パペット劇場ふらり旅 ~広島~

芝居好きの私がめぐり合った人形劇の魅力、たっぷりとお伝えします。

「父と暮らせば」(こまつ座) 広島公演 南区民文化センターホール

2005-06-22 | 演劇
「おとったん、ありがとありました」 父の背に頭を下げた彼女は今までとは一転して何と穏やかで優しげであったろうか。 この最後の瞬間のために一時間半の舞台があったのだといってもよい。 以前に観たときの斉藤友子の美津枝役では、いかにもおっとりと育ちのよさそうな風情の彼女が、自分自身の恋心となると頑ななまで心を封じ込めてしまうことが何とも哀切に感じられ、無二の親友への義理立てもいかにも彼女らしかった。 . . . 本文を読む

人形劇な日々 ~人形劇団京芸編~

2005-06-15 | 人形劇
実は私も人形劇を日々の生業としているプロが存在しているなんて思いもよらなかったのです。 プロの人形劇団「人形劇団京芸」の役者さん、辻角知恵子さんのプログ つじかど的京芸な日々が面白い。 人形劇の仕込みのようすから各地の公演(学校公演、幼稚園公演など)でのこと 平土間公演が多い人形劇での会場条件や客入れのようすなど。 あたら若い娘さんがこんな無頼の日々を・・と息を呑む瞬間や 芸術性と商品とのハザ . . . 本文を読む

「不時着」(水と油)広島公演 in アステールプラザ中ホール

2005-06-13 | 演劇
全国ツアーで一番チケット代の高い(訂正:二番目じゃなくて一番高かった)広島公演ですが、入りはまずまず。芝居見物のおばさまたち、演劇こだわり派の若いファン、どうやら「水と油」のおっかけと思しき女の子たち、子ども連れの母親など等。 主催はTSSテレビ新広島ですが、さまざまなルートでチケット販売がされたようす。 舞台中央に巨大なチェスのような市松模様の碁盤の目。 左右にはお馴染みの椅子(黒い丸イスと真 . . . 本文を読む

北村直樹人形劇ワークショップ

2005-06-10 | 人形劇
今回は人形劇を楽しく体験してみようというワークショップ。 講師の北村直樹さんは人形芝居ひつじのカンパニーの看板俳優さんである。 お話を考えるところから、それぞれの役を決めて各自人形製作、台詞の稽古をして、舞台発表まで。 ワークショップは2時間ちょっとですから、うまく形にならなくても全然オッケーですと北村さん。 参加者は5人ずつの3グループに分れ自己紹介。アマチュアで人形劇をやっている人や保育園に . . . 本文を読む

「きらい、きらい、ちょっとすき」(くわえぱぺっとステージ・ひつじのカンパニー)

2005-06-06 | 人形劇
「あなたがうまれるまで」の前に上演されるミニミニシアター。 いわば本編に対しての「つかみ」の人形劇、だが勿体ないくらい洒落たステージなのだ。 つげくわえと北村直樹はそれぞれ舞台作品の演出もこなす人形劇界のベテランである。 その二人が、お互いのカンパニー名のプレートを巡っての攻防戦から息の合ったところを見せる。 最初は、人形劇ではお馴染みの棒遣いのあおむし君登場。二人のキャラクターそのままのように . . . 本文を読む

6月のお芝居の予定

2005-06-05 | 演劇
4・5月と芝居見物には寂しい春でしたが、6月は楽しいひと月になりそう。 ・「あなたがうまれるまで」くわえ・ぱぺっとステージ・人形芝居ひつじのカンパニー合同企画    せっかく、人形劇のプログをと始めたのにその人形劇を観に行くチャンスがなくって残念でした。   人形劇ワークショップにも参加しちゃうつもり。のちほど参加のご報告も。 ・「不時着」(水と油)     以前山口でステージを見て以来。初見 . . . 本文を読む

「交渉人 真下正義」

2005-06-02 | お芝居ひとりごと
6月1日「映画の日」。 第1回目の朝の上映時間はさすがに人もまばら。 評判もいいみたいだし、何度も見たって人もあって、期待の映画でした。 私は実は地下鉄大好き人間で、都内での観劇は初乗り料金の高いJRは避け たいがいの劇場は地下鉄を乗り継いで観にいったものです。 お気に入りは赤の車体に白のライン、螺旋の銀がとってもオシャレな丸の内線。 現在はすべての車両がシルバーの車体に路線ごとに色分けしたライ . . . 本文を読む