菅内閣の顔ぶれが決まりました。半分以上が留任となる一方，いわゆる小沢カラーを払しょくした布陣となったようです。
菅総理は，最初の会見で「最小不幸社会を作る」など，経済，財政，社会保障体制の立て直しを目指す旨語りました。
「最小不幸社会つくる」菅新首相、初の会見(朝日新聞) - goo ニュース
選挙管理内閣か，それとも長期政権となりうるか
まず顔ぶれは次のとおりです。
内閣総理大臣：菅直人(衆/東京18区)
官房長官：仙谷由人(衆/徳島1区)
総務大臣：原口一博(衆/佐賀1区)
外務大臣：岡田克也(衆/三重3区)
法務大臣：千葉景子(参/神奈川)
財務大臣：野田佳彦(衆/千葉4区)
文部科学大臣：川端達夫(衆/滋賀1区)
厚生労働大臣：長妻昭(衆/東京7区)
経済産業大臣：直嶋正行(参/比例区)
国土交通大臣：前原誠司(衆/京都2区)
環境大臣：小沢鋭仁(衆/山梨1区)
防衛大臣：北澤俊美(参/長野)
農林水産大臣：山田正彦(衆/長崎3区)
国家公安委員長：中井洽(衆/三重1区)
行政刷新担当大臣：蓮舫(参/東京)
郵政問題・金融担当大臣：亀井静香(衆/広島6区)
国家戦略局担当大臣：荒井聡(衆/北海道3区)
公務員制度改革担当大臣：玄葉光一郎(衆/福島3区)
顔ぶれは見なれたところばかりですが，目玉といえば，黒ラベル蓮舫議員と若手のホープといわれる玄葉議員の入閣でしょうか。それ以外は，まあねえ，って感じです。
しかも，主力メンバーはほぼ留任しているため，いうなれば「ヘッドのすげ替え」に過ぎません。
サッカーでいえば，フォワード陣だけフルモデルチェンジしたが，ＭＦとＤＦはそのまんま，っていうところでしょうか。すなわち，「実はほとんど変わっていない」っていうことです。もっといえば，「見た目の小沢カラーを消した内閣」に過ぎません。
菅総理は，これを「奇兵隊内閣」と称していますが，「奇面組内閣」っていう印象もぬぐいきれません。マニアックなオチですが，奇面組の最終回のごとく，「実は菅内閣も民主党政権も夢でした」なんていうことになりやしないか，その点が懸念されるところです。
とはいえ，ネガティブなことばかりは言えません。菅総理は，小沢カラーを払しょくし，幹事長も反小沢派の枝野氏を起用しました。彼が裏社会にどれだけ精通しているかは別にしても，「透明な民主党」を目指すことに躍起になっています。支持率が高い背景は，こうした菅内閣に対する期待度が大半を占めているため，菅総理には，国民の信頼を裏切らないよう，全力で取り組んでもらいたいです。場合によっては，「泣いてばしゃくを斬る」ごとく，小沢氏に対して何らかのカードを突き付けることも必要かもしれません。
菅内閣，とにかく短命ではなく，やれることを必死にやってもらいたいです。オバマ大統領っぽくいうと，「Yes,we can」ならぬ「Yes,we KAN」の意気込みで，国民目線の政治を全力で取り組んでもらいたいものです。
今度国民の期待を裏切ったら，民主党政権は本当に終焉しますし，下手すると代表制民主政治自体の終焉を招きかねません。それくらいの危機意識を持って取り組んでもらいたいものです。
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法務大臣：千葉景子(参/神奈川)
財務大臣：野田佳彦(衆/千葉4区)
文部科学大臣：川端達夫(衆/滋賀1区)
厚生労働大臣：長妻昭(衆/東京7区)
経済産業大臣：直嶋正行(参/比例区)
国土交通大臣：前原誠司(衆/京都2区)
環境大臣：小沢鋭仁(衆/山梨1区)
防衛大臣：北澤俊美(参/長野)
農林水産大臣：山田正彦(衆/長崎3区)
国家公安委員長：中井洽(衆/三重1区)
行政刷新担当大臣：蓮舫(参/東京)
郵政問題・金融担当大臣：亀井静香(衆/広島6区)
国家戦略局担当大臣：荒井聡(衆/北海道3区)
公務員制度改革担当大臣：玄葉光一郎(衆/福島3区)
顔ぶれは見なれたところばかりですが，目玉といえば，黒ラベル蓮舫議員と若手のホープといわれる玄葉議員の入閣でしょうか。それ以外は，まあねえ，って感じです。
しかも，主力メンバーはほぼ留任しているため，いうなれば「ヘッドのすげ替え」に過ぎません。
サッカーでいえば，フォワード陣だけフルモデルチェンジしたが，ＭＦとＤＦはそのまんま，っていうところでしょうか。すなわち，「実はほとんど変わっていない」っていうことです。もっといえば，「見た目の小沢カラーを消した内閣」に過ぎません。
菅総理は，これを「奇兵隊内閣」と称していますが，「奇面組内閣」っていう印象もぬぐいきれません。マニアックなオチですが，奇面組の最終回のごとく，「実は菅内閣も民主党政権も夢でした」なんていうことになりやしないか，その点が懸念されるところです。
