リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

造幣局通り抜け・・・2

2008-04-17 21:47:43 | Weblog

造幣局の桜は美しく、のびのびとおおらかで好き、だから毎年見に行くんだけれど、通り抜けの南側、大川沿いにずらっと並んでいる店を冷やかしながら歩くのもみんな、楽しそうだ。サザエの壺焼き、烏賊、ゲソの塩焼き、焼きそば、焼き鳥、たこ焼き、お好み焼き、タケノコ串焼き等々、屋台に並んで売っている。又、店中ではビール、酒のアテにしてウダウダ言いながら楽しんでいる客でいっぱいだ。サザエの壺焼きに熱燗・・・相性が合うよね。
でも、食べ物屋ばっかり。あと、金魚すくい、オタマジャクシすくい、ジャラジャラと10個の玉が出てくるパチンコやスマートボール、射的など少しあるくらい。
「見てらっしゃい、見てらっしゃい」と掛け声を聞くだけでも楽しいろくろく首や傘お化けなどのお化け屋敷、見せ物小屋なんか全くなくなった。
昭和の初めにはなくなったという「のぞきからくり」もこういう縁日には出ていたこともあった。いつ頃だったろうか?
母の里が南海沿線の春木だったので、子供の頃、岸和田だんじり祭りには何時も行っていた。現在のように全国的有名な祭りでなく地元だけの祭り、勿論、テレビに映し出されるわけでないので(テレビもなかったかも)もう、メチャクチャ、勇ましく元気良すぎてだんじり同士が本当のけんかして、けが人がいっぱい出ていた。リリオー達子供達は怖かったけれど、ずっと付いて走り回っていたんだ。当時の露天商も賑やかで楽しかった。「のぞきからくり」もそのひとつ。丸い穴をのぞき紙芝居のような絵が出てきて何か口上を言っているんだ。意味がわからなくても珍しく不思議な世界があったこと覚えている。たくさんのひとだかりが出来ていた。
何処で買っても食べても同じ味の店ばかりでなく、何か立ち止まって見たいと思う物があれば良いと思うが。
「なみちゃん、白いハンカチを打ち振りながら、ねえあなた・・・・・」ベンベン
何処かで聞こえてきそうな。粋だと思うけれどね。