俺、隠岐に立つ

2010年横浜から隠岐・海士町へ。
自然に囲まれ季節の移ろいを感じながら大好きな魚のことを考えて暮らす幸せな毎日を綴る

いわがき春香を満喫する会@Radice

2017-04-28 06:31:34 | 魚食

海士に住んでいることの喜びを季節の食材から感じるイベント第2弾

いわがき春香を満喫する会@Radiceを開催しました。

 

第1弾「クエを喰らう会」はこちら

 

この日はいわがき「春香」をすべての料理に使ったフルコースに、
桑本シェフセレクトのワイン3種類を合わせた特別メニュー。

海士でしか味わえない口福を、海士の人で楽しもうの日。

イベント開始前の準備中の店内。

もうすぐ準備してきたことが形になると思うとワクワクする気分。

 

徐々に集まってきたお客さんと、ビールを飲みながらスタンバイ。

本日のメニュー。

 

ドリンク1杯目はスパークリング。

2種の春香のカルパッチョ食べ比べ 3種のソースで

家で生のいわがきを食べるときは、①そのまま ②ポン酢 ③レモンなど柑橘 ④スコッチ。

もうちょっとレパートリーを広げたいと思ってたのでバルサミコのソースを習いたい。

 

このメニュー、カルパッチョ食べ比べとなっているのはいわがき自体にも違いがある。

この殻付の方はこの数年海士いわがき生産㈱が取り組んでいる新しい育て方でできたもの。

ようやくいいものが出来たと推薦をいただき、今回のイベントで皆さんに食べてもらうことにした。

とても身の入りが良く、従来の規格では3Sという1番小さいサイズながら十分な食べごたえ。

殻の形もばらつきが少なく、品質が向上しているとのこと。

生産者の努力ってすごいなーと思うし、それが知ってる人だとなおさらありがたく

「いただきます。」の気持ちになりますね。

2杯目はロゼ。

春香のオーブン焼き 黒豆ソース 人参ピューレ トリュフ風味

火を入れるとより香りが強まるいわがきをどう食べるか。

トリュフの香りと相まって、ムハムハな様態になってました。

オーブンでの焼き方も教えてもらったので応用できるかも。

 

濃厚なチーズと合わせたピザ。シンプルだけどこれいい!

サラダでしばし休憩。

 

この白ワインは濃くて美味しかった!

 

春香と旬野菜のピリ辛トマトソース アラビアータ

なんとなくトマトソースでくるんじゃないかと思ってたら的中。

パスタも極太で、それぞれの濃厚さを受け止めきってました。美味しいー!

スズキと春香のアクアパッツァ風

カサゴやレンコダイ、イサキなどアクアパッツァは美味しいけど子供には食べにくいよなーと

思っていたけど切身でいけるわ!と思ったのでこれはやってみよう。

 

当日はいわがきの生産者を含む12名の方と一緒に楽しみました。

 

 

美味しいものを作ってくれた人と一緒に食べるのは楽しい。

地元の食材をもっと楽しむことで、もっと幸せな島になると思う。

たまにはこういう非日常の「食」を楽しみ、これからはもっと日常の「食」にも

目を向けていきたいと思った1日でした。

 

Radiceの桑本シェフ、ごちそうさまでした。

 

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徳島県神山町に行って気が付いたこと(後篇)

2017-04-19 22:28:02 | 島暮らし術

徳島県神山町に行くことが決まった時、真鍋さんのオススメもあってAirbnbで宿をみつけることにした。

その結果、自分自身の暮らしを見つめるいい機会を得ることができた。

 

 

泊まった宿は、昔の酒蔵を改装したお洒落な古民家

地元野菜を中心にしたフランス料理のお店「カフェ オニヴァ」の奥で、

町の中心部と言っていいロケーション。

サテライトオフィスや「かま屋」、雨乞いの滝まで全部歩いて行ける好立地だ。

 

