2010,5,15
吾妻山(1239m)・烏帽子山(1225m)・比婆山(1264m)
広島県・島根県
(2)
吾妻山ロッジ-吾妻山-大膳原-烏帽子山-比婆山-大膳原-吾妻山ロッジ
■烏帽子山 11:41~11:47 (1225m)
程なくで烏帽子山山頂。
▲烏帽子山山頂(クリック拡大)
山頂は思っていた以上に広く、東には気持ち良さそうな稜線に毛無山。その向こうに、吾妻山
同様に伯耆大山が鎮座しております。
▲条溝石
烏帽子山山頂の一角には、条溝石といわれる石に線が入っている石。なぜ線が入っているかは
いまだに謎らしい。
▲比婆山
烏帽子山から比婆山に向かう為、一旦下りますが標高差はさほどでもなく、樹林帯から出て
これから向う、比婆山のなだらかな山容が目の前に現われた。
▲ブナ林
鞍部から登り返す頃には、周りはブナ林に覆われたゆったりした山道に変わった。
▲産子の岩戸
途中「産子の岩戸」に立ち寄る。これは、二つの大きな岩の間に小さな岩が今にも落ちそうな
岩を今にも子供を産み落としそうなことをなぞらえたもので、古事記への路という案内板に詳細
が記されている。
■比婆山10合目 12:19~12:27 (1264m)
▲比婆山御陵
登山道に戻ると、すぐに比婆山10合目に到着する。普通なら山頂と書くところだが、碑には
10合目と記されているので同様に記した。ここが御陵で、ブナ林の中で鎖で囲まれるように
守られている。
■イチイの門
▲イチイの門
御陵の南側には1対のイチイの木で御陵への門を作っていたらしいが、今は左側が折れてし
まっている。
先に進もう。池ノ段へ向って歩くとすぐに、管理事務所と書かれた分岐点が現われる。
ここで管理事務所の方面に左に向うと、今回のコースハイライトのブナの純林に入ってゆく。
▲ブナの純林(クリックで拡大)
ここは圧巻だった。広大なブナ林はまさに新緑の季節。
▲ブナの純林(クリックで拡大)
新緑特有の黄緑色の若葉の林は目にも鮮やかでまぶしいくらいだ。それも、広範囲で折り返
してから全てがブナ林で、こんなに大きなブナ林があるなんて全く知らなかった。
これほどなら秋に紅葉時にもすばらしい光景を見る事ができるだろう。
■分岐 12:53
縦走路に戻ってきた。真っ直ぐ行けば烏帽子山山頂を巻いて大膳原へ降りることができるが、
今一度烏帽子山に向う事をセレクトした。
▲吾妻山(クリックで拡大)
左側には吾妻山が再び姿を現した。
■烏帽子山山頂 13:00~13:22 (1225m)
▲烏帽子山山頂
烏帽子山山頂で遅めの昼食を摂り、ちょっと岩の上で遊んだ後下山にかかる。
■大膳原キャンプ場 13:50
帰りに大膳原にキャンプ場があるのでトイレにちょっと立ち寄ってみた。
▲キャンプ場
大膳原から北に入ったところに、キャンプファイヤーができる広い広場とベンチが数個。
そしてまだ新しい避難小屋。
▲避難小屋内部
中に入ってみると、かなり広いし清潔感にあふれている。その外に、テン場とこれまた新しい
トイレ。これは一度は泊まってみたいと思えるキャンプ場だ。
キャンプ場からは吾妻山を登らず、南ノ原経由でロッジを目指す。
▲南ノ原
ここでも、ブナ林が迎えてくれ、林を抜けると南側が開け、ドルフィンバレースキー場などが見て
取れる。この道、時間はかかるがアップダウンが少ないので歩きやすい。
ほどなくで、吾妻山ロッジのキャンプ場に出、ロッジ手前の大池に付くと、池の中で何かが住ん
でいる。
■大池 14:56
▲大池の鯉
どうやら鯉のようだ、歩く音とかに反応するようで、手をたたいてみるとこんなことになってしまっ
た。とにかくすごい数だ。錦鯉もいるが、ほとんどが一般的な鯉だ。
これだけの数がいるということは、まさかロッジの夕食に・・・・・・。
■吾妻山ロッジ 15:00
無事に下山。お風呂で汗を流そうと、ロッジのフロントに行くと、「鯉のエサ 100円」の文字が・・・。