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メタボ誘発、硝酸塩/亜硝酸塩欠乏で

2017年05月15日 10時03分06秒 | 医療情報
メタボ誘発、硝酸塩/亜硝酸塩欠乏で
琉球大が新知見
化学工業日報2017年5月12日 (金)配信 一般内科疾患内分泌・代謝疾患

 琉球大学の研究グループは、食事摂取の際に硝酸塩(1個の窒素原子と3個の酸素原子)/亜硝酸塩(1個の窒素原子と2個の酸素原子)の2つの成分が欠乏すると、メタボリックシンドロームを引き起こしやすくなるという新知見を得た。メタボはカロリー過剰摂取や運動不足などが原因とされているが、食品に含まれる成分の不足も関与することが今回の研究により初めて明らかになった。
 研究グループは健常なマウスを用いて、長期間にわたり食品に含まれる成分の不足がメタボの原因の一つになるとの仮説を立てて、硝酸塩/亜硝酸塩を成分に選び、これらが少ないエサを3カ月間投与。その結果、有意な内臓脂肪蓄積、高脂血症、耐糖能異常が誘発された。また18カ月投与では有意な体重の増加、高血圧、インスリン抵抗性、血管内皮機能不全が確認され、さらに22カ月続けると急性心筋梗塞による死亡など有意な心血管死を招くリスクが非常に高まることも分かった。
 硝酸塩/亜硝酸塩は、硝酸塩としてレタスやホウレンソウなどの緑葉野菜に多く含まれている成分。体内で亜硝酸塩になる。食品工業上の亜硝酸塩は、ソーセージやハムなどの発色材として食品添加物にも使用が認められている。2つの成分は生体の恒常性を保つのに重要な役割を持ち、抗酸化作用がある一酸化窒素(NO)が酸化反応を受けて代謝されると体内でできる。いずれもこれまで不活性であり、単なる一酸化窒素の代謝物としか認識されてこなかった。しかし、硝酸塩が還元反応により亜硝酸塩に次いで一酸化窒素に変換されるという研究成果が報告され、研究者の間で注目を集めるようになっている。
 メタボを引き起こすこれら成分不足による詳しい作用機序は今のところ不明だが、内皮型一酸化窒素合成酵素の発現低下、善玉たんぱく質として知られるアディポネクチンの低下、腸内細菌叢の異常と関与し、メタボになることが示唆された。成果は、欧州糖尿病学会発行の医学誌「Diabetologia(ダイアベトロジア)」に掲載された。
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