小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

立山(1) 2012.4.28~29

2012年05月13日 | 山登り

2012,4,28~29

立山(富山県)

別山 2880m

(1)

室堂-雷鳥沢-剣御前小舎-別山-雷鳥荘

昨年は蝶ケ岳。一昨年は南九州。その前には、燕岳と八ケ岳。と経てきたわけですが今年はどこにするか?

今年は仕事の都合上、GW前半の3連休しか休めません。そこで決めたのが、立山です!

岡山を午前0時に出発しましたが、さすがに始発6時の立山ケーブルに間に合うこともできず、到着できた

のは午前7時。

駐車場も今まで止めたこともない一番奥のところに止め、アルペンルートへ。改札に行くと案外空いていて

待ち時間無。ケーブル、高原バスと乗り継ぎ室堂に到着。

■室堂 8:50 (2450m)

▲立山(クリックで拡大)

すでに、多くの観光客でターミナルは賑わっていた。そんな人達を横目に最上階に出て見ると目の前には

快晴の中での立山が鎮座していた。

雪の平原の中、移動して行くと

▲みくりが池(クリックで拡大)

この時期しか見ることのできない凍ったみくりが池と奥大日岳が迎えてくれた。

この辺りまでは、観光客がいたがさすがにここからは山ヤ・・・いや山スキーヤーの世界に変わってゆく。

本日宿泊予定の「雷鳥荘」では、

 

▲剣御前小舎(クリックで拡大)

本日のターゲット?である雷鳥平から剣御前小舎への斜面を眺めると、「かなり手ごわそうだ。」というのが

正直な感想だ。まずは、雷鳥平までザックザクと下り、ここでアイゼンを装着。

冬道は夏道とは一つ西の尾根を登ります。周りは山スキーヤーばかりで、オッチラコッチラ登ります。

これかなりの急登。そりゃあ、夏にはこの道を避けるために新室堂乗越に迂回するほどですから。

▲オッチラコッチラ

本日、とにかく暑い!小太郎はTシャツでさえ暑い。そんなんだから、足元の雪はぐさぐさの状態。

先行者のトレースをガッチリと頂くことでやっと登れる、そんなんだから、蟻の行列ができるんです。

休憩を挟んで上を見ますが、先は長い!

▲しんどい尾根(クリックで拡大)

ゴールはまだまだです。斜面が南向きなので、時間が進むほど雪が腐って行きます。本当に今日はGWですよね?

▲立山・雄山(クリックで拡大)

1っ歩1っ歩確実に進むことで、徐々に雄山の標高に近づてきました。

▲後ろには奥大日岳(クリックで拡大)

剣御前小舎への最後の関門は、ナイフリッジ!気持ちのいいものではありません。

■剣御前小舎 11:34~

▲剣御前小舎

無事、剣御前小舎に到着。ここで、昼食休憩。小太郎は上部の状況を見て、アイゼンを外しました。

が、北から猛烈な風が吹き付け、アウターを着込みました。さっきまでの暑さはなんだったんだって感じです。

山スキーヤー達は、ここから剣沢、雷鳥沢に向けてスライドダウンです。

では、別山に向けて出発します。ここからは、山ヤの世界。一気に人が少なくなり、なにやらディープな世界に

入ったようです。

▲ディープ世界?(クリックで拡大)

いや、ここは本当に素晴らしい世界です。風が強いことに変わりありませんが、360度のパノラマが続きます。

▲別山南峰(クリックで拡大)

雪と夏道のミックスルートを2つ3つ尾根を越え、目の前には本日のターゲットの別山南峰!

アルプス縦走をしているような雄大な景色に、ノックアウト状態です。

■別山南峰 12:43~12:52 (2874m)

▲別山南峰(クリックで拡大)

別山南峰からは、立山本峰がドーンです。夏には、立派な祠が鎮座していますが、ほとんどが雪の中。

目の前には、何も遮るものがなく、立山本峰だけでなく、雷鳥平、室堂、そして剱岳。

あまりの景色に言葉が出ません。

唯一冷静に見えたのは、雄山からの縦走している人は皆無です。

この時期には、エキスパートの世界なんでしょうか。

目を転じれば、北には広い雪原の先に北峰が、手招きしているようで思わず行ってみました。

                                                    (2)につづく



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