Airbnbを利用したのは初めてだが、ホストのikukoさんの案内はとても気遣いにあふれていて

不安を感じることはなかった。

次男の紙おむつを捨てる場所が限られることは事前に案内をもらっていたし、神山では月に1度しか

紙おむつを回収しないという話から地域の人たちがゴミに対して強く意識を持っていることに感心した。


また、この家は木質ボイラーによる熱循環で給湯や床暖房をまかなっており、暮らしの中のエネルギー自給

という新しい視点を得ることができた。

近くのきれいな川や滝には豊富に水が流れており、エネルギーや資源が地域の中にあることによって

貨幣経済にすべてを頼らなくてもいい暮らしを思い描くことができた。

近所には山羊を飼っている人がおり、その乳から作ったチーズを「カフェ オニヴァ」では食べることが出来るという。

いろんな人のやりたい暮らしがつながっているところが素敵だった。

 

海士町に移住した7年前、自然に近いところで四季のうつろいを感じながら暮らしたいという思いがあった。

仕事帰りに釣った魚を晩飯のおかずにするという夢は叶った。

漁師さんからたくさんのおすそ分けをいただき、調理や保存の知恵もついた。

目の前の暮らしを楽しむことに満足したころ、子供が生まれてより具体的に未来に目が向いてきた。

 

人生100年時代に突入し、長生きが家計におけるリスクと言われる現代。

持続可能で豊かな未来の暮らしの為に、これからの10年間は自給できるエネルギーや資源を増やし、

積極的に時間配分を見直すことで生活コストを下げる方向に向かっていきたいと思っている。

かつてはあらゆる資源を活かして暮らしてきたこの島の人々も、消費者と生産者の割合は逆転してきている。

海士では当たり前だった食の豊かささえ、持続可能ではないのだ。

 

移住前に描いていたもう一つの思いがある。

自然の恵みを暮らしに取り入れる知恵を身に付けたい。

 

豊かな自然と挑戦する人に恵まれたこの島で、新しい暮らしの形を模索しようと思う。

 

 

 


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徳島県神山町に行って気が付いたこと(前篇)

2017-04-18 23:05:28 | 島暮らし術

3月に徳島県の神山町に行ってきた。

 

地方創生の成功事例として海士町のようにマスコミに取り上げられる町。

海士町がIターンや大胆な産業振興、高校魅力化なら神山町はサテライトオフィスで有名だ。

 

しかし、家族みんなで出かけた理由はフード・ハブ・プロジェクトという地域の食と生産を支える新しい取組みを見て感じたかったからだった。

 

詳しくはものすごく分かり易くまとめられているウェブサイトをじっくり読んでいただければと思うが、

概要を理解してもらうために取組みの説明を引用させていただく。

 

-以下引用-

農業の担い手を育てるために、5つの取り組みがあります。

  1. 地域に貢献する「社会的農業」の実践
  2. 地域の食材を使った「食堂&パン屋」の運営
  3. お家の料理を楽しくする「食品店」の運営
  4. 地域の人たちとの「加工品」の開発&製造
  5. 地域に開かれた「テストキッチン」(加工場)の運営

 

-引用終わり-

 

この素敵なプロジェクトを知ったきっかけは、支配人の真鍋さんと出会ったことだ。

震災復興支援プロジェクト「google東北」に参加していた彼は、宮城県女川町の方々と海士町に来てくれた。

そのときに食のプロジェクト「nomadic kitchen」についての話を聞いた時、

こんなに素敵な食の活動を個人のつながりで実践している人々がいることに感動した。

それからずっと彼の活動をフォローしていて、神山町に移住し地域の食を支える活動へと

シフトしていくのをみてずっと気になっていたのだ。

 

 

 

実際にお店に行ってみて感じたことは大きく三つある。

 

一つ目は、この取組みが地域に受け容れられていること。

二つ目は、取組みに参加している人たちの顔つきが素敵だった。

最後に、このようなお店を海士で、漁業の為にやりたいと思ったこと。

 

