません。平和な世界の実現に向け、普段の努力を続けていく、その誓いを新たにする日であります」と述べたが、安倍総理のごまかしや個人的野心を許さず、「明治の日」制定や憲法改正し戦争する国づくりを絶対許さず、しっかり対抗していこうと訴えていた。
明治は、沖縄にとって、琉球併合・旧慣温存の植民地の時代、そして、沖縄戦の捨て石、米軍支配、現在の弾圧「基地押し付け」へとつながっている、許しがたい時代。決して「祝う」ものではない。「抗する」時代だ。
ゆるやかに、したたかに、理不尽な差別に抗っていきましょう!
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