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iPS網膜移植、経過良好 術後2年

2017年03月20日 09時44分27秒 | 医療情報
iPS網膜移植、経過良好 術後2年
安全性問題なし 理研、米医学誌発表
共同通信社2017年3月16日 (木)配信 眼科疾患その他

 難病「滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑変性」を患う70代女性の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞をこの女性の目に移植した臨床研究で、実施から約2年後も経過が良好に推移し、がんなどの異常は起きず安全性が確認できたと、理化学研究所や先端医療センター病院(神戸市)のチームが16日、米医学誌に発表した。
 iPS細胞から作った細胞を移植した世界初の手術で、理研の高橋政代(たかはし・まさよ)氏がリーダー。同病院の栗本康夫(くりもと・やすお)眼科統括部長は「順調に経過し、安心している」とした。
 一方でチームは、患者本人のiPS細胞を使うと移植までの期間が長く、費用も高額になると指摘。今後は、期間やコストが大幅に減らせる他人のiPS細胞から作った網膜細胞を、臨床研究として移植する。
 チームによると、女性は投薬治療をしなくても視力の低下が止まって維持できており、外で看板が見えたり、家事がしやすくなったりするなど生活面での改善もある。
 臨床研究はがん化など安全面での問題が起きないかを確認するのが目的。女性の皮膚から採った細胞に遺伝子を導入してiPS細胞を作り、目の網膜の色素上皮細胞に成長させてシート状にしたものを2014年9月、女性の右目に移植した。
 滲出型加齢黄斑変性は、不要な血管が増殖して網膜が傷つき、視野がゆがんだり暗くなったりし、失明にもつながる。
 チームは2例目の移植も準備していたが患者のiPS細胞に複数の遺伝子変異が見つかり、移植しても安全性に問題ないと判断したものの慎重を期して実施を見送った。
注)米医学誌はニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン
 ※加齢黄斑変性
 目の奥で光を受け取る網膜の中心部にあり、物を見るときに中心的な役割を果たす「黄斑部」が老化して視野の真ん中がゆがんだり視力が低下したりする病気。光を感じる細胞に栄養を与える色素上皮の組織が縮む「萎縮型」と、異常な血管が下から生えてきて色素上皮が傷む「滲出(しんしゅつ)型」がある。日本人は滲出型が多い。
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