お店に行ったのは金曜日の夜と、土曜日の昼。

平日の夜は、地元の人がゆっくりと日常として食事を楽しんでいる姿がいいと思った。

お料理は味付けがやさしく、地元の食材を中心に出されているので子供と一緒でも安心して食べられる。

ありがたいことに、お酒も割と充実している。

忙しい時に後ろめたさが無く外食を頼ることが出来るのは、地域の人にとってありがたいと思う。

 そして土曜日の昼。少し早めに来た方がいいとアドバイスをもらっていたにもかかわらず、

家族で名所「雨乞の滝」を見に行っていたらお店に着いたのは正午少し前。

お店の駐車場はいっぱいで、店内は行列の順番待ち。四国の他県ナンバーも多く、注目の高さがうかがえた。

いいお店は他の地域から人が来てお金を落としてもらえるという、島では忘れがちな事実を思い出す。

 

今回は真鍋さんから多くの方をご紹介いただけたのだが、特に運営メンバーの皆さんが

奔走している姿は大変そうながらにとても充実しているように見えた。

このプロジェクトは神山町とサテライトオフィスを構えている会社㈱モノサスが共同で設立した会社が

運営している。

地方創生の計画づくりにとどまらず、短期間で施策が目に見える形になっていることを見て、

実行の組織作りまでに踏み込んだ神山町の人たちの凄さを感じた。

 

そして、一番強く感じたこと。

神山で農業の為にこういった取り組みができるなら、漁業でも、海士でもできる可能性があるんじゃないかということ。

地方創生の計画づくりの時、自分自身のチャレンジプランとして発表した「海士産食材100%食堂」。

海だけじゃない島の食材と暮らしが素敵であると誇れるからこそ、島に来てくれた人に食べて欲しいと思う。

もちろん地元の人たちにとっても居心地がよく、かつ地域の産業を支えることに

貢献ができるそんな食堂が有れば、自分自身も利用したい。

 

そんな思いを強くするきっかけになった神山町訪問でした。

 

(後篇につづく)

 

 

 

 

 

 

 

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ついに手作り鯵魚醤が完成!

2017-03-01 07:00:00 | 魚食

ついに鯵の魚醤が完成した。

H25 12/25と記載があるので、実に3年と2か月。

たまーに気になりつつも、なんだか開けるのが億劫になっていた魚醤の封印を解いた。

製造過程はこちら や こちらこちらにも。

 

塩と鯵だけだったとは思えないどろどろした物体になっています。

匂いは強烈ですが、腐敗臭ではなくナンプラーのそれそのもの。

においが移ることも考えて、コーヒーフィルターは使わずに即席濾過機で。

はいっ!

こちらが完成品。

250mlを濾すのに1日半かかりました。

10秒に1滴くらいのペース。

最初は荒い目で濾してだんだん目を細かくすればもっと早かったかな?

肉眼で見るよりは薄い色の写真になっちゃったけど、こんな感じでさらっとしてます。

タイのお土産でもらって愛用しているナンプラーに比べると、香りもスッキリ。

実際になめてみても、クセは無く料理に使えそう。

 

まずはパスタでも作ってみるかな。

様々な料理の隠し味に、活躍しそうです。

 

てづくり魚醤、おすすめです。

 

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鯵の押し寿司

2017-02-28 07:00:00 | 魚食

小鯵をもらったらどうしようレパートリーに鯵の押しずしを加えたい。

いつも南蛮漬けやカレーフライではつまらない。

なにより、3歳と1歳の息子たちにはやはり骨が気になる。(食べているけど、たまに刺さる)

ジャーン、押し寿司用の枠を買ってしまった。ヒノキのいい香り。

初めて作ったにしてはなかなかの出来栄えじゃないですか。

近くで見てみると、ご飯がきっちり詰まっていないのと断面が若干崩れている。

 

反省点は、枠に十分水が吸われてなかったためにご飯がくっついてしまったこと。

それから、寿司を切った後包丁を引き抜いたために断面が崩れたこと。

さらに、子供にとっては酢で〆た鯵があまり受けなかったこと。

 

次は焼き鯖もしくはアナゴで挑戦だ!

 

しばらくハマりそうです。

 

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