岡本大助の太陽料理館

太陽社長を自称する岡本大助が、世界中の料理を紹介していきます!

名前からして心惹かれるスウェーデンの家庭料理「ヤンソンの誘惑」

2017-06-14 18:27:41 | 日記
こんにちは!
太陽社長を目指す岡本大助です。

今回紹介するのは、北ヨーロッパ・スカンジナビア半島の王国、スウェーデンの伝統的な家庭料理「ヤンソンの誘惑」です。



ヤンソンの誘惑……なんて心くすぐるネーミングの料理でしょうかw
簡単に説明すると、ジャガイモとアンチョビのクリームグラタンです。

ヤンソンといっても「ムーミン」の作者のトーベ・ヤンソン氏とは別人ですし無関係ですよ!

ネーミングの由来は、19世紀の宗教家エリク・ヤンソンから。
えらく信仰にのめりこんじゃうタイプの人だったらしく、厳格なベジタリアンだったそうです。
ヤンソン氏は信者を引き連れてアメリカに移り、そこでコロニーを形成して菜食主義を実践していたそうな。
ところがある日、このジャガイモとアンチョビのグラタンがあまりにもおいしそうで、つい食べてしまったからさあ大変。
その場を弟子に見られ、指導者として幻滅され、弟子たちに見限られてしまったそうです。
そこから「ヤンソンの誘惑」という料理名が付いたとか。

そういう意味ではヤンソン「の」誘惑というより、ヤンソン「を」誘惑した料理、ということになりますね。

厳格だったはずのビーガンを虜にしてしまったこの料理、逸話とは裏腹に作り方は結構簡単。
材料もジャガイモ、アンチョビ、タマネギ、生クリーム、あとはせいぜい粉チーズくらい。
細切りにしたジャガイモとちぎったアンチョビ、炒めたタマネギを交互に重ねて生クリームと粉チーズをかけてオーブンで焼くだけです。

ジャガイモのホクホク感とアンチョビの塩気が相まって、シンプルだけどすごくおいしいグラタンができあがります。
寒い国の料理だけあってカロリーはかなり高めですが、美味いものはだいたい高カロリー。
素直に誘惑されて、熱々の美味を頬張ってしまいなさい!

それでは今回はこの辺りで。
太陽社長こと岡本大助でした。

ギリシャのおふくろの味「ムサカ」

2017-06-07 16:01:34 | 日記
こんにちは!
太陽社長を目指す岡本大助です。

今回紹介するのは、神話の世界と美しい海がまぶしいギリシャの家庭料理「ムサカ」です。



ムサカはギリシャやエジプトなど東地中海沿岸の伝統的な料理。
オリーブオイルで炒めたジャガイモもしくはマッシュポテトを皿に敷き、その上にトマトソースやナス、水分が無くなるまで煮詰めた挽き肉を何層にも重ねます。
牛乳やバター、チーズを使って作ったホワイトソースをたっぷりとかけ、こんがりときつね色になるまで焼き上げたらできあがり!
なんて高カロリー! デブまっしぐらwww!!

ちなみにトルコのムカサはギリシャ版とは違い、具材を層にしないとか。
そしてピラフと一緒に食べるのが一般的。
国や地域によってさまざまなアレンジがあるようです。

なお、この「ムサカ」という名前ですが、実は純粋なギリシャ語ではないそうです。
元はギリシャを長く支配したオスマン・トルコを経由して入ってきた、アラビア語の「ムサッカア」が語源だとか。
東地中海沿岸にこの料理が広まっているのも、各地がオスマン・トルコの支配下にあったからのようです。

イタリア料理やスペイン料理などは日本国内に専門店がたくさんあって、親しむ機会も多いのですが、ギリシャ料理のお店はまだまだ多くありません。
なので「ムカサ」と聞いてもピンとこない人がほとんどだと思いますが、料理自体は日本人にもとても馴染みやすいもの。

ちょっと変わった美味しいものが食べたい! と思ったら、食べに行ってみたり自分で作ってみたりしてはいかがでしょう。国を知るって、案外そういうところから始まるものですよ。

それでは今回はこの辺りで。
太陽社長こと岡本大助でした。

王の名を冠すトルコ料理「イスケンデルケバブ」

2017-06-01 16:14:57 | 日記
こんにちは!
太陽社長を目指す岡本大助です。

今回紹介するのは、トルコ料理を代表するケバブの真打「イスケンデルケバブ」です。



ケバブというと、だいたいの人が想像するのは「屋台の軒先でぐるぐる回っている塊肉を削いでピタパンに挟んで食べる」というアレだと思います。
それで合っています。間違いではありません。
ただ、それは「ドネルケバブ」と言われるもの。

今回ご紹介するイスケンデルケバブはそれの豪華版。
なんたってメニュー名に王様の名前がついちゃってるくらいだからね!

