
(2008/日/堤幸彦)
【期待度】★★★・・ 【満足度】☆☆☆☆・
【超豪華配役の中でもジジババのバアチャン研ナオコという荒技におもわず笑う度】★★★★★
浦沢直樹原作の人気コミックを、総制作費60億かけ三部作で実写映画化という大博打に挑んだ話題作・・・・の第一章でございます。
全22巻(+21世紀少年 2巻)ある原作漫画をとりあえずまだ半分ほどしか読んでいない中途半端な私ではありますが・・・・それでも、この映画化企画自体がかなり無謀なモノに思え、尚且つ監督が『トリック』や『自虐の詩』の堤幸彦という事で・・・「かなりヤバイ香りプンプンだな・・」と身構えた上で鑑賞です。
まぁ結果的には2時間超の長尺もあまり気にならない程度にはワクワクして楽しめました。 驚くほど原作漫画まんま忠実に再現された実写映像化ですね・・・この第一章は。
漫画と同じく中学生のケンヂが放送室をジャックしてT-REXの「20th Century Boy」をぶちかますオープニングから・・・この曲大好きなもんで自然とテンション上がっちゃいます(しかもエンディングまでコレでシビれるわぁ)・・・いよいよ幕を開ける、多くの謎が渦巻く壮大なスケールの物語。
主人公ケンヂはロックスターになる夢も過去、今じゃ失踪した姉の子供を抱えて生活のために実家のコンビニを切り盛りするサエないオッサンに。 20世紀も終りに近付く日本では、謎のカルト教団の台頭に、致死性ウィルス感染事件、工学博士一家の失踪事件など不穏な空気に包まれる中、小学生時代の旧友ドンキーが謎の死をとげる。 それら全てが少年時代に遊びで書いた「よげんの書」に関係している事を知ったケンヂは、当時の仲間たちと共に巨大な陰謀に立ち向かう・・・といったお話。
小学5年(1969年)の夏ケンヂたちが秘密基地で書いた「よげんの書」どおり、世紀末に向けて次々と起こる大事件。 カルト教団から国家権力へと徐々に勢力を拡大してゆくグループの頂点に立つ“ともだち”と名乗る人物は、はたして何者か?その目的は? やがてその強大な力に追い詰められてゆくケンヂや仲間たちの運命は? ・・・悪と戦い「世界を救え!」ってな具合の、子供の“ごっこ遊び”精神を膨らませた壮大な冒険活劇が、時にノスタルジックに、ドラマチックに、サスペンスフルなミステリー風味で展開されるエンターテインメント大作だ。 いやまぁスゴイやね。
さすが大予算が組まれただけあって、69年の舞台セットや数多小道具類、コンビニ火ダルマ炎上に、VFXの各所爆破シーン、巨大ロボが街を破壊し練り歩く迫力など、見応えある立派なもんに仕上がっている。 まぁそれよりもなによりも超豪華なキャストが次々と現れる楽しさよ・・・
なんせドラマを紡ぐ登場人物がやたらと多い作品で、ケンヂ(唐沢寿明)やオッチョ(豊川悦司)、マルオ(石塚英彦)にヨシツネ(香川照之)、ユキジ(常盤貴子)など主要人物以外にも、原作漫画キャラのヴィジュアル・イメージを持つ役者を揃える徹底した“元ネタ至上”ぶりがスゴイ・・・尚且つ端役にまで有名キャストが惜しげも無く投入されてる贅沢さにはマイッタ。 漫画まんまという意味では少年時代のキャストにまで抜かりは無く、ドンキーやオッチョ、ヤン坊マー坊などの見た目まんまぶりは「もうスゲェな」と笑うしかない。 もちろんこの辺りは原作漫画を読んでる人のお楽しみでしかないが。
こうなると、第二章、第三章で登場するであろうキャラクターは誰が演じるのか? また今回登場キャラクターの再登場やその変化は? などという期待を膨らませる、想像以上に“キャスト勝ち”作品になってる辺り上手い。 こりゃぁ楽しいわ。 ・・・個人的に原作で一番のお気に入りキャラは、怪しい“万丈目のオッサン”なのだが、演じるのがこれまたお気に入りの名脇ベテラン俳優“石橋蓮司”である事も・・・作品のポイントをかなり上げているのだ・・・
