2011,4,29
武奈ケ岳(滋賀県)
1214m
坊門-御殿山-山頂-御殿山-坊門
武奈ケ岳。以前から一度登ってみたいと思っていて、山頂から琵琶湖を一望でき、比良の名峰と
謳われ関西の人々に非常に人気が高い印象がある。
200名山にも数えられ、登頂するには色々なルートがある中で、今回は一番CTが短い西側の
坊門からチャレンジすることにした。
(クリックで拡大)
登山口の大津市の葛川自然公園の駐車場に到着すると、近畿一円のナンバープレートの車が集結していて、やはり人気の高さを感じ取ることができた。
■明王院 9:52 (318m)
▲明王院
坊門の登山口は、明王院の赤い欄干の橋がスタート地点だ。境内を抜けると、登山口となり、
いきなりの急登が延々と続く。
▲杉林の急登
予習で急登だとは聞いていたのだが、予想をはるかに超える急登に、身体は着いて来ないは、
面食らうわで、息が上がってしまった。
まだ標高846mまで続くと聞いていたので、焦らないようにペースを抑え、一歩ずつ一歩ずつ
進めていった。
上からは、すでに下山者とすれ違うようになった。
雪の状況を聞くと、アイゼンは不要とのこと。しかし、昨日の雨で道がぬかるみ、落ち葉で滑ることが
問題だ。気をつけてのアドバイスを頂き謝意を伝えて別れた。
▲846m付近
スントの高度計が840mを指す頃には、尾根に出たのか、やっと緩やかな道になり、一息ついた。
ここからは、尾根を巻くように道は付けられ、登山道なのに、田んぼの中を歩いているように
なった。さっきのアドバイスはこれだなと思ったが、本当に酷い状況だった。
やっと道は、尾根道に戻り辿り着いたのが、
■御殿山 11:52 (1097m)
▲御殿山
御殿山。ここまで来ると、後は武奈ケ岳のハイライトの西南稜を楽しむのみだ。
▲武奈ケ岳西南稜(クリックで拡大)
一旦下り、
▲ワサビ峠
鞍部にあるワサビ峠を過ぎ、武奈ケ岳西南稜を満喫すべく登り返す。
▲武奈ケ岳(クリックで拡大)
これからが、今日の核心部だ。稜線漫歩を楽しむべく進んで行くが、残念なのが空は曇天になって来た。
どうも、先日以来天気に恵まれない。
▲雪渓
とりあえず、目の前には雪渓。実は、ブログを検索している内に、今年の武奈ケ岳雪が多いという
ことをキャッチしていた。なので、本日は、12本アイゼンまで持参し、プレアルプスとして登って来た。
どうやらこの雪渓が本日の雪まみれの地点らしい。
アイゼンが、ただのザックの重りと化したのがここだ。(精神的に本当に重い。)
▲武奈ケ岳山頂を望む
雪渓を登り、緩やかな稜線を登るとちょっとした岩場を登ると山頂はあと少しだ。
ここから見える、山頂の人の多さを見ると、坊門の車の数からは計り知れない多さの人の姿が見える。
緩やかな稜線を登りつめると
■武奈ケ岳 12:38~13:16 (1214m)
▲武奈ケ岳山頂
武奈ケ岳山頂に到着。なんとか琵琶湖を望むことができる。
山頂には子供も多い。子供の足では大変だろうと思うが、多くの家族連れも含めて賑わっていた。
山頂の碑の前で写真を撮るのに順番待ちができるほどだ。
あとは、山頂からの展望を楽しむと言いたいところだが、怪しい雲がどんどん我々の上にやってきて
展望を遮ってしまった。仕方ないので、昼食を食べていると霧雨が降ってきた。
またまた、天気予報に裏切られてしまった。
そそくさと食事を終え、山頂を後にしようとした時には、いつの間にかあれほど賑わっていた山頂は
がら~んとしていた。
帰りは一気に下山だ。雨こそ止んだが、展望は相変わらずなのでどんどん下っていった。
■御殿山 13:47
とにかく、落ち葉とぬかるみに気を付け、
■846m 14:22
846m地点まで戻って来た。ここからは、標高差約500mの急降下が待っている。
▲急降下の杉林
ぬかるみの道も大変だが、この急降下も大変だ。
最後の方では膝の制御が効かなくなるほどだった。
■明王院 15:07 (318m)
▲明王院の赤橋より
山頂より2時間弱で登山口の明王院に到着。
この後は、比良とぴあで汗を流し、高速での約30Kmの渋滞を避ける為、丹波篠山から高速に乗って
岡山に戻った。