小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

乗鞍岳(2) 2010,7,19

2010年08月08日 | 山登り

2010,7,19

乗鞍岳(3026m)

岐阜県・長野県

(2)

畳平-肩の小屋-乗鞍岳山頂-肩の小屋-富士見岳-畳平

(1)からよむ

急坂を登りきると、乗鞍岳の火口外輪のような尾根に出た。

▲権現池

ここに来ると、西側が開け強風が吹きつけてきた。今までは、急坂でもあり暑い、暑いを連発

していたのに、じっとしいると寒い。風が吹くだけでここが3,000mの世界だと実感する。

▲剣ヶ峰まであと少し

蚕玉岳(こだまだけ)を巻いて、ザレの道を登れば剣ヶ峰まであと少しだ。

この後、道は左右に分かれるのだが、登りやすそう思えた右側へ向う。しかし、実は登りは左。

下りが右となっていたようだ。ガレの道を登れば剣ヶ峰に到着だ。

■乗鞍岳剣ヶ峰 8:22~8:45 (3026m)

▲剣ヶ峰(クリックで拡大)

剣ヶ峰に登頂。ここには、鳥居と「乗鞍本宮」と書かれたお宮があり、この山が信仰の対象である

ことがわかる。剣ヶ峰の山頂碑の向こうには御嶽山が雲海から浮かぶ島のように浮かんでいる。

▲権現池の向こうに白山(クリックで拡大)

西に目を向ければ、火口湖のような権現湖。そして、大海のような雲海。その先に見えるのが、

白山。

この日の天気は、神様からの贈り物としか思えない程の美しさだ。快晴なのは何度もあるが、

この日のように、ベールに包まれながらも肝心なポイントはバッチリな天気は初めてだ。

▲北アルプス(クリックで拡大)

南には、本日歩いてきた畳平からの道のりの先に、槍穂だけでなく、笠が岳を始めとする裏銀座

の山々まで見渡すことができる程の天気に感謝だ。

さあ、下山にかかろう。本来なら小屋側に下りたいところだが、一方通行がわかった以上登った

道を戻ってゆく。結局頂上の小屋がどんなものなのかわからずじまいだ。

ズンズン下って行くが、登って来る人はどんどん増えてきて、道が細いので待つ時間が長くなる。

中には、40名もの団体が一塊で登ってくきて、分けていないのもどうかと思うが、その登山者が

一言も言わずに登って行くのもムッとした。挙句の果てには、リーダーが「ここで休憩します。」

と言った。こちらは下ることもできない状態なのにだ。そんなことはお構いなしに、「休憩だって」

って言いながらザックを降ろそうとするので、思わず大きい声を出してしまった。

団体の登山者にあまり良い印象はないが、きちっとした判断ができないリーダーに、訳のわかっ

ていない団員。こんなに身勝手な団体は初めてだ。

■肩の小屋 9:28~9:42

▲肩の小屋

肩の小屋まで下りてきて、ここで休憩。小屋の前にベンチが数多くあるが、全て埋まっている

ほどの大盛況だ。なんとか場所を確保して、エネルギー補給。

▲富士見岳

肩の小屋からは、砂利道の車道を帰るだけだが、折角なので未踏の富士見岳に登ってみた。

■富士見岳 10:09~10:14 (2818m)

▲富士見岳と剣ヶ峰

分岐から10分少々で富士見岳山頂に到着。ここは、畳平駐車場からも近いので、観光客の人

も容易に登ることができる。

▲富士見岳から畳平と槍穂連峰(クリックで拡大)

北側には畳平と槍穂連峰の展望。畳平駐車場から気軽に登ってこれて、この大展望を手にする

ことができるのはすごい。

■畳平 10:45 (2702m)

▲イワツメグサ(クリックで拡大)

お花畑を眺めながら無事畳平に到着。

この後、朴ノ木平へのバスの中では爆睡。気が付くとバスターミナルに到着するところだった。

朴ノ木平で汗を流し、岡山に向けて車を走らせたが、折りしも夏休みに入ったばかりの3連休。

大渋滞に巻き込まれ、予定の3時間遅れで岡山に到着した。



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