イスケンデルケバブは炒めたパンの上にドネルケバブをのせ、特製トマトソースとヨーグルト、バターソースをかけたもの。
元来はオスマン帝国の古都ブルサの名物料理でしたが、今ではイスタンブールのような大都市でもすっかりおなじみの一品に。

イスケンデルケバブは、ドネルケバブに比べると濃厚なソースがたっぷりとかかっているため、多少こってりとした味わい。でもヨーグルトをかけることでさっぱりと食べられ、胃も後口もすっきり爽快に。
肉料理にヨーグルトをかけるなんて……と日本人の私たちは一瞬戸惑ってしまうかもしれませんが、食べてみるとその絶妙な味のバランス加減に納得。やみつきになる人が続出する美味しさです。

イスケンデルケバブの「イスケンデル」とはアレキサンダー大王のこと。このメニューは大王お気に入りの料理だったと伝えられています。

屋台の手軽なドネルケバブもいいけれど、ぜひ一度はレストランでイスケンデルケバブを食べてほしい!
トルコが世界三大料理の一つに数えられている理由がわかるから!

なお、注文の際は躊躇せずに「イスケンデル」と発音しましょう。
「イスカンダル」でもいいのだけれど、これだと和製の感じがしてイマイチ盛り上がらない。
ここはやはり大王に敬意を表して「イスケンデル」と!
不思議なことに、ただカタカナをなぞって発音するだけで誰もがネイティブのようになれますwww
マジでこれ一回発音してみて。ニヤニヤ不可避だからw もうほとんど元気の出る呪文だよw

それでは今回はこの辺りで。
太陽社長こと岡本大助でした。

さっぱりピリ辛!南米の家庭料理「セビチェ」

2017-05-17 22:28:10 | 日記
こんにちは!
太陽社長を目指す岡本大助です。

今回紹介するのは、ラテンアメリカでよく食べられている魚介類のマリネ「セビチェ」です。



セビチェはペルーやメキシコなど太平洋側のラテンアメリカの定番料理。
国よって微妙に具材は違いますが、基本的には生の魚を使います。

小骨を取り除いた生の魚を1cm~2cm角に切って、みじん切りにしたタマネギやトマトと混ぜ合わせます。
コリアンダーやパセリ、オレガノなどの香草も加えると風味がより引き立って美味です。
全体にレモンをたっぷり絞るのがポイント。レモンの酸味が魚の生臭さを消して、セビチェをさっぱりとした味わいに仕上げます。

唐辛子を加えてピリ辛にしたり、オリーブオイルを加えてコクを出したり、アレンジが効くので食べていて飽きません。
僕もセビチェが大好きで、料理屋に食べに行くこともあれば自分でぱぱっとつくることもあります。
トルティーヤと一緒に食べてもおいしいんですよね。お酒のアテに抜群!

セビチェに使われる魚はさまざまですが、多いのはコルビーナやメロといった白身魚、カマスサワラなどの青魚です。
魚以外にもウニやザリガニが使われることもあるそう。
また、魚を使わず野菜だけで仕上げたセビチェもあるのだとか。

基本的には前菜として食べられることが多いですが、具材次第ではメインディッシュにもなりえる無限の可能性をもった料理です!
2008年にはペルーで6.8トンのセビチェをつくり、ギネス記録に認定されたのだとか。
愛されていますね~、セビチェ!特にペルーでは国民食とも言われるくらいよく食べられているみたいです。

いつか本場のセビチェを食べに、ラテンアメリカに渡ってみたいものです!

それでは今回はこの辺りで。
太陽社長こと岡本大助でした。

イースターの定番料理といえば?

2017-04-13 14:33:14 | 日記
こんにちは!
太陽社長を目指す岡本大助です!

近年日本でも知名度が上がってきているイースター(復活祭)は、欧米を中心としたキリスト教圏のお祭りです。
イエス・キリストが十字架に張り付けにされてから3日目に「復活」ことをお祝いするものです。
毎年春先に行われるそうで、2017年のイースターは4月16日に設定されています。

そこで今回は、イースターに食べられる伝統的な料理を紹介したいと思います!


(1)イースターエッグ


イースターを象徴するカラフルな卵。一度は見たことある方も多いのでは?
キリストの復活を、卵を割って生まれるひなに例えたことから定番となったイースターエッグ。
普通にゆで卵として食べたり、卵型のチョコレートにラッピングしたものだったりと、「卵」の形を保っていれば中身が意外と自由なようです。


(2)ホットクロスバンズ


イースターの2日前、キリストが十字架に張り付けにさせられた日に食べられるパン。生地にはレーズンが入っています。
一番の特徴はパンの表面にクロス(十字架)が描かれているところです。
生地に指定はないらしく、全粒粉だったりバターたっぷりだったりレーズン以外のフルーツも入っていたり…こちらも自由みたいです。


(3)ラム肉


イースターの定番ディナーといえば羊肉。
キリストが最後の晩餐に食べたのも羊肉だったそうです。
また、ヨハネがキリストのことを「世界の罪を取り除く子羊だ」と形容したことも由来なんだとか。


以上の3つが定番をされる料理ですが、もちろんそれ以外にも地域によってイースターの伝統料理はあります。
気になった方はぜひ探してみてください!
ハロウィンのように、何年後かには日本でもイースターが祝われるようになるかもしれませんね。


それでは今回はこの辺りで。
太陽社長を目指す岡本大助でした!