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悲しみが癒えるまで

2013-01-24 23:15:35 | インポート
無事に母の三回忌が終わりました。
いわゆるグリーフワークというのを僕も経験しました。
精神科医の墨岡先生は、母が死んだと聞いたら、ええっとものすごくびっくりされ、大変だよ、兄弟はいるの、などと矢継ぎ早に質問してきました。
先生が何をびっくりされているかわからず、311の大震災があった時は、一人になったし、日本がどうなっていくか楽しみですなどと言ってしまったのですが、先生は、そのうち変わります、とおっしゃっただけでした。
実際、悲しみは、相続手続きが終わった頃に出てきました。
母のことが頭の中心から離れない、特に、ぬいぐるみを抱いた母の姿が頭から離れない、美術館どころではなく、もう寝るしかないという状態でした。
墨岡先生は、喪に服すという表現があるようにそれが当然なのだとおっしゃられ、変わるでしょうか?と聞くと、変わりますとおっしゃってくれました。
実際、一年くらい経つと、悲しみは、収まり、母のことは、思い出しますが、懐かしさと共に、少し脇に置いて想い出すようになりました。
この一連の心情の変化が、グリーフワークであり、人間誰しも避けられないということがわかりました。
思えば、立川の北の特養ホームまで六年以上も良く通ったものです。
母のところへ行っている間は当然家の中の整理など出来ません。
今整理すると、いつ買ったか忘れた、本やらCDやら、ビデオやらが沢山出てきます。CDなどは廃盤になっているから高く売れます。
そこそこの暮らしができることを有難くおもい、これからも生きていきます。
けど、墨岡先生は、父が死んだときは、人生いろいろあるとか言って驚かれなかった、実際、父の時は悲しみは、襲って来なかった、人間心理の機微を知り尽くしているな~と思う。


3 コメント

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お母様の死から立ちなおられて、本当に良かったと... (瀧野信一)
2013-01-25 11:29:02
お母様の死から立ちなおられて、本当に良かったと思います。
いい先生にめぐり会えたのも、良かったですね。
わたしは両親健在で、これから親の死に遭うことになるでしょうが、ちょっと想像できないですね。
将来、わたしにもグリーフワークがやってくるでしょう。
そうですか、 (青梗菜)
2013-01-26 22:02:55
そうですか、
そんなものなのですか。
僕も両親は健在です。
そうですか、
そんな時間を、
越えていかないといけないのですか。
ねえ、人間の心理って複雑ですね。 (oki)
2013-01-27 00:54:02
ねえ、人間の心理って複雑ですね。
これは、僕が鬱を患っていることとは関係なく、悲しみが出てこない方がおかしく、グリーフワークは、喪の仕事と訳しますが、だいたい一年くらい続くようです。
昔の人は一周忌、三周忌として、だいたい区切り付けて、悲しみと向き合ってきたのでしょう。
けど、大震災の前に母が死んだことは良かった。大震災の混乱は特養ホームにも及んだでしょうが、そんな経験させたくない。