パペット劇場ふらり旅 〜広島〜

芝居好きの私がめぐり合った人形劇の魅力、たっぷりとお伝えします。

「ロベルトの操縦」(ヨーロッパ企画)広島公演 〜アステールプラザ大ホール〜 

2011-10-02 | 演劇
ヨーロッパ企画「ロベルトの操縦」は一言でいうと、ロベルトを操縦するというお芝居だった。まあ・・、それだけである。

それっ、ヨーロッパ企画だぞ〜、だけのノリで観に行った私も悪い。
けど、だいたいの芝居は思い付きでふらっと観に行っているわけで、使命感に燃えて芝居を観に行ったりはしないのだけれど。

やれ、携帯電話のスイッチは事前に切っておけ等と言われながら待つ。開場時間の30分前になっても観客の長蛇の列はほとんど動かず蛇行して伸びていくばかり。案の定、開演時間の3時になっても芝居は始まらない。
相変わらず、こんな大ホールで公演をしているわけで、主催者側の演劇公演に対する愛情は感じられない。

昨日、NHKワンセグ2「青山ワンセグ開発」で、ヨーロッパ企画が制作したペープサートドラ
「タクシードライバー祇園太郎」(全3話)を観てから出掛けた。
この一見しょぼい紙製人形劇は、人間の煩悩やら、胸キュンの恋物語もあり、なかなか面白い。

「ロベルトの操縦」は移動コメディという触れ込みだったが、思いつきと成り行きだけで軍事基地(駐屯地)にある砂上を走行するロベルトという戦闘機を勝手に操縦。
砂漠の真ん中にあるらしい自動販売機のコーラを買いに出掛け、そのまま海まで遊びに行こうっていうストーリー。
これを面白がって観に来る若い世代が多いってことに、あたしらはもっと危機感を持たなきゃイケンよね。その上、物分りのいい大人である私は、目くじらは立てないし。もう末期症状だ。

例のハコモノ行政のおかげで、広島市内の各区には同じような大きさの公共ホールが建っている。ほとんどは貸し館状態で、まともに演劇公演をやっているのは、東区民センターと南区民センター、それに中区のアステールプラザくらい。
その中で、作品に拘りはなくて金に飽かして都会の芝居を呼んでるよねって感じるのがアステールプラザ。(主催は地元テレビ局で、アステールプラザ芸術劇場って冠をつけて企画されている)
だいたい、演劇公演に1200名の大ホールというのは、如何なものかって誰だって思う。

近ごろ、外部(主に東京など)から呼んでくる有名な芝居公演をあまり面白いと思わなくなった。考えられる原因は以下の3つ。

(1)(採算面からか)大ホールで公演されることが多くて、これは比較的前の方の席のチケットが取れたとしても、台詞が大ホールに拡散して聞き取り難く、芝居が台無しになっていること。

(2) ちゃんとした演劇公演は、大阪あるいは岡山公演を済ませると、広島公演はしないで福岡に行ってしまうこと。

(3)そして、三つ目は、広島在住の劇団や広島で企画上演される公演が数年前より遥かに面白くなったこと。 《これ、特筆事項》

あれほど長蛇の観客が入場したにもかかわらず、大ホールはサイドの席ががら空きだった。京都・名古屋・東京・大阪・福岡と各地を巡演して広島公演が最終日になる。
観客の大きな拍手が印象的だった。面白かったの、ホントに?

終演は夕方の5時少し前、観劇アンケートは書かずに足早に劇場をあとにする観客が多かった。


ジャンル:
演劇
キーワード
ヨーロッパ企画 アステールプラザ 自動販売機 ハコモノ行政 ペープサート ワンセグ2 タクシードライバー
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