映画は原作に沿った流れの中に必要な登場人物や情報をギチギチに詰め込み駆け足で進んでゆく印象だが、割と頑張ってまとめている方だと思う。 もちろん「原作の完全コピー」を目指しても映画の時間内に収まりきるワケもなく、切り落とされた細部で“キャラの肉付け”や“物語の深み”“不気味な恐怖感”などの味わいが全て薄っぺら〜いモノとなり・・・普通の感覚で一本の作品として観ると、なんか付いていけない物足りなさのトンデモ映画かもしれないナ。
“ともだち”という巨大なものに立ち向かうため集結する旧友たち個々の心情や背景も殆ど描かれないもんだから「皆、何盛り上がってんだよ?」という感覚も強く・・・特に、終盤ひょっこり登場、参入してくるオッチョに到っては「だからアンタ何?」ってなワケ解らなさだと思われる。 仲間の一人がビルから落ちても「あらら〜」みたいなアッサリ感・・・ やはり駆け足過ぎて大事なものが色々置き去りにされているのは間違いないのだ。
謎をたっぷり残し、多少の物足りなさで後続の期待を煽る。 見事な“原作模倣”に終始した第一章には「何か“裏”がある」と深読みしてしまった・・・ 極端なほど原作に似せといて、実は演出・描写足らずと感じさせる部分に原作読者を欺く秘密が仕込まれていて、第二、第三章で何かとんでもないオリジナルなギミックを発動させ「ええ〜っ?そうくるかぁ〜!」みたいな・・・ そんな陰謀めいたモノを感じる作品である。 いや、考え過ぎかな・・・ 普通にこの調子が続き、どんどんテンションが下がって終りの三部作?・・・60億かけて?・・・ う〜ん・・・
まぁ色んな意味で後続作への期待を煽られ楽しめた。 ・・・と同時に「コレはやっぱ原作必読の一大イベント映画だな」と強く感じましたです。 ・・・続き読まなきゃ・・・
【期待度】★★★・・ 【満足度】☆☆☆☆・
【超豪華配役の中でもジジババのバアチャン研ナオコという荒技におもわず笑う度】★★★★★
浦沢直樹原作の人気コミックを、総制作費60億かけ三部作で実写映画化という大博打に挑んだ話題作・・・・の第一章でございます。
全22巻(+21世紀少年 2巻)ある原作漫画をとりあえずまだ半分ほどしか読んでいない中途半端な私ではありますが・・・・それでも、この映画化企画自体がかなり無謀なモノに思え、尚且つ監督が『トリック』や『自虐の詩』の堤幸彦という事で・・・「かなりヤバイ香りプンプンだな・・」と身構えた上で鑑賞です。
まぁ結果的には2時間超の長尺もあまり気にならない程度にはワクワクして楽しめました。 驚くほど原作漫画まんま忠実に再現された実写映像化ですね・・・この第一章は。
漫画と同じく中学生のケンヂが放送室をジャックしてT-REXの「20th Century Boy」をぶちかますオープニングから・・・この曲大好きなもんで自然とテンション上がっちゃいます(しかもエンディングまでコレでシビれるわぁ)・・・いよいよ幕を開ける、多くの謎が渦巻く壮大なスケールの物語。
主人公ケンヂはロックスターになる夢も過去、今じゃ失踪した姉の子供を抱えて生活のために実家のコンビニを切り盛りするサエないオッサンに。 20世紀も終りに近付く日本では、謎のカルト教団の台頭に、致死性ウィルス感染事件、工学博士一家の失踪事件など不穏な空気に包まれる中、小学生時代の旧友ドンキーが謎の死をとげる。 それら全てが少年時代に遊びで書いた「よげんの書」に関係している事を知ったケンヂは、当時の仲間たちと共に巨大な陰謀に立ち向かう・・・といったお話。
小学5年(1969年)の夏ケンヂたちが秘密基地で書いた「よげんの書」どおり、世紀末に向けて次々と起こる大事件。 カルト教団から国家権力へと徐々に勢力を拡大してゆくグループの頂点に立つ“ともだち”と名乗る人物は、はたして何者か?その目的は? やがてその強大な力に追い詰められてゆくケンヂや仲間たちの運命は? ・・・悪と戦い「世界を救え!」ってな具合の、子供の“ごっこ遊び”精神を膨らませた壮大な冒険活劇が、時にノスタルジックに、ドラマチックに、サスペンスフルなミステリー風味で展開されるエンターテインメント大作だ。 いやまぁスゴイやね。
さすが大予算が組まれただけあって、69年の舞台セットや数多小道具類、コンビニ火ダルマ炎上に、VFXの各所爆破シーン、巨大ロボが街を破壊し練り歩く迫力など、見応えある立派なもんに仕上がっている。 まぁそれよりもなによりも超豪華なキャストが次々と現れる楽しさよ・・・
