朝は結構な雨だったんですけどね。午前中の内にお天気になったみたいです。こんにちはI権禰宜です。
さて今日は不定期で続けている神職道具紹介です。
今回ご紹介するのは・・・
「クツ」
です。
正式には「浅沓(あさぐつ)」ですね。
こんなのです。
我々神職が普段履く履物は雪駄(草履)ですが、今回ご紹介する「浅沓」は祭典で使用する履物です。
どうです?黒くてのっぺりとした感じが「なんともいえない重厚感」を醸し出していませんか?
神社によっては通常の御祈願もこの浅沓を履いてご奉仕する場合もありますが、ここ岡田宮では主に例祭など特別な祭典で使用します。
この浅沓。材質は木で、所謂「木靴」です。それ故に、浅沓を履いて歩きますと「カッポ、カッポ」と味のある音を響かせてくれます。また数人から数十人の神職がこの浅沓を履いて並んで参進いたしますと、それはそれは厳かな「靴音」が境内中に響き、なにやら神聖な気持ちになります。
なかなか数十人規模の参進を見る機会は少ないかと思われますが、伊勢神宮など超規模な神社で見る機会があれば、どうぞ目を閉じて耳を澄ましてみてくださいね。
I権禰宜