こんにちは。Dr.Waveです。
10/14は遷延する吃逆のケースを症例検討しました。
吃逆の診療は1年に数例は遭遇します。
"common but not so often"ですが、覚えておきたいところです。
吃逆の診断では、まず吃逆の機序を認識しておきます。
咽頭→孤束核(延髄)→網様体→気管
⭨→→横隔膜
その上で中枢性と末梢性の各部位の疾患を鑑別診断しておきます。
器質的な病態を鑑別し、代謝性、薬剤性、中毒性の原因がないかを診断します。
吃逆の原因となる病態に対して根本的な治療戦略を立てたうえで、対症療法としてのバクロフェンや芍薬甘草湯などの薬物療法や柿蒂(かきのへた)を処方します。
柿蒂(かきのへた)については取り扱いをしている薬局を確認しておかないとなりません。
日常の医療相談でも吃逆はよくあるので、この機会にまとめておきました。
ちなみに今回の原因は孤束核に病変を起こした多発性硬化症でした。
多発性硬化症は様々なpresentationで発症しまするため、ついでながら、Lhermitte徴候(頸部の前屈で背中から下方に電撃て家貴な痛みが放散)、Uhthoff現象(体温の上昇で神経症状が増悪し、体温の低下で元に戻る現象)、有痛性強直性痙攣(持続性の短い痛み。体幹に起こることもある)など特徴的な症状についても復習をしておきました。
N瀬先生、プレゼンありがとうございました。
10/14は遷延する吃逆のケースを症例検討しました。
吃逆の診療は1年に数例は遭遇します。
"common but not so often"ですが、覚えておきたいところです。
吃逆の診断では、まず吃逆の機序を認識しておきます。
咽頭→孤束核(延髄)→網様体→気管
⭨→→横隔膜
その上で中枢性と末梢性の各部位の疾患を鑑別診断しておきます。
器質的な病態を鑑別し、代謝性、薬剤性、中毒性の原因がないかを診断します。
吃逆の原因となる病態に対して根本的な治療戦略を立てたうえで、対症療法としてのバクロフェンや芍薬甘草湯などの薬物療法や柿蒂(かきのへた)を処方します。
柿蒂(かきのへた)については取り扱いをしている薬局を確認しておかないとなりません。
日常の医療相談でも吃逆はよくあるので、この機会にまとめておきました。
ちなみに今回の原因は孤束核に病変を起こした多発性硬化症でした。
多発性硬化症は様々なpresentationで発症しまするため、ついでながら、Lhermitte徴候(頸部の前屈で背中から下方に電撃て家貴な痛みが放散)、Uhthoff現象(体温の上昇で神経症状が増悪し、体温の低下で元に戻る現象)、有痛性強直性痙攣(持続性の短い痛み。体幹に起こることもある)など特徴的な症状についても復習をしておきました。
N瀬先生、プレゼンありがとうございました。