なんせドラマを紡ぐ登場人物がやたらと多い作品で、ケンヂ(唐沢寿明)やオッチョ(豊川悦司)、マルオ(石塚英彦)にヨシツネ(香川照之)、ユキジ(常盤貴子)など主要人物以外にも、原作漫画キャラのヴィジュアル・イメージを持つ役者を揃える徹底した“元ネタ至上”ぶりがスゴイ・・・尚且つ端役にまで有名キャストが惜しげも無く投入されてる贅沢さにはマイッタ。 漫画まんまという意味では少年時代のキャストにまで抜かりは無く、ドンキーやオッチョ、ヤン坊マー坊などの見た目まんまぶりは「もうスゲェな」と笑うしかない。 もちろんこの辺りは原作漫画を読んでる人のお楽しみでしかないが。
こうなると、第二章、第三章で登場するであろうキャラクターは誰が演じるのか? また今回登場キャラクターの再登場やその変化は? などという期待を膨らませる、想像以上に“キャスト勝ち”作品になってる辺り上手い。 こりゃぁ楽しいわ。 ・・・個人的に原作で一番のお気に入りキャラは、怪しい“万丈目のオッサン”なのだが、演じるのがこれまたお気に入りの名脇ベテラン俳優“石橋蓮司”である事も・・・作品のポイントをかなり上げているのだ・・・
映画は原作に沿った流れの中に必要な登場人物や情報をギチギチに詰め込み駆け足で進んでゆく印象だが、割と頑張ってまとめている方だと思う。 もちろん「原作の完全コピー」を目指しても映画の時間内に収まりきるワケもなく、切り落とされた細部で“キャラの肉付け”や“物語の深み”“不気味な恐怖感”などの味わいが全て薄っぺら〜いモノとなり・・・普通の感覚で一本の作品として観ると、なんか付いていけない物足りなさのトンデモ映画かもしれないナ。
“ともだち”という巨大なものに立ち向かうため集結する旧友たち個々の心情や背景も殆ど描かれないもんだから「皆、何盛り上がってんだよ?」という感覚も強く・・・特に、終盤ひょっこり登場、参入してくるオッチョに到っては「だからアンタ何?」ってなワケ解らなさだと思われる。 仲間の一人がビルから落ちても「あらら〜」みたいなアッサリ感・・・ やはり駆け足過ぎて大事なものが色々置き去りにされているのは間違いないのだ。
謎をたっぷり残し、多少の物足りなさで後続の期待を煽る。 見事な“原作模倣”に終始した第一章には「何か“裏”がある」と深読みしてしまった・・・ 極端なほど原作に似せといて、実は演出・描写足らずと感じさせる部分に原作読者を欺く秘密が仕込まれていて、第二、第三章で何かとんでもないオリジナルなギミックを発動させ「ええ〜っ?そうくるかぁ〜!」みたいな・・・ そんな陰謀めいたモノを感じる作品である。 いや、考え過ぎかな・・・ 普通にこの調子が続き、どんどんテンションが下がって終りの三部作?・・・60億かけて?・・・ う〜ん・・・
まぁ色んな意味で後続作への期待を煽られ楽しめた。 ・・・と同時に「コレはやっぱ原作必読の一大イベント映画だな」と強く感じましたです。 ・・・続き読まなきゃ・・・











本当に 見た目まんまぶりは凄かったですね(笑)
物語の再現力も素晴らしかった!とはいえ
謎もすべて次回もちこし!ってのも原作通りなのは参ったね〜(笑)
私もオッチョと神様位はもうちよっと説明がほしかったかな。
ともあれ今後の展開は私もオリジナル混入賛成派?なので
「ええ〜っ?そうくるかぁ〜!」を期待したいです(笑)
ネタバレ記事TB・・・・甘い誘惑に負けそうになりながら・・・削除しました(笑)
原作は現在まだ14巻までの中途ですが、来年1月の第二章公開までには全巻読破して挑みたいと思ってます。
しかし第一章は思った以上に楽しめましたね。 掴みは完璧にOKですよ。
原作の無理ない再現力にも舌を巻きましたが、なにより皆ピタリとハマっている上にやたら豪華なキャストの楽しさがたまらない。
キャラの背景描写不足が時間的に仕方のない事ながら残念・・・ でもそれも含めて後続作への期待が大きくなりましたよ。
「ええ〜っ?そうくるかぁ〜!」をかなり期待してます(笑)