ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

理路整然としていることと音楽

2016-05-02 10:16:15 | Weblog

昨日、ある生徒さんと話する機会を得ました。

彼は、数学的に物事を考える理路整然としたものが好き。
数学の公式とか、綺麗に片付いていて、大変気持ち良いのだそうです。
そうでないことが気持ち悪い。


音楽にもそういう公式の部分があって、
音楽理論とか、実地を混ぜて教えるのは 得意な方だと思うのですが、
より現実的なのが、音楽だと思います。

世の中には、決まりもあり、公式もある。
けど、その通りに運用されているとも限らないのも、
世の中と言えると思います。

音楽は、まさに世の中そのもので、
時には、美しいと思えるなら、ルールどおりでなくても
構えわない。ルールを破っても良い時というのは、
口はばったいが、基本にあるのは『愛』だと思います。

音楽というのは、基本的に人と人がやるもので、
だからこそ、音で隊列を組むにも苦労する。
しかし、そこが面白い部分でもある。
発見もある。筋もあれば、思いやりや、
一見、突拍子もない創造的な発想にオープンでいる
必要もある。
それが、実に早いスピードで流れてゆくわけですから。

音楽をするということは、
音楽をやり続ける、少なくとも上達し続ける、ということは、
人間の成長や、生きるための知恵に気づくことと決して、
無縁ではないと思います。 


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