とはいえ，ネガティブなことばかりは言えません。菅総理は，小沢カラーを払しょくし，幹事長も反小沢派の枝野氏を起用しました。彼が裏社会にどれだけ精通しているかは別にしても，「透明な民主党」を目指すことに躍起になっています。支持率が高い背景は，こうした菅内閣に対する期待度が大半を占めているため，菅総理には，国民の信頼を裏切らないよう，全力で取り組んでもらいたいです。場合によっては，「泣いてばしゃくを斬る」ごとく，小沢氏に対して何らかのカードを突き付けることも必要かもしれません。
菅内閣，とにかく短命ではなく，やれることを必死にやってもらいたいです。オバマ大統領っぽくいうと，「Yes,we can」ならぬ「Yes,we KAN」の意気込みで，国民目線の政治を全力で取り組んでもらいたいものです。
今度国民の期待を裏切ったら，民主党政権は本当に終焉しますし，下手すると代表制民主政治自体の終焉を招きかねません。それくらいの危機意識を持って取り組んでもらいたいものです。
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長州藩はアメリカやフランスの艦隊からの猛攻撃により、圧倒的な武力の差を見せつけられました。この難局を乗り切るため、長州藩主・毛利敬親は、隠遁中の高杉晋作を呼び出し、関門海峡の防衛についての対応策をたずねました。晋作は「奇を以って虚をつき敵を制する兵をつくりたい」との提案をしました。敬親は晋作のアイデアを承認し、下関の防衛を晋作に任せることにしました。これにより、10年の予定だった晋作の隠遁生活は、わずか2ヶ月で終わってしまいました。
平和な世の中に慣れてしまった武士だけでは、力にならないと感じていた晋作は、身分に関係なく広く兵士を募集しました。これは、吉田松陰の教えの中のひとつ、「草莽崛起（そうもうくっき）」という考え方によるものです。「草莽崛起」とは、すべての人が身分に関係なく世の中をよくするために立ち上がろうという思想です。吉田松陰の教えを忠実に受け継いだ高杉晋作は、奇兵隊の結成に草莽崛起の思想を取り入れました。
こうして集まった民兵組織「奇兵隊」を、下関の白石正一郎の邸宅で立ち上げ、初代総督に就任しました。
高杉晋作が立ち上げ、その後、討幕に向けて大活躍することになる奇兵隊ですが、晋作の奇兵隊総督としての役目は、わずか3ヶ月で終わってしまいました。長州藩には、武士だけで構成された正規軍がすでにありましたので、いうなれば新参者の奇兵隊とは、事あるごとに衝突していました。そしてついには、奇兵隊が正規軍先鋒隊の宿舎に押し入って、隊士を斬り殺すという事件も発生してしまいました。（教法寺事件）
これをきっかけに、高杉晋作は総督を解任されました。
以上が奇兵隊の歴史的事実だが、菅内閣が奇兵隊内閣と命名し、名前の奇抜さを意識しすぎたようだ。実は、菅内閣自身が、短命内閣であることを自ら認めてしまったようである。わずか3カ月の短命内閣、つまり、選挙管理内閣であり、小沢の隠れ蓑内閣であることは明白である。
そうですね，奇兵隊を名乗った時点で，「いずれ粛清されちゃうのか」って思ってしまいました。
そういう意味で奇兵隊内閣と呼んだわけではないってことを信じたいところですが・・。
テメエのブログ更新で手一杯で…。
シーサーにYahoo!、グリーにアメブロとやっていれば、しゃあないんですけどね（苦笑）。
＞奇兵隊
長妻の発言や、枝野のしどろもどろ（こっちは内閣ではないですが）なんか見ていると、
早くも
「詭兵隊」
になりつつありますなあ。
むしろ、今回の多くの閣僚の留任は正しかったと思います。政権の継続性は民主党の最後の砦であったと思いますし。
奇兵隊は思いつきでしょう(笑)。
政策や言葉は思いつきであってほしくないですが・・・・
私も最近無精気味でしたので・・。
さてさて，菅内閣，さっそく内紛が起こってしまったようです。荒井大臣の対応がどうなるのか，注目ですね。
確かに，一歩間違えると「詭弁内閣」になりそうなリスクもあります。
政権維持という観点からすると，大臣の多くを留任させるという選択肢はありうるのかなあ，って思います。
一方でリスクとしては，「新たな方針を立てにくい」っていうものもあるかもしれませんが，ここは総理のリーダーシップにかかってくるかもしれません。
いずれにせよ，「実績」，これに尽きるでしょうね。
民主党の実績って、莫大な借金を作り、沖縄問題をこじれさせ、教育を日教組寄りにしたことでしょうかね～
民主党政権が続く事事態が、莫大な国の損失を招くことは明らかですね。
ここにきて、消費税もハッキリとは言及しないし。
小沢一郎が返り咲く可能性も大きいと見ています。
まあ，民主党の実績は，ざっくりいえば「自民党政権の追認」って部分が多いのかなっておもいます。
財政問題は，選挙時から想定されていた内容だけに，さあどうする？っていうところもあるでしょう。
小沢氏，まだまだ動きが読めませんね。