もう何の予備知識もなしに「飛ぶ劇場」を観にいったです。東京進出をした九州の人気劇団というだけで。
あのギンギラ太陽'sが大評判で残念ながら観にいくことが出来なくて、その後悔がバネですね。だから何となくもっと異色な感じを期待していた。割りと普通な感じだった。
アステールプラザ多目的スタジオの奥まった場所に舞台。特設の観客席は100席弱ほど。広島公演は土日で2ステージ。上演時間は約2時間(休憩なし)。
はだか舞台で開演となり、登場した二人の役者が客席に向け挨拶をしたのにはちょっとギョっとする。
観客に一緒に手拍子をさせながら、開演中の諸注意(飲食の禁止、ケータイの切断等)をギターの伴奏しながら「幸せなら手をたたこう」で替え歌で。
こんな馴れ馴れしいこと都会の劇団はまずしないだろう。なんか久々に温かい共犯的な感覚。
二人はそのまま舞台に戻り芝居が始まる。
舞台は下宿屋のような6畳間の部屋と押入れ、下手から渡り廊下と入り口のドア。半間ほどの土間があり上手に二階への階段。周囲の庭には様々なガラクタ。浮き輪なんかもあって津波のあと?みたい。
題名の連想から、「ガラスの動物園」のイメージかなって思った。
人に会うのが怖くて自分の世界に閉じこもっている男の子の話だったから。
ただ、家族や親戚として登場する人たちがあーさんが皿に盛った食べ物を貪るように食べる場面があって、「ん?」って感じ。これが実は・・・なのだが。
あーさんの住むこの実家の離れ(兼学生時代のアパート)の建物がドリフの「8時だよ、全員集合」ばりに、回り舞台になっていて裏側から押入れの中の場面も見られる。
まだ地方巡演中なので詳しい話はネタバレになってしまうので書けないのだけれど今回の作品は作者の泊さんにとって自伝的な作だそうだ。いつもの「飛ぶ劇場」とは少し趣が違うのかもしれない。
実は、新興の人気劇団というと、かつて「熱海殺人事件」で注目を浴びたつかこうへいは、観客席からオレンジのつなぎでマイウェイを歌いながら大山金太郎が登場したり、だからそんな華麗な演出を期待したのだけれど。「新感線」なんかの時代にはこんなのは流行らないのかな。
観終わると作者の世界観というよりは個人的な事情って印象が強かった。もちろん若い世代なりの人生の悩みには真摯に同情するのだけれど。
芝居なんかしていて青春時代を過ごしてしまい、周りを見回せば結婚して就職し、かたぎの仕事についているかつての仲間がいて、自分はその芝居でもいまだに目処が立たない。その忸怩たるあせり。理想を見切りそびれてしまった人生。
結婚をして仕事をやめる心細さをかなりの女性が味わう。
家族に求められ時には感謝されながら、でも彼らはあれこれと勝手な希望を言うだけで何一つ手を貸してはくれない。この少数の観客に向けて主婦を母を演じ続けるのだ。見切りを付けそびれて30才半ばを過ぎてしまえば、経済的自立さえ困難になる。なんとアマチュア演劇の役者と似たような境遇であろうか。
社会で銭になる仕事を独占している男たちは、大事な「何か」が見えていない。
そんな男の語る理想にはどこか欠けた部分がある。
ましてや半ば成功したあなた(東京公演を叶えた「とぶげき」)には言われたくないよって思うヤツがいるかもしれない。そんな覚悟は作者にあるのだろうか。
あのギンギラ太陽'sが大評判で残念ながら観にいくことが出来なくて、その後悔がバネですね。だから何となくもっと異色な感じを期待していた。割りと普通な感じだった。
アステールプラザ多目的スタジオの奥まった場所に舞台。特設の観客席は100席弱ほど。広島公演は土日で2ステージ。上演時間は約2時間(休憩なし)。
はだか舞台で開演となり、登場した二人の役者が客席に向け挨拶をしたのにはちょっとギョっとする。
観客に一緒に手拍子をさせながら、開演中の諸注意(飲食の禁止、ケータイの切断等)をギターの伴奏しながら「幸せなら手をたたこう」で替え歌で。
こんな馴れ馴れしいこと都会の劇団はまずしないだろう。なんか久々に温かい共犯的な感覚。
二人はそのまま舞台に戻り芝居が始まる。
舞台は下宿屋のような6畳間の部屋と押入れ、下手から渡り廊下と入り口のドア。半間ほどの土間があり上手に二階への階段。周囲の庭には様々なガラクタ。浮き輪なんかもあって津波のあと?みたい。
題名の連想から、「ガラスの動物園」のイメージかなって思った。
人に会うのが怖くて自分の世界に閉じこもっている男の子の話だったから。
ただ、家族や親戚として登場する人たちがあーさんが皿に盛った食べ物を貪るように食べる場面があって、「ん?」って感じ。これが実は・・・なのだが。
あーさんの住むこの実家の離れ(兼学生時代のアパート)の建物がドリフの「8時だよ、全員集合」ばりに、回り舞台になっていて裏側から押入れの中の場面も見られる。
まだ地方巡演中なので詳しい話はネタバレになってしまうので書けないのだけれど今回の作品は作者の泊さんにとって自伝的な作だそうだ。いつもの「飛ぶ劇場」とは少し趣が違うのかもしれない。
実は、新興の人気劇団というと、かつて「熱海殺人事件」で注目を浴びたつかこうへいは、観客席からオレンジのつなぎでマイウェイを歌いながら大山金太郎が登場したり、だからそんな華麗な演出を期待したのだけれど。「新感線」なんかの時代にはこんなのは流行らないのかな。
観終わると作者の世界観というよりは個人的な事情って印象が強かった。もちろん若い世代なりの人生の悩みには真摯に同情するのだけれど。
芝居なんかしていて青春時代を過ごしてしまい、周りを見回せば結婚して就職し、かたぎの仕事についているかつての仲間がいて、自分はその芝居でもいまだに目処が立たない。その忸怩たるあせり。理想を見切りそびれてしまった人生。
結婚をして仕事をやめる心細さをかなりの女性が味わう。
家族に求められ時には感謝されながら、でも彼らはあれこれと勝手な希望を言うだけで何一つ手を貸してはくれない。この少数の観客に向けて主婦を母を演じ続けるのだ。見切りを付けそびれて30才半ばを過ぎてしまえば、経済的自立さえ困難になる。なんとアマチュア演劇の役者と似たような境遇であろうか。
社会で銭になる仕事を独占している男たちは、大事な「何か」が見えていない。
そんな男の語る理想にはどこか欠けた部分がある。
ましてや半ば成功したあなた(東京公演を叶えた「とぶげき」)には言われたくないよって思うヤツがいるかもしれない。そんな覚悟は作者にあるのだろうか。









